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【イベント告知】届けたい価値のために。宮坂春花さんにインタビュー

こんにちは。記事を見てくださりありがとうございます!
学生チップスです。

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学生チップスって?

わたしたちは、社長チップス株式会社さんの下で動いている学生グループです。全国の大学の学生団体に所属している4人のメンバーを中心に、学生と全国の中小企業の社長さんをつなぐ企画を創っていくために活動を始めました。
幹部メンバー:佐野真望(まなみん)、渡辺拓磨(たくま)、江口綾(あやぽ)、小西泰誠(たいせい)

学生チップスの詳細https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000032768.html


このnoteでは、その活動に関連するお知らせを不定期に更新していけたらと思っています。お時間のあるときに覗いていただけましたら嬉しいです。


今回の記事では、イベントにてご登壇いただく社長さんをご紹介します!
株式会社Mahal.KitaQ 代表取締役の宮坂春花さん

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まぶしい笑顔。宮坂さんが企画する、学生カフェのメンバーと一緒に!

4月26日(土)に開催予定のオンラインイベント、「社長の頭の中を解剖してみた!」にて登壇してくださる社長さんのひとりです。


この記事で、宮坂さんがどんなお方なのか解像度をばっちり高めていただけたら幸いです!もっと話を聞いてみたいと思った方、ぜひイベントへの参加もご検討くださいね。


先生になる子たちに、主体性を


宮坂さんの設立した株式会社Mahal.KitaQの背景には、宮坂さんが大学生のときに創った学生団体がありました。その団体が設立された当時は、教育系の大学生に主体性を持ってもらえるような留学プロジェクトを提供していたそうです。

たいせい)まずは、宮坂さんの起業の原体験からお聞きしたいです。小学校時代の習い事の多さがきっかけだそうですが、ここについてもう少し詳しく、また他にもなにかきっかけがあれば教えていただきたいです。

宮坂さん)原体験っていうと、いろいろ小さい時からやってきたことはあったんですけど。起業ってなると、大学生のときですかね。
私は福岡県北九州市にある教育系女子大で、初等教育を専門に学んでいました。大学3年生になって教育実習に行ったときに、周りの子たちが自分の体験を話せない、話すネタがないということを話していて。
つまり、主体性が低い子が多いんですね。

私の学校では、バリバリ学生団体をやってる人もそんなにいなくて、授業のときには手も上がらない感じなんですよ。
それなのに自分たちは、子供たちに主体性を持って~とか、手を挙げて~とか、個性を磨いて~とか言うんですよ。これはやばい、と思いました。将来先生になるひとたちに、子供たちのお手本にならなければならないひとたちに主体性や積極性がないのはやばい、どうにかしなければ、みたいな。


そこですごい危機感を感じて、そんな学生たちに主体性を持ってもらうにはどうしたらいいのかを考えて、いろんな大人に相談したところ、フィリピンで学校を経営されている日本人の女性にお会いして。
その方は幼稚園の先生の経験もあられたので、今私の周りの教育学部の学生の現状とそれを変えたいと話したところ、一緒にプログラムをつくろうという話になって。そして実際に海外の小学校で教育実習をするプログラムを作ったことが、自分の中でスタートみたいなものです。

このプログラムでは、英語はできない、コミュニケーションも特別うまいわけではない、でも子どもが好きだから先生になりたい、っていう子たちを海外の小学校に連れて行きました。そして、「じゃあここで授業しようね」って。みんな日本語しか喋れないのに。(笑)

授業は、学生が自分たちで考えるんです。どういう風に授業をしたら子供たちになにが伝わるかとか、なにを一番伝えたいかとか。
そんな教育実習プログラムを、先生になりたい女子大学生向けに販売していました。それが原体験になっているかな。


たいせい)ありがとうございます。
現状に課題を抱いて、それを行動に移せるのがすごいなと思いました。自分なら、失敗のリスクを考えるとできない気がして…。宮坂さんが、そういったリスクを差し置いてでも起業に至った経験や考えは、どんなものなのか気になりました。


宮坂さん)そうですね。リスクを考えなかったわけではありません、学生の自分が学生を引率するんですから。フィリピンは発砲事件もあったりするし、日本人が巻き込まれるトラブルなんて日常茶飯事なんですよ。命に関わるリスクは、私もめちゃめちゃ感じていました。

でも、そうだな。留学や海外インターンに行くにあたって、時間とお金と命、この3つをかけてでも行きたいかどうかは必ず学生本人に聞いて、本人が自分の意志で行くことを決めない限りは行かせないと決めていました。
不安な気持ちがあると、失敗するんです。それを大切にしてきたので、大きなトラブルもなくみんな無事に帰って来られているのかなと思いますね。この決定は、学生さんの主体性にも繋がっている気がします。

宮坂さんの活動が、たくさんの笑顔を繋いでいます。


暗闇でも、目的を見失わずに


たいせい)宮坂さんにとって、これが今の会社を作っていると思えるような、そういった大きな決断をした経験はありますか。

宮坂さん)それはまさにコロナ禍の出来事で、留学事業をほぼやらないところまで縮小させたのが一番大きな決断だったかなと思っています。
(今の会社は)学生時代に留学を一緒にやってきた仲間が社員になってくれたりしているので、みんなで一緒に作り上げてきて、それしかやってこなかったものをやらないと決めるのは大きな決断でした。

たいせい)自分が大学で所属している団体も、コロナ禍で現地でのインターンシップができなくなり、代わりにオンラインで行っています。留学プログラムの代わりとなる事業みたいなものは、どんなものをされているんですか?

宮坂)現地の先生と繋ぐオンライン英会話を、コロナが始まってすぐからずっと継続してやっています。ただ途中で、もうほんとに根本的なところなんですけど、もともとの目標が学生に主体性を持ってもらうことだったので、これだけにこだわる必要はないよね、ということになって。(現在は)サービスの一つとしてやっているという形ですね。


他には国内留学もありますが、日本でもコロナが広がっているのもあって、やったりやらなかったりを繰り返して。あとはイベントを企画したり、学生さんとプロジェクトをやったりとかしています。
あとは北九州市さんとの仕事で、地方の学生たちが主体性をもって活動できるような取り組みを企画からやらせていただいて。学生がカフェを運営する、学生カフェみたいなものもやってます。
最近はいっぱい、いろいろやりすぎてますね。(笑)

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活動拠点、北九州市との共同企画。

たいせい)コロナ禍でも、届けたい価値のために新しい事業を展開し続けているのがすごいなと思って。自分たちの団体でも、これからの方向性を考えていきたいなと感じました。

宮坂さん)うんうん。手段はいっぱいあって、考えたら考えただけ出てくると思うので。やってみてうまくいったらラッキーくらいにわたしは思っています。コロナ禍でできないことも増えちゃったけど、できることも逆に増えてるなと思っているので。なんでも、やってみたほうがいいなと思いました。

たいせい)今だからこそ、チャレンジしていくことも重要なんですね。
先程いちばん大きな決断についてお伺いしたのですが、じゃあ今が佳境というか、いちばんしんどい所ではあるんでしょうか。

宮坂さん)そうですねえ。3か月くらい前までがめちゃくちゃしんどかったなあ。いろいろやってはいるものの、やっぱり留学事業に比べると、オンライン英会話とかは単価が安いので。そういうのもあって、マネタイズの部分が一番きつかったです。

操業しながら、自分の収入をゼロにしたりもして。そういう部分でもどん底になってたのかな。でも、そういう自分を見てくれてる人っていて、おかげで今は乗り越えたかなっていう感じですね。


団体を知ってもらうために

たくま)宮坂さんは団体をゼロから立ち上げられたと思うのですが、学生団体って初めはぜんぜん影響力がないじゃないですか。団体をもっと周りに見てもらうために、何をされましたか?

宮坂さん)いちばんは、自分のブランディングですね。団体のことを知ってもらうためには、トップに立つ自分のことを知ってもらうのが早いなと思ったんですよ。学生団体ってたくさんあって、名前もいろんな思いから凝ってたりして覚えづらいじゃないですか。

学生団体の名前も、そこに込めた思いも大事なんですけど、いちばん周りに伝えたいのって名前じゃなくて団体を何のためにやっているかっていう思いや目的なので。自分のことを知ってもらえたら自分のやっていることも知ってもらえる、ということで自己ブランディングを決めました。

北九州市っていう人口が多い町で、いつどこで誰に見られても「あいつ宮坂だ」ってわかってもらえるような服装をしたりして、見た目も中身もブランディングはすごい心掛けて。他にも、SNSで1日1回以上投稿するようにしたり、毎月50人以上の方に会ったりしていましたね。学生には、ビラを配ったりするよりSNSで繋がってたくさん見てもらうほうが早いので、見てもらう機会を増やすためにも決めてました。

社会人と知り合いたいと思ったら、バーや飲食店に通って。そこのオーナーに「こんな大人を探してます」って話をすると、そんなお客さんが来たときに繋げてくれたりするんです。

たくま)僕も来年になったらバーに行こうと思います。

宮坂さん)あはは、ぜひぜひ。お金はかかりましたが、その分売り上げようと決めて(やってました)。

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様々な学生団体にそれぞれ関わっている、学生チップスのメンバーたち。インタビュー中に興味を持つところもそれぞれでしたが、学生団体の大先輩宮坂さんは、すべての質問に終始笑顔で答えてくださいました。以前から宮坂さんを知るメンバーが言うとおり、まさに頼れるお姉ちゃんのような方でした。

その驚異的な行動力で、会社のトップとして日々奔走する宮坂さん。その強さの理由を、今回のお話で覗くことができたように感じています。

今回は、お忙しい中お時間を割いてくださりありがとうございました!




おわりに・イベント告知


改めて告知をさせていただきます。
4月26日18時から行われるオンラインイベント、「社長の頭の中を解剖してみた!」では、宮坂さんを含めた3人の社長さんの普段は言えない・なかなか聞けないお話を聞いちゃいます!


この記事を読んで宮坂さんに興味が湧いたあなた、ぜひイベントでお会いしましょう!

申し込みフォームはこちら→「社長の脳内を解剖してみた」参加応募フォーム (google.com)

・学生チップスについて:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000032768.html

・株式会社Mahal KitaQ ホームページ:Mahal KitaQ|海外留学といえばマハキタ (mahal-kitaq.com)

・宮坂さん Instagram : https://www.instagram.com/haruka_miyasaka_official/


書いたひと:江口綾(あやぽ)

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