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#6 学参業界の4年に一度のイベント

こんにちは、たろです。

4年に一度のイベントといったら、何を思い浮かべるでしょうか。
スポーツなら、オリンピックやワールドカップなどでしょう。
学習参考書(以下、学参)業界にも、4年に一度のイベントがあります。
それは教科書改訂に伴う教材改訂です。

学習指導要領の改訂の有無にかかわらず、原則4年に一度教科書は改訂されるのですが、その改訂に伴い学生が使う教材も新しい教科書に則ったものに改訂する必要があります。

中学では、2025年4月から改訂された新しい教科書が使用されることになるので、そのタイミングに合わせて、新しい教科書に則った教材を販売・配布することになります。そのため、基本的に教科書改訂の前年が教材改訂期になるわけです。

ちなみに、小学では2024年4月から新しい教科書が使用されるので、2023年が小学の教材改訂期でした。
書店やAmazonなどで次年度に使う小学教材を購入する際は、発売日に注意する必要があります。例えば、『教科書ワーク』であれば、現在“予約注文”となっている方を購入するようにしましょう。

そうしないと、教科書ワークなのに教科書に合っていない内容で勉強することになってしまいますので。

改訂版の小学6年生の教科書ワークのリンクを貼っておきます。(※東京書籍、教育出版のみ)


学参業界は万年人手不足にもかかわらず、改訂しなければならない教材が多いことから、著者、編集者、校正者、DTPなど制作に関わる多くの人が多忙を極めます。疲労困憊でフラフラ。毎回のように倒れて入院する著者がいます。
ただ、原稿を全て書き上げ、商品が全て校了すると、達成感や充実感から「おれはいま生きてるぜ~」ってなります。(笑)
また、苦労を共にした担当編集者とは戦友のような間柄になることもあります。

今年はどんな教材改訂期になるのか、楽しみです。
学参業界の皆さん、手を取り合って頑張っていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。


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