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2018年12月の記事一覧
蒲田健の収録後記:古市憲寿さん
時代を背負った人間は必ず古くなっちゃうんだよ
古市憲寿さんの最新刊「平成君、さようなら」
気鋭の社会学者の初小説は、タイトルからしてショッキングな一作。
安楽死が合法化されているという設定の「現代日本」で、平成期を象徴する論客としてメディアで活躍し、物質的には充足していながら精神的には大きな虚無感を抱えている、平成元年生まれの通称「平成君」。平成という元号が終わりをむかえる中で、彼は時代の終
蒲田健の収録後記:桜雪さん
エンターテインメントで国際貢献
桜雪さんの最新刊「ニッポン幸福戦略」
高校時代受験生アイドルとして脚光を浴び、その後東大に進学。現在は東大出身アイドルとして活躍をする桜さん。
そんな彼女がニッポンの未来について、企業の社長、クリエイター、学者など様々なジャンルの中核を担う人物たちにインタビューを敢行するという今作。桜さんが本当にお話してみたいという方々をピックアップして一本釣りでオファーした
蒲田健の収録後記:乙武洋匡さん
「車椅子のホスト。ちっとも無理なんかじゃないって俺が証明してやるよ」
乙武洋匡さんの最新刊「車輪の上」
タイトルの本歌はもちろんヘッセの名作「車輪の下」。少年の成長、挫折、苦悩を描く古典である。「車輪の上」もまた青年の成長、挫折、苦悩がテーマというところで、大きな意味で通底している。
足に障害を持ち、車椅子という文字通り「車輪の上」に乗って行動する主人公は、ひょんなことからホスト業界に身を置