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学芸本の読み方

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学芸出版社の本や会社について書かれたnoteの記事を集めています。
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#本

おすすめ構造設計関連書籍の紹介01

ここでは、建築構造関係の書籍について紹介します。 私の持論ですが、「学生時代や若手社会人時代に建築関係書籍への無駄使いを気にすることは不要」だと考えています。得た情報はいずれ役に立つモリモリな知識となり、将来必ずペイできます。無駄使いと思うのなら、全力で本に無駄使いしましょう!本を読みましょう! 1.直感で理解する○○の基本シリーズ (著:山浦晋弘、出版:学芸出版社) 「直感で理解する!構造設計の基本」「直感で理解する!構造力学の基本」 「直感で理解する!建築デザイナーの

消費(費やして消える)ではなく、購買でもなく、利用へ。『サーキュラーエコノミー実践』(安居昭博さん)学芸出版社

えしかる屋(鎌倉市雪ノ下3-9-5-1)で販売をはじめた『サーキュラーエコノミー実践』(安居昭博さん)。インスタライブで軽くブックレビューをしてみました。 サーキュラーエコノミーが広がった背景、実際のサービスや製品、日本での展開と可能性などがわかりやすく書かれています。 とりあえず再生素材を使っただけのウォッシュ商品が乱立し、タレントがこぞってサステナブルブランドを出すので2020年代の竹下通りかと皮肉も言いたくなる昨今、特に重要となる「Re think」について。 『

学芸出版社HPが少し使いやすくなった

今日弊社HPがちょっと使いやすくなりました。 学芸出版社のHPに訪れてくださったことがある方が、どのくらいいるのかいないのか、わかりませんが、どなたが見てもおわかりのとおり、弊社のHPは超DIYで、新刊が出るたびイベントがあるたび、編集スタッフ全員がちくちく更新を続けております。 結構頻繁に微修正しています 10年ほど前にUMA の原田祐馬さんにロゴをリニューアルしてもらった際、本当に最低限の骨格デザインだけつくってもらったのですが、その後も自分たちであれを付けたしこれを

ウェブの時代に建築家が発信することの意味

こんにちは、ロンロ・ボナペティです。 noteをはじめてから、早半年が経過しました。 はじめる前は想像もしていなかった良いことがたくさんあったのですが、ひとつ釈然としないことがあります。 それは…… なんでもっと建築系の書き手が増えないんだろう!? ということです。 これまでの建築とメディアの関わり方の歴史を考えていくと、いまnoteで発信していくことは建築に携わる人にとってすごいチャンスが広がっているんじゃないかと思っていて。 Twitterでこんなつぶやきをした

今の仕事に就いたのは、一冊の本に出会ってしまったから。

ゆっくりしたい夜に少しずつ読み進めている、幅允孝さんの「本なんて読まなくたっていいのだけれど、」。 読みながらふと、自分と本の出会いを遡ってみたくなりました。 なので、なんとなく今日は “一冊の本との出会い” がもたらしてくれたあれこれを少し書いてみようと思います。「夜にゆっくりできるカフェ」や「たくさんの本に出会える場所」が、わたしの暮らすまちにもあったらいいなと思う理由もおそらくここにあると思っていて。 わたしは、日頃から四六時中本を読んでいるわけでも、特別好き