お兄は建築士のペントハウス

一般的な建築系会社員です。反面教師。構造設計一級建築士。建築構造より雑多な記事が多いの…

お兄は建築士のペントハウス

一般的な建築系会社員です。反面教師。構造設計一級建築士。建築構造より雑多な記事が多いので悪しからず。構造設計LINEスタンプ発売中!スタンプショップで「構造設計」と検索!

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お兄は建築士って何者?年齢は?職場は?彼女は?調べてみました!

こんにちは。 本noteの記事を書いています『お兄は建築士』と申します。 ここでは、私の簡単な自己紹介をさせていただきます。 ■お兄は建築士って何者? 私は、38歳の建築構造設計者(構造エンジニア)です。 構造設計とは、建築の骨組み(柱や梁など)を構成し、建築に載る人や物の重量や、台風・地震などの外乱に対して建物の安全性を確保する仕事です。 性別は男。 妹がひとりいます。よって『お兄』なのです。 ⋯というのは後付けで。 『お兄は建築士』という名前の由来は、某耐震偽

    • 構造設計のすすめ04 組織設計事務所における構造設計者 part3 入社試験の流れ

      part1・part2にて、組織設計事務所における構造設計者について書きました。参考にどうぞ。 構造設計者を目指すにしても、職に就かないことには何も始まりません。最近はフリーランスという道もあるようですが、まだまだ十分な仕事量が得られないように感じます。 入社試験の話になりますが、対策は極めて重要です。 弊社に限った内容になってしまいますが、構造設計職の入社試験内容について解説します。 試験は、筆記試験と面接があります。 筆記試験は、構造力学、構造計画、構造用語解説と

      • 構造設計プリントTシャツ販売所『お兄は建築士のピロティ』の収益公開!売上ランキングも!

        私は、『オリラボマーケット』さん(オリジナルラボ株式会社運営)にて、プリントTシャツをメインにアパレル販売活動を行っています。 プリント内容は構造設計に特化した、おもしろおかしくそしてカッコよいをテーマとしたものとなっています。 作成した理由はもちろん、『建築構造設計』という仕事を世間に伝えていくため、まずはそのきっかけになれるモノがあればなぁ…と考えたからです。 販売場所はこちら↓ ■販売額 さっそくですが、これまでの売上合計金額を公開します! 集計期間は、202

        • 重要文化財(伝統木造建築)の耐震診断・補強設計の記録01

          ■はじめての需要文化財耐震診断  大阪市のど真ん中に位置する明治期に建設されたとある重要文化財。このたび、一般公開施設として活用するということで、弊社に耐震診断・耐震補強の依頼をいただいた。  弊社初の重要文化財の耐震診断業務であり、恥ずかしながら当初はすべて外注事務所任せにしていた。  その結果、外注先から出てきた補強案は既存の土壁を斫り(はつり)飛ばし、多くの合板パネル・鋼板パネルを設置するというなんとも悲しい案になっていた。  いったいなぜこの建物が、兵庫県南部

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        • 構造設計のすすめ
          4本
        • おすすめ構造設計関連書籍の紹介
          2本

        記事

          おすすめ構造設計関連書籍の紹介02

          建築構造関係書籍の紹介記事が長くなりそうだったので、パート分けしました。本に載っていることは講習会のように教わらなくても、実際使う時に必死になって読み込めばよいと考えています。建築の場合ならば、それらの本を自分で調べて得た知識を使って建物として完成したら、自然とガッツポーズが出る。それが本当の意味での建築設計の教育なのではないでしょうか。今すぐに読まなくても、本をストックして積み上げておく価値はあります。 part1はこちら↓ 1.ディテールの教科書 中大規模木造編 (

          おすすめ構造設計関連書籍の紹介02

          構造設計のすすめ03 組織設計事務所における構造設計者 part2

          ■組織設計事務所への就職活動  弊社は中堅の組織設計事務所です。毎年の構造設計部への入社人数は2~3人程度です。エントリー数はだいたい20~30人。これは非常に狭き門です。  これがゼネコンほどの規模になると桁が違ってきます。そもそもゼネコンには30~50人、スーパーゼネコンになると100人以上の構造設計者が在籍しているため、組織設計事務所と比べてもマンパワーおよび組織力が違います。   入社して同期や近い年代の同僚がいるのといないのでは、モチベーションが大きく変わってき

          構造設計のすすめ03 組織設計事務所における構造設計者 part2

          構造設計のすすめ02  組織設計事務所における構造設計者 part1

           建築の質は、各担当者のセンスや技術力だけではなく、プロジェクトにかかわるメンバー間のコミュニケーションに依存すると言ってもいいでしょう。  建築設計の理想的な流れは、大きなコンセプトがキックオフミーティングで直ぐに決まり、あとはそれに肉付けしていくかたちで意匠・構造・設備が各所を調整しながら前に進んでいくことです。    初期段階で大枠のコンセプトが共有できると、プロジェクトの軸が最後まで振れることがありません。また、その過程では各担当者がお互いの立場を尊重し、相手の仕事

          構造設計のすすめ02  組織設計事務所における構造設計者 part1

          構造設計のすすめ01  序章:構造設計者への第一歩

          初めまして。お兄は建築士と申します。 私はTwitterにて、『お兄は建築士(@momotaros1983)』というアカウント名でいろいろなことを発信しています。このたび、一篇の簡易noteを書いてみようと思いました。初めてnoteを執筆しますので、拙い文章であることをお許しください。 1.構造設計概要■はじめに  この記事は序章にすぎません。構造設計とは何か、構造設計者は何を考えながら仕事をしているのかという基本的なことをメインに述べています。  具体的な構造計算手法の

          構造設計のすすめ01  序章:構造設計者への第一歩

          おすすめ構造設計関連書籍の紹介01

          ここでは、建築構造関係の書籍について紹介します。 私の持論ですが、「学生時代や若手社会人時代に建築関係書籍への無駄使いを気にすることは不要」だと考えています。得た情報はいずれ役に立つモリモリな知識となり、将来必ずペイできます。無駄使いと思うのなら、全力で本に無駄使いしましょう!本を読みましょう! 1.直感で理解する○○の基本シリーズ (著:山浦晋弘、出版:学芸出版社) 「直感で理解する!構造設計の基本」「直感で理解する!構造力学の基本」 「直感で理解する!建築デザイナーの

          おすすめ構造設計関連書籍の紹介01