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経営者の父と元公務員の私、正反対の生き方だけど、父の言葉で今(挑戦)がある

がくさんです。

【35歳で独立した父】

僕の父親は、
地元で建設関係の自営業をしています。

私の前職(元地方公務員)とは、
正反対の職業です。

今年で67歳になります。

若い時より体力は減り、
顔の皺も増えたけれども、
まだ現役です。

たっぱ(身長)は僕より小さいですが、
仕事で機材の荷降ろし等することもあるので、

腕の筋肉とかはパンパンで、
腕相撲なんかしたら、
あっという間に負けると思います。

父は家が裕福でなかったこともあって、
大学へは行ってません。

地元の商業高校を卒業して上京し、
営業マンとして働きました。

商才があったのか優秀だったようです。
その後、Uターンし、紆余曲折を経て、
35歳で独立をしました。

【商売人という言葉がふさわしい】

パワフルで、声が大きく、
対人コミュニケーション能力が
恐ろしいほど高く、

初めて会う人は、
1度会ったらパワーをもらうような、
記憶に残るような人です。

ものすごく頑固だし、
だめなものはだめ、
と白黒がはっきりしている人です。

私が保育園の通っていた時にら
母さんが専業主婦になったので、

それからは我が家の大黒柱として、
遅くまでずーっとずーっと、
仕事をしていました。

字の如く「商売人」で
仕事が「いきがい」で
仕事が「大好き」で


ビジネス脳で頭の回転の非常に早い人です。

自分が稼がないと、
家庭がにっちもさっちも
いかなくなることもあり、

仕事、仕事、仕事で、
家事育児炊事をしている姿は
記憶にありません。

その分、休日は本当に、たくさんの場所に
遊びに連れて行ったことは覚えています。

【がさいっとぐぅ(お前に言っておく)】

そんな父親から常々言われていたこと、
いくつかありますが特に3つ。

①好きなように生きなさい
②自分で決めなさい(責任を持ちなさい)
③時間と礼儀を大事にしなさい

【①好きなように生きなさい】

父親が自分自身で一番体現しているからこそ、
言葉の重みもよく分かります。

父親は元々、
人の下につくという性分でもないので、
自分で自由にやれる環境が一番合っていた
のだと思います。

もちろん収入の少ない時、
稼がなきゃいけない時など、
お客さんを選ぶわけにもいかないので、

苦虫を噛みながら、仕事をしたことも、
付き合いのために、飲めない酒を無理して飲んで、
体を壊したこともあって、

良いことばかりでは
なかったと思うけれども、

父親から「仕事が辛い、辞めたい」
という話を聞いたことは一度もありませんでした。
(少なくとも子供の前では)

仕事をしている父親の姿は、
子供の頃のわたしから見ても、
いつもキラキラしていました。

だからこその一言。

【②自分で決めなさい(責任を持ちなさい)】

父親だけでなく、
母親からも言われていた言葉です。

私は保育園の時から塾に通っていました。

めちゃくちゃ嫌でした。

嫌いでしたから、

辞めたいと思うときは何度もあって、
辞めたいと親に伝えた時も、
何度かあったと思います。

そこで言われたのは、

「自分がそうしたいならそうしなさい、
その決断をするなら、決断したことを、
自分の言葉で、自分で先生に伝えなさい。」


保育園児だろうが何だろうが、関係なく、
辞めたいなら自分で決めて、
決めたことを、自分の言葉で言えと。

その後も事あるごとに言われました。

この言葉が、

キャリア選択をするとき、
公務員試験をするとき、
公務員から転職するとき、
今、新しいチャレンジをするにあたっても、

いつも胸に響きます。

【時間と礼儀を守りなさい】

父親はとにかくせっかちな人でした。

家族みんなで遊びに行っている間の自由時間、
自分は待ってるよと言っても、
約束の時間の前でもせかせかしているし、

ご飯を食べるのも早いし(5人兄弟の末っ子で、家もそんなに裕福でなかったため、食卓のご飯が兄、姉に取られてしまう、それが嫌だったから、早食いになったんだ、しょうがねえべや、ガハハハハ、と、本人談)

とにかく時間には厳しかったです。

経営者をやっているからこそ、
余計にそうだったんだと思います。

社長といっても、従業員他1名とかでしたし、
お客さんとのやりとりは基本すべて 自分で対応していたので、即対応と言うのが身に染み付いていたのかな、(職業病かと思っています)

もう一つが礼儀。

小さい頃、
付き合いのある取引先の会社の行事に一緒に顔を出すことも
よくあったので、口酸っぱく言われました。

自分がタイミングを見て
言おうとしていたとしても、

「おい、挨拶しろ」とすぐに注意されました。

これも時間の価値観と同じだと思いますが、
経営者という立場上、
礼儀がいかに大事であるか、
よく分かっていて言ったものと思います。

【自分が父親に】

今、自分が父親になり、
3歳の息子がいますが、

息子に3つだけ伝える言葉を選ぶとしたら、
間違いなくこの三つの言葉に集約されます。

色々書きましたが、

私は、父親を親として、
人として尊敬しています。

背は小さいですが、
器のとても大きい人です。

そんな尊敬する人から
浴びた言葉が今の私を作っています。

そしてそんな人間になりたいなと思って
今、行動しています。

振り返れば、今日も良い一日。



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