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『比べる』と言うとどこか苦しいけど…

5月2日(火)は『不登校についてみんなで話す会』です。鎌倉市岩瀬の【地域の居場所さっちゃんち】にて10:00から。詳細を載せたnoteのリンクは一番下へ。

普段はお仕事などで平日参加が難しい方も、ゴールデンウィークだから間の平日はお休みになる~!ということがあれば、ぜひこの機会にご参加くださいませ。

『子どもが学校に行かない』という状況。全国的にどんどん増えているとは言っても、周りを見渡せばまだまだ少数派。同じ体験をした人じゃないと、あの苦しさや困り感はなかなか理解してもらえないものです。

同じ経験を持つ者同士が共感し合いながら話せるのが『親の会』ですが、他の人の話を聞きながら、我が子のことや家庭の状況を思い出して『比べる』自分が心の中に現れたりします。

劣っているように感じたり、反対に優っていると感じたり。なんだか上下が浮き彫りになるようで、ちょっと苦しい(本当は、そこに優劣も上下もないのです)。そして、比べちゃダメダメ!なんて思って、そんな自分にまた落ち込んだり…。

よく育児情報なんかにもあるじゃないですか。発達関係で悩んだら、他の子と比べず、目の前の我が子を見よう!なあんて。

だけど比べるという考えは自然に湧いてくるものですよね。だからそれで良い。でも比べることで苦しくなるのは、辛いことですね。

そんなときは言葉を少し変えて、『照らし合わせる』…他の人と照らし合わせて、自分の立ち位置を知る。そういう見方にしてみるのはどうでしょうか?

例えば『不登校の大変な時期を過ぎて元気になった』という誰かの話を聞いたとして、『今は大変だけどいつか元気になる日が来るんだ。我が家ももう少し頑張ろう』と励みになる人もいれば、『そんなこと言ったって我が家に当てはまるかはわからない。ただの慰めでしかない』と、なんの励ましにもならない人もいるでしょう(これ、どん底の時の私!)。

本人、家庭、子どもが今どんな性質・状況かによって、受け取り方も異なってきますね。

照らし合わせて湧き出た感情が、もしとても苦しいものだったら、その人は今いちばん困難な状況にいるのかもしれません。

不登校界隈では、『親が元気になると子どもも元気になる』とよく言われます。親にとっては責任重大でプレッシャーになる言葉だよなあと思いつつ、これが真実であることを私も経験上理解しています。

無理に元気な振りをするのでなくて、自然に元気を取り戻せたらそれがいちばん良い。そのためには、まず苦しさを吐き出せる場が必要です。

そんな場のひとつになれたらと、毎月開催を続けています。

お待ちしていますね。

詳しい内容については下記リンクへ!


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