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マイベストに、職業を超えた自分の姿を見た。

「自分で記事を書いてみたい!」そう思って銀行を辞め、転職活動を始めました。"制作"という仕事を意識したのはこのときが初めてでしたが、文章を書くことへの興味は、かなり前からあったように思います。よく本を読むし、大学時代は考古学の研究者としてたくさんの論文を出していきたいと考えていました。現在はマイベストでディレクターを務めています。満願成就。思っていた仕事に就けていると言ってよいでしょう。

でも、文章に関わる仕事なら正直他の会社でもできますし、実際に転職活動中は何社か記事制作関係の内定をもらっていました。そのなかで名前も知らなかったベンチャー企業への入社を選択したのは、記事制作という仕事以上に惹かれるものがあったからだと、2年経った今も変わらず思っています。


マイベストで金融・サービス系のコンテンツ制作を担当している、大島凱斗と申します!
今年のアドベントカレンダーのテーマは「マイベストへの入社理由」。
12月1日から始まり、本日までに多くの記事が公開されてきました!そして、いよいよ大詰めを迎えています!🎄

この記事では、「最高の選択体験を実現する」マイベストへ入社した、"私自身の選択体験"のお話をします!
第二新卒的に転職活動をした私のモノローグが、キャリア形成や自己分析に難しさを感じている人の一助になれば幸いです。ちょっと長くなりますが、お付き合いください。

▼自己紹介
2018年、埼玉大学を卒業後、新卒で地方銀行に入行。個人顧客への資産形成提案や法人への融資業務を経験したのち、2020年10月にマイベストへジョイン。保険コンテンツの制作を担当し、2021年10月からは金融ジャンルを統括するマネジメント業務を行う。2022年6月からは、新規コンテンツ「お役立ち記事」の制作体制構築をスタートし、ディレクターとして進行管理・クオリティアップに奔走中。また、Yahoo!ファイナンスで金融基礎知識に関する連載も担当している。

昔から変わらない

昔から、「ストイックだよね」と言われることがしばしばあります。一回始めると飽きもせず黙々とやり込む癖があるからでしょう。
子供のころテレビゲームで、上手くやれば3分ほどで終わるステージがクリアできず、5時間ループし続けたことがあります。単に下手だっただけですが、クリアするまで電源を切れませんでした。
テニスは小さなころから今も続けてますし、その一環で学生時代に始めたランニングもまだ続いています。

残念ながら、「負けず嫌い」ではありません。根っからの完璧主義者でもないです。
子供のころ、親に何度かこんな注意を受けた記憶が鮮明にあります。「弟がいるのに、あんたはいっつも自分のことしか考えてないんだから…!」
記憶に残っているのは的を得ているからであり、私のしつこさは、この"自分のこと"に収斂しているようです。

自分のことばっか考えるのは、後悔したくないから。だって後悔が残ると、ずっと後味が悪くて、グジグジ考えなきゃならなくて面倒じゃないですか。
そう、私はストイックさを追求しているわけではなく、後悔するのが嫌なだけなんです。昔から。

自分の一挙手一投足に選択を

なかでも、自分から始めたことで自分が後悔するのは、後味最悪。
でも、どんな手段を尽くしても、多かれ少なかれ残ってしまうものです。ダメだったときは「あの時もっとやっていれば…」と思うし、上手くいっても「もっとこうやっていれば…」と思ってしまいます。

だから18歳のとき、そういうやっかいな思いを少しでもしなくて済むように、とりわけ意識的にひとつひとつをやりきる覚悟を決めました。
自分の一挙手一投足を意識的に選択して、意味を持たせることに決めたんです。

そのきっかけは、受験勉強をなあなあにして浪人したこと。
高校は、なんのまぐれか進学校に入っていたのですが、中学時代も超勉強していたわけではなく、成績はいつも下から数えないと何番か分からない位置でした。
進学校なので3年生になるとみんな受験モード。大学が何なのかもよく分かっていないまま友達と同じ塾に通い、それっぽく過ごしていました。

案の定、試験は全落ち。そのとき、激しく後悔しました
子供のころから「うちはお金ないから」と言われています。父は公務員なので本当に全く無かったわけではなく、金銭感覚の教育として言ってくれていたのでしょう。
でも、そんな感覚を持っている自分にとって、"なんとなく過ごしてたせいで、両親に大きな負担をかけてしまった"ことは、耐え難いほど重いものでした。「あぁ、ちゃんと勉強していれば誰もこんな思いせずに済んだのに…」。

だから、それまで以上に、"徹底的に"自分のことを考えはじめました。ひとつひとつに専念することにしました。
机にマグカップを置く。その位置や向きにまで意識を向けます。だってうっかり倒しでもしたら嫌だから。

毎日そこに在る言語化できない違和感

その後、自分にとっての最大限の勉強をし、どうにか地方国立大学へ。大学の成績は1年前期から1位を譲らず、主席で卒業しました。
名門大学ではないので自慢できるものだとは全く思っていませんが、自分の決意が生きていることを実感しました

体育会テニス部の主将も務めました。
望んでいた結果は得られませんでしたが、チームメイトと週9くらいテニスに明け暮れる日々のなかで、あれが自分たちの然るべき着地点だったと納得しています。
休むときは意思を以って休む。睡眠時間だって意識的に過ごした4年間でした。

そんな大学生活で、またなんとなくやってしまったことがあります。みんながソワソワしだす3年生の3月。就活です。
大学に入ったのはもともと好きだった考古学を勉強したかったからで、研究者を目指して大学院に進むつもりでした。
しかし、不意に襲いかかってきた"よく分からないがそうすべきっぽいこと"に準備もなく飲まれ、慌て、焦りながらバタバタと面接を受け始めます。テニスと考古学三昧の毎日に、あぐらをかいてしまっていたのでしょう。
また有象無象のひとりになりました

新卒で地方銀行に就職しますが、毎日なにかが嫌でした。
当時「職場環境が自分に合ってないからだ。すべてが嫌だ。」と毎日50回くらい思って過ごしてました。嫌で嫌で、会社の前まで行ったものの引き返したことが何度もあります。寮に住んでいたので帰っても上司に会うんですけどね。

でも、銀行にも活き活きと働いていてどんどん結果を残している人はいます。職場にいたのは良い人ばかりだったと今は感じます。
嫌だったのは環境のせいではありません。自分の選択に覚悟も責任も持たずに過ごしていた自分のせいです。

後悔の負債が嵩む毎日でした。
だから辞めることに決めました。もう一度、自分の選択に向き合う必要性を感じたからです。

初めて会った気がしない企業

コンテンツ制作に興味を持ったのは、退職を考えている最中、「この人すごいな」と思える人がいたから。
その人は、奈良にて個人で活動していて、出版物の制作など"編集者"として形にとらわれないアウトプットを展開しています。
奈良は考古学で中心的に扱っていたこともあり、もともと大好きな土地です。そこで素晴らしいお仕事をしているその人に、憧れました

SNSで連絡を取って直接会いに行きました。「自分は全くの未経験だが、一緒に仕事をしたい」と伝えました。
いくつかお手伝いの仕事をもらいましたが、経験もない自分は力になれませんでした。

どうにか経験を積みたくて案件や就職先を探しましたが、どこも経験者の募集ばかりで、未経験でできる仕事はほとんどありません。
マイベストは、そんななか出会った数少ない企業でした。一縷の望みを賭け、応募ボタンを押したのを覚えています。

とはいえ、最初から志望度が高かったわけではありません。応募していた企業は他にもあり、そのうちのひとつとして受かったら良いな程度に思っていただけでした。
しかし、面接に向けて「マイベスト」を調べているうちに、職業選びとは全く異なる目線での魅力を感じ始めました

その企業は、GAFAに並ぶ/世界を変えると明言していました。
設立4年ほどのベンチャーだったので、「まあそう言いたくもなるよね」なんて思いました。
でも調べているうちに、本当にGAFAに並ぶ、いや、"追い越す"予感がしました。

「mybest」のコンテンツはどれも歯に衣着せぬ書きぶりで、「最高の選択体験を実現する」という自分たちが目指している姿を、本当に脇目も振らず突き詰めていることが身に沁みて感じられたのです。
銀行の営業で"なんでも上手く言う"ことに慣れていた自分は、マイベストに自由さや快活さを感じました。

そして私がとくに目を離せなくなったのは、会社の価値観(バリュー)として「Stoic」を掲げていること。私には耳馴染みのある言葉です。
徹底的に考え、徹底的にやる。そもそも代表的なコンテンツのひとつが"徹底比較"の会社でした。
「ここなら自分がやると決めたことを躊躇なくやりきれる。」
18歳で決意した自分・26歳で転職活動をしている自分・その先もっと続いていく自分、すべてが居る気がしました。

さらにここでなら、自分が大切にしている人たちまでも大切にできると感じました。
自分のちょっとした言動は、ときに周囲の人にも影響を及ぼします。その人たちが嫌な思いをするのは自分も気が晴れません。つまり、私にとって自分のことを徹底的に考えるのは、自分に関わってくれている人のことを大切に思うのと同義。
そんな自分の選択ひとつひとつが、この会社では世界中の人々の選択に直通している。

後腐れなくやりたい、誰にとっても。だから入社しました。

孤独にやっているわけじゃない

入社後はコンテンツ制作のさまざまな側面に携わってきました。
ライティング力は段々身についてきているし、インフォグラフィックを作る力も得つつあります。関数や分析ツールの扱い方も、これまでで得たスキルといえるでしょう。
マネジメント業務・フィードバック業務も経験したし、今は多数の外注パートナーさんとコミュニケーションを重ねて記事を制作している最中です。
そしてコンテンツ制作を通して、"ユーザーファーストとはいったい何なのか"を考え続けることができています。

しかしこれらを、独りで培ってきたとは思っていません
マイベストは、それぞれの思いを抱えながら「最高の選択体験を実現する」一点に向かって全力を尽くしている、計り知れないくらい優秀で、信頼できる人たちで溢れています。
この2年間で、この人には到底敵わないと思った経験が何度もあります。
だから自分も、「まだやれる余地しかない」と最高速度を守って業務にあたれています。

マイベストに入ってから、家に引き返したことはありません。やりたいことが多くて、駅まで小走りになる日はよくあります。
今は、例えマグカップを倒してしまったとしても、集中しないともっと大きな後悔をする未来が見えています

「何をやりたいか」は大事ですが、自分として「どうありたいか」に目を向けてみるのもよいのではないでしょうか。
いつか後悔してしまうのなら、せめて今は、大きく息を吸ったあと目を瞑って鼻をつまんで飛び込むのが吉です。

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先日、昼休憩でコーヒーメーカーに注ぎに行った際、豆のカスがいっぱいになってしまっていることを示すアイコンが点灯していました。
捨てようとしたら、トレーを袖に引っ掛けて、床に全部ぶちまけました。みんなは業務に戻っている、少し遅めの昼休憩の日です。
15分くらいかけて黙々と床掃除をしました。
「あの時間と手間、ほんと無駄だったなぁ…」

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