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JTC→外資系の処方箋①突然の異動に対するアクション

突然の『国内業務担当への異動』

「外資Financeくん。君、10月1日付で国内担当に異動だから」

拒否権のない、突然の異動を言い渡される。
反論する余地も無し。

浮かんできたのは「理不尽すぎる」という困惑のみ。

本記事、および『JTCで苦しむ方への外資処方箋』シリーズでは、

  • JTCでの葛藤や不安

  • 会計ファイナンスのキャリアパス

  • JTC→外資系での身の振り方の違い

についてを、シリーズ形式で伝えていければと思います。


プチ自己紹介

改めましてこんにちは。初めましての方は初めまして。外資Financeくんと申します。

私の属性としては、

  • 理系院卒のアラサー

  • 仕事:Finance・Accounting系

と思っていただければ大丈夫です。

紆余曲折あって、新卒就活のタイミングでFinanceの仕事に従事したいと発起しました。結果としては、新卒時点からFinanceの仕事に携わっています。

(この話は余裕のある時に『JTC→外資系の処方箋0』で語ります)

現在は外資系で働く傍ら、TwitterでJTC/外資、FinanceやAccountingのキャリアについて発信しています。

Twitterもぜひ見てみて下さい。

ではここから本題、まずはJTCと外資系の特徴について述べていきます。

JTCの特徴

年功序列

まずはこの『年功序列』について。

大体のJTCや日系企業は歳をとるに連れ出世して行きます。若手がManagerになる事は基本的に難しいです。

職階が細かく、一つ上のランクに上がるまで3年空けないといけない、なんてルールがある会社も多いんですよね。

なので20代、30代の給料は抑えられる代わりに出世はある程度出来る。少なくとも主査(係長+ぐらい?)までは行くイメージです。

給料を上げにくい代わりに安定は得られる、といった感じです。

ジェネラリスト型のキャリア

次はよく言われがちな『ジェネラリスト』について。JTCでは専門性を無視した異動が割と起きます。例としては、

  • エンジニア→営業

  • 営業→人事

  • 経理→営業

などですね。よく言えば未経験職種に入れる可能性がある、悪く言えばキャリアが途切れやすい形式です。

原則として総合職採用なので、会社としては

  1. 職種なんでもOK

  2. 勤務地も会社都合で変えられる

のですよ。なぜなら総合職で内定出して承諾されているから。
なので労働者側から見ると、

「なんでこの異動が起きたの?」

という謎人事も起きます。酷い時は社内政治で上が勝手に人事と握る事も。

経営側から見たら『現場や各職種を幅広く経験して会社を背負ってほしい』という高い意識を持つ場合や、『この部署人足りてないから他から持ってこよう』で動かす場合もあり、理由は多岐に渡ります。

結論としては、『職種を会社に決められてしまう環境』となります。

やりたい事が特にない、ほどほど働いてお金貰いたい人には嬉しい制度かも。

突然の転勤がある

前述も少し触れましたが、JTCでは『突然言い渡される転勤』が起きます。

「君、来月から北海道勤務だから」

これ、普通に起きます。現地で人雇えば良いのでは?と思いますが、大きめの日系企業では本社人材を現場に出したり、逆に現場から急に呼び寄せたりしますね。

子会社が僻地にあり、採用は本社として行いつつ異動先を子会社にして人材を補填したり、

総合職のうち飛ばしてもいい何人かを僻地の工場勤務にして生産人員を確保したりなんて事もあります。

なので勤務地を選ぶ権利もない、なんて会社も多いです。

そして最後の1つ。ここが1番大切なのですが、

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