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学童の保育ってなんだろう 第2の家庭編

こんにちは、うさぎの人です!前回の続きになりますが、北本の学童保育が何を大切に日々子どもたちと向き合っているかをご紹介できればと思います!!今回は「第2の家庭」編です!
お付き合いください!

↑前作からの続きとなります。よろしければどうぞ!!

学童は「第2の家庭」

学童保育とは「第2の家庭」だと思って子どもたちを迎え入れています。
学童に通っていると、大人も子どももあだ名で呼び合う光景を目にすると思います。まずは、そこからなのです。学校の先生とは違います!子どもたちに場面の切り替えをしてもらうことが大切なのです。
学校を5時間も6時間も頑張った後に、「先生」という感じの人がいる所に帰ってくるのは嫌ですよね??私が子どもでも嫌です。笑
ですので、子どもたちが帰ってくるときは「おかえり~」と子どもたちを迎えます。
新1年生は初めは違和感があるようで「なんでお帰りなの?家じゃないのに」と聞いてくる子も沢山います。
それが毎日「おかえり」と伝えていると、そのうち「ただいま~」と返事が返ってきます。その時は、この子は学童が帰ってくる場所になってくれたんだなぁと実感します。

学童は大家族そのもの!

学童に通っていない子どもは自宅に帰り、まずは落ち着ける環境で思い思いに過ごす事が出来るのではないでしょうか?
ランドセルを置いて、まずは「疲れた~」と寝っ転がる子、おやつが用意されていたり、宿題を始めたり、宿題は後回しで遊びに出掛けたりとその家庭によって様々だと思います。
学童は、そんな様々な家庭の様子が1つの部屋で繰り広げられるのです。
ですが、そこは集団生活も兼ねています、まずは「宿題をやってしまおう」と声を掛けます。
勿論、全員がすぐに取り掛かれるわけではありません。
「今日は疲れた、やる気でない」
「やるけどさ、その前に話し聞いて!!」
「無理ー!やらないー、外行かせてー」
「うるさーい!男子静かにしてー」(女の子の注意)笑
などなど、室内は様々な声が響きます!まさに超大家族なのです!
うさぎっ子クラブでは、宿題の時間が何時~何時とは決めていません。それじゃあ授業と同じですからね!
子どもたちの自由な意見を伺いながらも、宿題を終わらせちゃった方が後が楽なんだよー。という事を語りかけていきます!笑
その時間だけでも、支援員は立ったり、座ったり、右見て左見て、体起こして、電話取ってなどなど、とにかく動き続けます。
「わからない、教えてー」「問題の意味が分からない」
「あー、プリント見つからない」
「筆箱忘れた、鉛筆かしてー」
「勝手に、俺の消しゴム使うなよ!!」
「昨日のテレビ見た?」
「俺、ノートに先生の似顔絵書いちゃった!」(爆笑)
などなど、お互いの髪を結んであげたり、新しい文房具をみんなに見せたり、学校から持って帰ってきた図工の作品で遊んでみたりとそれぞれです。時には、トラブルやケンカもありますが、少しでも放課後の時間は自由な時間も作ってあげたい気持ちはあります。
ですが、宿題を終わらせず夕方家に帰り、眠いのを我慢しながら泣きながら終わらせたという話しもたくさん聞きます。
一生懸命働いて帰ってきた保護者のため、そして帰ってから大変な思いをしなくて良いように子どもたちのためにも、学童で宿題に取り掛かってもらうような声掛けを続けます!笑
子どもたちと一緒に楽しんだり、会話をしたりしながらも、時にはうっとうしがられながらも、何度も声掛けをするその姿は、まさしく第2のお母さんであり、お父さんであり、おじいちゃん、おばあちゃん、おにいちゃん、おねえちゃんなのであります。
そんな雰囲気を作っていくことを心がけています。

できるだけ家庭的な雰囲気を

うさぎっ子クラブでは、手作りおやつにこだわり提供しています。コロナ過の間は、手作りを自粛した時期もありましたが、多くの児童や保護者からご意見を頂き、今でも手作りおやつを毎日提供しています。
子どもたちが食べるものには、温度を感じてもらうことを大切にしています。また、おやつを作るという行為を目の前で見ること、湯気が出たり、匂いを感じたり、ただ食べるだけではなく、「今日はなにかな?」
「早く食べたいな」などの思いを感じたり、調理している所に近寄ってきて「今日、学校でね~」「好きな子がいてね」「先生に怒られてさ・・」
など、誰かにゆっくり聞いてもらいたいという思いに寄り添う事、その全てが食育であり、家庭的な光景なのではないかと、大切にしていることです。
そして、大人も一緒におやつを食べる。
同じ食卓で同じ物を食べて、会話をする。あたりまえだけど、当たり前じゃなくなってきている日常を、学童では続けていきたいとおもっているのです、それが子どもたちのためにもなると思っています。
「楽しい・おいしい・嬉しい」これが一番だと思います。
たまに「そっちの方が大きいじゃないか!」「おかわりできなかった」と
泣き出し、取っ組み合いのケンカになったりしますが、これも大家族の兄弟のようでお互いのコミュニケーション能力の向上に繋がっていく経験になっているはずです。

第2の家庭を目指し続けなくてはいけない

第2の家庭については、まだまだありますが、とても書ききれません。
全ての子どもたちに放課後の自由を与えてあげたいけれど、実際は集団生活であり、一定数のルールを設けなければいけません。理想との矛盾は常に感じてしまいますが、支援員としてその想いは忘れてはいけないと思っています。宿題をやるための声掛けをする、おやつを作る作業をしながらも会話をする、それもやはり「保育」に含まれますよね。全ては繋がっているのだと思います!
これからも出来るだけ、うさぎっ子クラブに通う子どもたちが居心地の良い・自由な環境になれるようにこれからも考え続けなくてはいけません。
今回は、このへんで。
ではまた~

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