ガモさん

イラストレーター「ガモさん」です。主にアートやイラスト関係の長文を書いていく予定ですが、漫画や小説も載せてみています。http://pop-life-works.com

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    マガジン

    • 幕末系大河ロマン「さつま王子」

      小説「さつま王子」の第一部です。以前書いたものを少しリライトして、順次、更新予定。全6話ありますが、1話が長いので1話を数回に分けてお届けします。「伝説の三匹」というユニットで作った原案を元に自分が執筆した小説です。

    • ミスタークラウドの雲マンガ

      今まで書いたミスタークラウドのマンガをまとめたものです。毎週水曜か木曜あたりに2本ずつアップしておりました。ミスタークラウドのサイトはこちら> https://kumoojisan.com

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    最近の記事

    ダミアン・ハースト 桜

     久々に東京で展覧会を見たので久々の感想をメモ的に  第一印象は、噂通り、あっさりしていて、すぐ見終わった  見た瞬間は、単体で見るともうちょっと良く出来るのでは?と思ったが、もうちょっと良くする事に意味があるかどうかは分からない  特に枝と葉の描き方はどうなのかという感じで意見が分かれるところかと思うが、どうか?と思う点がある事で絵が虚無をまぬがれてる気もする  構成はスーパーシンプルでベテランの妙を感じた  単純な感動は薄いが、手数の少なさには素直に感動。スマー

      • 森竹巳展

         近くまで行ったので、太田市美術館図書館で「森竹巳 ー造形実験の軌跡ー」を見てきた。  チラシのデザインがスペーシーな感じだったのでどうかなと思っていたが、実際に見るとかなりポップな感じでよかった。空間の広さに対し、充実度も感じられ、展示方法も良かったのではないか。  第一室の作品群は、ブリジット・ライリーのような感じだが、質が高く、作家に力があるのがよく分かる展示だった。一部あまり好きじゃない作品もあったが、基本的にマスキングをかけてキッチリ描かれた作品というのは自分の

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        • ボイス+パレルモ展

           埼玉県立近代美術館で「ボイス+パレルモ」展を見てきた。前に豊田市美術館でやってた時にパレルモのシンポジウムみたいなビデオを見て、ちょっと気になっていたからだ。  というわけで、どちらかというと、パレルモを目当てに行ったのだが、圧倒的にボイスの方が良かった。一般的な評価通りという感じだろうが、それはしょうがない。巨匠だけあって、ボイスの作品群はちょっと位相が違うように感じた。  とはいえ、今の目で見て、ボイスの作品が面白いかというと、そんなでもない。もはや見飽きたテイスト

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          • ペンタブの挙動

              macのOSをcatelinaにしてからというものペンタブ(intuos4)の挙動が気になるようになった。  というのも、もうだいぶ前になるので記憶が曖昧だが、OSアップデートをしたときに一旦ペンタブが使えなくなって、ドライバを再インストールしたからだ。まあ、だいぶ前のペンタブを使ってるので、しょうがあるまいと思ったが、出来れば変えたくない所でもあるので一瞬ひやっとした。  今は基本的にちゃんと使えてるので問題はないのだが、問題は4Kディスプレイを導入した際に、また、

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            アートと新しさ

             前回記事で「アーティストの新作を楽しみにする事がない」と書いてしまったが、これはちょっと行き過ぎた表現かもしれないので、もうちょっと細かく書いてみる。  アートにおいて「オリジナルである」と言うことは絶対的に高い価値観を持っている。そして、アート市場の上手いところは、それを評価して換金する機能がポップカルチャーより強い所にある。  言うまでもなく「オリジナルである」と言う事は「新しさ」と関係している。「オリジナル」と言うのは、その人の中にしかない唯一無二の観念で、他の人

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            ドラマとアート

             最近、ドラマをよく見ている。映画やアニメも含むが、テレビドラマが多い。テレビドラマは見出すと必然的に時間が長く取られるが、その分、ハマりやすく、良い面もあるし。重苦しい面もある。何しろ「物語」があるので、ある程度、自分の人生に置き換えられる事もあり、結構のめり込んでしまう(よく出来たものは)。  ドラマをよく見るようになった反面、長らく展覧会を見に行っていない。久しく行ってない事もあり、どうしても、最近は、その2つを比べて考えてしまう所がある。  正直、ドラマをよく見る

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            エル・アール「I WISH」

             Amazonミュージックの中にエルアールの「I WISH」がある事に気付いて、久々に聴いた。  エルアールは自分の人生の中で唯一ファンクラブに入っていたバンドで、ほとんど全てのCDを持っているはずだが、断捨離後に何故かこの曲が入ってる「NICE TO MEET YOU」のCDだけ中身(要はCDの盤)が無くなっていたことに気づいた。しかも、何故だかこの曲は名曲の割に他に収録されてるCDもなく、YouTubeにすら上がってなく、長らく聴く事が出来ず、ずっと気にかかってた曲だ。

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            大山顕 「新写真論」

             ここ最近、読んだ中で一番面白かった本として、大山顕の「新写真論」について、少し書いてみたい。  「新」とタイトルにある通り、かなり斬新な内容だ。スマートフォン中心の写真論だが、自身の豊富な体験と知識を元に現代的な写真論が展開されている。言われてみると、何でこういう事を思いつかなかったのだろうという話ばかりだ。  特に観光的な行動に面白いものが多い。お話だけでなく、行動そのものが面白いと思う事も多い。  例えば、実際に歩いてGoogle マップに絵を描くという「GPS地

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            イラストのこと

             なんとなく定期的に文章を書くことにしたので、たまには日記でも書いてみる。  コロナ禍でイベントや打ち合わせ、飲み会などで出かける事がなくなり、ルーティーンが作りやすくなったように感じている。  元々、在宅作業がほとんどなので、変わらないと言えば変わらない日々だが、イレギュラーがないことにより、ルーティーンは捗る。当たり前と言えば、当たり前だが、体感してみないと分からない事だし。今まで意外とその状況が作れなかったことに気づく。  ルーティーンが作れると、ルーティーンでイ

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            ラストレター

             漫画、小説のストックも尽きたところで、今週から水曜あたりに何か一つレビューをアップしていこうと思う。基本はアート関連を多くしたいところだが、現在、展覧会が見られないので、当面、映画や書籍中心になるかもしれない。  というわけで、今回は岩井俊二監督の「ラストレター」。これはちゃんと映画館で観た。  というより、前に感想を書いてあって、すっかりアップするのを忘れて、もういいかと思っていたのだが、なんとなく思い出したので、ひとまずアップしてみる。アップするにあたって、少し書き

            さつま王子 第6話「史上最大の作戦」

             (第1話はこちら)  国の一揆を平定したは良いものの、さつまの国と幕府との仲は、先の一揆でより一層、悪化するものとなり、それをもってまた王への人心も遠く離れて行くものとなっていた。  これに反して、今や国の人心を急速に集めつつあったのが、さつま王子であり、その配下も精鋭で固められつつあり、もはや、実質的に王子の軍団は王の脅威になりつつあった。  しかし、この脅威。グローバルな観点でいえば、今しかないタイミングと言えたかもしれないが、王と王子との関係で言えば、少しばかり

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            さつま王子 第5話その2

             (その1はこちら)  さくらじま先生がさつま王子一向に懐柔(かいじゅう)されようとしていたその同時刻、さくらじま先生の元生徒たちの率いた別働隊は、依然として各地で一揆の猛威を奮っていた。  とりわけ、その中でも目立っていたのが残虐非道を誇る荒神栃之伸(あらかみとちのしん)率いる一行で、この一行に関しては、もはや一揆というより、ただ人非の限りを尽くしまくり、世に迫害された賊の類(たぐい)をかき集め、凶悪集団として民百姓に悪名を轟かせていただけであった。  しかも、この一

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            さつま王子 第5話その1

            (第1話はこちら)  虎之介の田んぼを平定して以降、誰も王子一行に逆らうものはなく、王子のさつま芋畑拡大の動きは当初の目標まで、あっという間に達して、その動きを終えた。  これにより、さつまの国は、さつま芋の一大産地となり、その収穫期が来れば、国内外問わず、活発な交易が行われるようになるのも時間の問題であった。  とりわけ異国においては、さつま芋の需要は従来育てていた米よりも遥かに多いので、さつまと異国との交易は、幕府より優位になる事すら見込まれるであろう。そして、ひい

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            さつま王子 第4話その2

            (その1はこちら)  佐吉がいないとなれば、締めたものだと鉄鋼(有)は思っていた。人数多しとは言え、所詮、ちんどん屋の烏合の衆。刀片手に虎之介と斬り込んでいけば、勝てぬ相手ではないだろう。それにより、国から追われるは必定なれど、元より今は追われる身。そして、事あらば、銀次郎を探しに敵方へ乗り込む必要すらある緊急事態である。虎之介とお千代をその戦乱に巻き込むのは忍びないと思いつつも、ここの田んぼが陥落するのも時間の問題と判断するならば、ここは一つ、自分が斬って出るのも一つの手

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            さつま王子 第4話その1

             どんどんどんがらがっしゃん!どんがらがっしゃんどん!  どんどんどんがらがっしゃん!どんがらがっしゃんどん!  村を、というより、響鬼虎之介の田んぼの周りを太鼓持ちが歩いてる。その先頭にいるのは、さつま王子。この時、王子もまた自分で太鼓を叩きながら、大声でどんがらがっしゃん音頭を唄い、田んぼの周りを回っていた。時は夕刻。かれこれ6時間から、一行の音は鳴り響いている。しかも酷い演奏である。どう考えても、素人のそれだ。  朝から続くその騒音に田んぼで作業する虎之介とお千代

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            さつま王子 第3話その2

            (その1はこちら)  鉄鋼(有)の田をさつま芋畑に平定し、首尾良く仕事をしたはずのさつま王子は、その晩、夢にうなされていた。さつま王子は、この仕事をはじめてのち、毎晩のように悪夢を見ているが、とりわけ、その日は酷くうなされてしまっていた。鉄鋼(有)という一人の才に手をかけたかもしれない可能性。鉄鋼(有)という優秀な人材をもしかしたら、この国は失ってしまうかもしれない可能性。自分の行動によって、色々あり得た「かもしれない」可能性によって、さつま王子の肩には、いまや尋常でない重