見出し画像

アニメ版かいけつゾロリの「まじめにふまじめ」ってすごい良いこと言ってると思う。

昨日3回目のコロナワクチンを打った。
1回目2回目がなかなかキツイ副反応だったので
大事を取って今日を休みにしたが、
腕の痛みがあるだけで比較的元気めなので、
退屈しのぎも兼ねてつづる。

私は、人を笑わせることが好きだ。

子どものころはエンタの神様を毎週欠かさず見たし、
爆笑オンエアバトルを毎回録画していた。
また、小中学校の友達とは、
昔話をもじった笑い話を言い合って
お互いを笑わせる遊びをよくやっていた。

おかげで、今でも人を笑わせることが好きだ。
人と話していると、なんでもいいから
ひとつ笑いを取りたくなってくる。
もはや癖に近い。

おかげで、前職で
「難波さんに真面目な相談はできない」
とか言われたり、
笑いを取りたいがあまりに過度に自分を
卑下したり自虐したりすることもあって
あとあと自己嫌悪に陥りがちという
悩みがあるのだが、今回それは横に置いておく。

このことは、広告制作にも活かせていると思っている。
前回のタイトル通り、自分も経験があるが
「転職活動はつまらない」ものである。

「転職したい」と思い立ち、
求人を探し、履歴書を書き、
面接の日程を組んで、志望理由を考えて、
会社に仮病を使い、面接に臨み、
不採用で落ち込み、また次を探す。
内定が出たら出たで、やっていけるのか不安になる。
会社に辞意を伝えるのも一苦労だ。
はっきり言って転職活動とは、
徹頭徹尾ストレスフルな経験だ。

縁故やスカウトでは違うのかもしれないが、
私たちの作っている求人広告は
このプロセスの入り口となるポイントだ。

求人雑誌をペラペラとめくるのも、
マウスホイールをグリグリ動かすのも、
はっきり言って、もうめんどくさい。

自分にも経験があるからこそ、わかる。
だからこそ、その入り口に少しでも
ファニーでインタレスティングな要素を
ひとつまみでも入れられないだろうか。
自分はいつもそう考えながら、求人広告を作っている。

もちろん、求人広告の最大の目的は
人を笑わせることではなく、いい人材を採用することだ。
自分だって初めからふざけた広告を作ることが目的なわけではなく
ちゃんと採用に至ってほしくて書いている。
正直、賞だのなんだのは副産物だ。

似たり寄ったりな求人が並ぶ求人媒体の中で、
「目立つ」というのは非常に重要だ。
中身を見てもらえなければ意味がないのだから、
そういった意味でも、とにかく「目立つ」こと、
そして「この仕事面白そう」と思ってもらえることを重視した
クリエイティブを行っている(つもりである)。

もちろん、会社として優先して言いたいこともあったり、
営業に「やりすぎだ」怒られることもあったりで、
バランスを取るのは、やはり難しい。
だから、せっかく作ったキャッチコピーも
ボディーコピーも丸ごと削除されることもしょっちゅうだ。

そんなときは「ダメなんですねー、了解でーす」と
あっさり受け入れて原稿を完成させ、
また次の発注を待てばいい。
打席に立てる回数が多いことが、
求人広告制作最大のメリットなのだから。

大人になればなるほど、面白いことは敬遠されがちだ。
学生時代、新年をバイト先で迎えたことがある。
23:50ごろに仕事が終わり、自分は携帯を見ながら
カウントダウンの準備に入っている。

しかし周りの社員さんや先輩たちは
新年を迎えるというのに全く興味がなさそうだった。
「3…2…1…ハッピーニューイヤー!」
はしゃぐ自分(20)を横目に見ながら
「ああ…おめでと…」だの
「そうか、もう新年か…ふーん」だのそっけなく扱われた。
ひどく寂しい思いをしたことを今でも強く覚えている。

大晦日営業でお疲れだっただろうし、
大変お世話になった恩のあるいい方々だったが、
「こうなったら人間終わりだ」と当時の自分は思っていた。

おもしろいことは、きっと人生をよりよくしてくれる。
だからこそ自分は、今後も人に楽しんでもらえるものを
恥ずかしげもなく作っていきたいと思っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?