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リバウンドの基礎1

『最近少し太ってしまった』。そう感じていても、普段の生活をなかなか修正できないままときはすぎていきます。そして、夏、海水浴、同窓会などのイベントを目標にしてダイエットを始める、ということがあります。ダイエットを始めるきっかけづくりとしては良いことです。このような場合、食事制限で摂取カロリーを減らし、短期間で結果を出す方法が取られがちです。

「我慢できた人がダイエットに勝つ」という根性もの語りが賞賛されたりもします。

ところがここで治らないのがか体や脳のメカニズムなのです。人には長期間維持された体重の値が、脳と連動して記憶される「セットポイント」が備わっており、もし短期間で体重が減ったり増えたりすれば、自動的にその値に体重が戻されるような仕組みになっています。このメカニズムに逆らい、体重の減らし方が急激であればあるほど、その反動で元に戻る作用も強くなるというのが、リバウンドの大きな要因の1つでもあります。

苦しい思いやかなりの努力をして体重を減らすことに成功したのに、あっという間に元に戻ってしまっては虚しいもです。

ダイエット後の体重を長期間維持するためには、セットポイントを徐々に移行させることが不可欠。急激な体重減は、本当の意味でのダイエットの成功を導く可能性は低いと言えます。

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