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池田 千波留
2024年3月27日 11:37
「季節を味わう」では、毎月第4水曜日にその月の花を詠んだ俳句をご紹介します。あくまでも素人の好みで選んでおります。【菜の花】日本では古くから油菜が栽培されていましたが、現在ではほとんどが西洋油菜です。秋に種を蒔くと、翌年の春に芽を出して黄色い十字の形をした花をつけます。一面の菜の花は元気な黄色でありながら、どこか郷愁を誘います。菜の花や月は東に日は西に 与謝蕪村この句は、安永3年(1
2024年3月20日 11:35
「季節を味わう」では、毎月第3水曜日に季節を象徴する日本の色をピックアップ。3月にもたくさんの色があります。その中から私の好みで選びました。【曙色】曙色はオレンジ色がかったピンク色で、東雲色・オーロラ色ともいいます。 サーモンピンクに近い色味で、英語色名のオーロラと同じ色です。枕草子に「春はあけぼの やうやう白くなりゆく山ぎは すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる」とあるこ
2024年3月13日 11:34
世界で一番短い詩、俳句。「季節を味わう」では、毎月第2水曜日に季語を一つピックアップ。その季語が使われている俳句も紹介します。あくまでも私の好みで。【卒業】3月(春)の季語です。日本では小学校から大学まで、卒業式の多くは年度末の3月に行われます。卒業は別れでもありますが、次のステップに踏み出すことでもあります。別れの寂しさや新たな世界へ一歩踏み出す不安がある一方で、新たなステージへ
2024年3月6日 11:49
「季節を味わう」では、毎月第1水曜日にその月の暦や主な行事をまとめます。(全てを網羅するものではありません)2024年 3月(弥生)1日(金) 奈良東大寺二月堂修二会 修二会は我が身の汚れと罪を懺悔し、国家繁栄と五穀豊穣、人々の安寧を祈念する法会で、3月1日から2週間にわたって行う奈良東大寺二月堂の修二会が有名です。3日(日) 上巳の節句・雛祭 雛祭の正式名称は「上巳の節句」。かつ