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勇気をもらった言葉

私は自分が納得できない話には、「みなさん、ちょっと違うんじゃないですか?」とこれまで学校や職場などで言い続けてきた。
反応はいつもこうだった。
「わがままが過ぎる」、「悪口しか言わないヤツ」、「考えすぎじゃない」という感じで批判や冷笑を浴びた。
自分の考えが未熟であったり、間違っていた場合が何度もあった。
そのたびに己の至らなさを痛感した。
損得を考え、多数派に合わせて、自分が言いたいことを我慢した経験もたくさんある。
泥水を飲まされても、ニッコリ微笑んでおいしい水だと言っているようなものだ。
後悔した。
生きているという実感が失われていく思いがした。


自分の生き方に迷いを感じた時、次の言葉に出会った。

「 汝 の 道 を 進 め 、そ し て 人 々 を し て 語 る に ま か せ よ 」
segui il tuo corso, e lascia dir le genti

神曲 地獄篇 天国篇 煉獄編

イタリアの詩人・哲学者ダンテ著『神曲』の中にある。この言葉、みなさん結構ご存知のようだ。

勇気をもらった。
僕は僕なりに考え、言いたいことは、はっきり主張する覚悟ができた。
間違っていたら、それを認めて謝る責任を自覚した。
親しかった人との関係の悪化や孤立でつらい思いをしたことがあった。
しかし、奴隷であることを喜んで受け入れている奴隷民族たる日本人、と揶揄されるまでに落ちぶれた現在の日本人の惨憺さを見ると、「みなさん、ちょっと違うんじゃないですか?」と言い続けて、本当に良かったと思う。
「王様は裸だ」と言える勇気と気概を、私はこれからも持ちたい。

そんなことを書いていたら ( 2022/11/3 午前7時50分ごろ)、北朝鮮からミサイルが発射されたものとの報道。
建物の中、又は地下に避難して下さいと言っていた。
視聴者に何らかの恐怖を植え付ける誘導だ。
対象地域である宮城、山形、新潟の田舎町に地下避難できる住宅やマンション、公共施設があるのだろうか。
いつも不自然さを覚える。

しばらくして、7時48分頃、ミサイルは太平洋へ通過したものとみられますとの放送があった。
緊急避難という言葉が虚しい。
恐怖感を煽っているNHKや民放のアナウンサーや記者たちは、何の役にも立たないウソまみれの原稿をよくもまあ恥ずかしげもなく読み上げることができるものだといつも感心している。
俺たちは特権階級で視聴者はバカだと見下しているのだろう。
松平定知という御仁がよい見本だ。

振り返ってみると、北朝鮮からミサイルが発射とのJアラートは、安倍晋三氏が総理大臣だった時、彼がスキャンダルで苦境になると、必ず発出されていた。
岸田氏も現在八方ふさがりの状態だ。
そんな時、なぜか北朝鮮はミサイルを発射してくれる。
不思議ですね。

不思議と言えば、リベラリズムやら多様性を信奉しているはずの人たちが、マスク不要論を主張する人を今ここに至っても激しく罵っている。
一例として、以前取り上げた川上浩一氏。

「マスクに感染予防効果はない」は完全なデマです、と断定している。
科学者たる川上氏が完全なデマと言い切ってよいのか。
ならば、彼は下の投稿画像を見てどう思うのか?
お聞きしたい。
ところで、小池さんは東京のアメリカ大使公邸でご満悦の様子。
この方の目立ちたがりには、毎度のように恐れ入ってしまう。
彼女の視線には、マスクを着けて合唱している人たちは、入っていないのだろう。
彼女にとって、今回の騒動とは、自己アピールのためのパフォーマンスの場だったと言える。

話を戻す。
恥を知りなさいというのは、マスクの弊害を主張する人に罵倒の限りを加え、ワクチン接種の後遺症に苦しむ人々に対して見て見ぬふりを決め込んでいる人たちだ。
自民党の松川氏のような主張が、野党政治家やリベラルを信条にしているはずの自称言論人や知識人から全くないことに改めてげんなりしている。

最後になるが、私は北海道の地方都市に住んでいる。
11月になっても、スーパーやドラックストア、コンビニは、私以外はみなマスク。
JRやバスも同じだ。

それでも、私は「みなさん、ちょっと違うんじゃないですか?」という意思を示すためマスクを外して歩いている。


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