マガジンのカバー画像

白い日記帳'23

365
2022.12.31-2023.12.30
運営しているクリエイター

2023年12月の記事一覧

2023.12.30

2023.12.30

録画していた『地下鉄のザジ』を観た。パリの町並みがたくさん写っている。エッフェル塔の螺旋階段を降りていシーンでは、パリを上から見下ろすカメラのおかげで、街区や名所がよく分かる。映像が美しく、色彩や夜のきらめきはオッティンガーの映画にも通ずるものがあった。
挑戦的なジャンプカットの多用や過剰な早送りによるスラップスティック・コメディ。やりすぎな気もする。浮かれまくった楽しい映画だけど、どういう時代背

もっとみる
2023.12.29

2023.12.29

大掃除している時の自分の集中力、我ながら尊敬する。あっという間に朝から夜になった。捨てるものが意外とたくさんあって、過去の自分の無駄な買い物を恥じた。
片付けをしつつ、ホットケーキ焼いて栗ジャム乗せて、鴛鴦茶飲んで、月桃茶飲んで、双皮奶作って(甘露で食べた味に似ていたので多分成功した。牛乳の品質にこだわるほど美味しくなりそう。)、黄観音白ワイン出し(フルーティーさが加算されてよかった。この前やった

もっとみる
2023.12.28

2023.12.28

仕事納め、ミスドの福袋を受け取り、出町座でスコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を観た。とにかく、ディカプリオの演技がすごすぎる。200分間、すげーすげーとびっくりし続けた。長尺だけど、俳優陣の演技バトルが面白すぎて、カットするには勿体ないシーンばかり。ヘイルが自分をキングと呼ばせる最初の会話、アーネストがモーリーに対して見せる表情しぐさ、ヘイルがアーネストにサインさせる強引さ、そ

もっとみる
2023.12.27

2023.12.27

ロームシアターで「芸能の在る処〜伝統芸能入門講座〜浪曲編」を拝聴。玉川奈々福さんの話し方、すごくちゃきちゃきしていた。声を発することを生業にしている方って、キャラクター性の濃い声をされているものなのかな。真鍋昌賢さんも木ノ下さんもお話し上手で、聞き心地が良かった。私は浪曲に関して全くの無知だったので、いろはのいだけでも吸収できてよかった。定席、巡業、大劇場、レコード、ラジオなど、それぞれの媒体で求

もっとみる

2023.12.26

最近、嗅覚が鋭い。冬なのに、なぜ。
人の香水や口臭が気になってしょうがない。

2023.12.25

2023.12.25

母が勝手に私の家に来たようだ。中途半端に洗い物をしてぐちゃぐちゃにして行きやがった。消費期限が今日までの食品をもらって、どうしろというのだ。
キャベツのザワークラウト、サルシッチャデリのいつものソーセージ、白ワインで小さなクリスマスを味わう。村田森さんの食器、すごく使いやすい。購入して大正解。しばらくこればっかり使うことになりそう。

2023.12.24

2023.12.24

私設図書館おこもりデー。
ハロー留学チャンネルを一気見。何度も思うし、何度も言いたい。私は中島早貴さんが大好きだ。
特に好きな回はこれ。
https://youtu.be/KbT40YNVbbU?si=cLZsy-vteFzp3luX
「私が住んでる町説明してたら最近の私の説明になってた。」って、タイトルからしていい。中島さんが 自分の性質に合った町を分析して、丁寧に伝えてくれる。自然体で前向きで

もっとみる
2023.12.23

2023.12.23

日記書いたのに消してしまった。2000字くらい書いていたから大ショック。これから短縮版で書く。

キッチンくじらで朝食を摂り、図書館へ。
江藤淳・蓮實重彦『オールド・ファッション』を読んだ。テストは採点して返却しないと意味がない、テレビに出ている人よりそこらへんの人の顔のほうが面白い、というのは大共感。文壇に関するお話は、私が浅学のためよく分からず。どういう場所でどういうシチュエーションでの会話か

もっとみる

2023.12.22

京都芸術大学まで、タデウシュ・カントル『死の教室』上映 & 関口時正さんのミニレクチャーを観に行った。
映画版の演劇、めちゃくちゃ好みで面白かったのに、途中でどうしようもなくお腹を下して離席してしまった。こんなことあんまりないから、ちょっと堪えた。閉塞感のあるポーランドの地下ギャラリーで繰り広げられる不条理劇。観客は画面向かって右にいるのかな。たまに地下ギャラリー以外のシーンが挿入される。意味のな

もっとみる

2023.12.21

精神状態が心配な友人がちらほら。一人になりたい気分のこともあるやろうから、どこまで声をかけたらいいか分からない。

その年のうちにしたいことリスト、毎年全然やってないな。

2023.12.20

2023.12.20

燕燕で、よだれ鶏(ナッツ、きゅうり、大葉との組み合わせが最高)と羽付焼き餃子(タネが甘くて美味しい)を食べた。
出町座でジャン・ユスターシュの『わるい仲間』と『サンタクロースの眼は青い 』を鑑賞。倫理観に欠けるが若者らしさにあふれていた。流行のダッフルコートをようやく手にした時には、時代遅れになってしまう感じ。そういう体験って、すごくティーンっぽい。
上映後には廣瀬純さんのレクチャー。廣瀬さんのお

もっとみる
2023.12.19

2023.12.19

ラアノウミでマアノウミを食べる。
同志社の寒梅館にて、蓮實重彦さんと三宅唱さんが昨年作られれた「ジョン・フォードと『投げること』完結編」を鑑賞し、木下千花さんの解説を拝聴。今日の話を忘れないうちに、蓮實さんのジョン・フォード論を読まねば。
フォードの映画って堅物なイメージがあったけど、けっこうコメディアスなんやな、と映像を観て思った。投げるという行為で物語を躍動させる演出が濃縮されていて、面白かっ

もっとみる

2023.12.18

6時前に京都駅に着いて、黒い東山を見ながらバスで帰宅。お米炊いて、シャワー浴びて、お弁当詰めて、荷解きして、出勤。仕事に行くのが変な感じ。

2023.12.17

2023.12.17

浅草駅近くの塩パン専門店パン・メゾンで、ノーマルの塩パンと塩メロンパンを購入。安いのに美味しい。行列ができるのも納得。
今日も東京の電車が嫌い。神谷町駅で降りると、すぐに麻布台ヒルズ。それを横目にまず向かったのは、レーモンド設計の聖オルバン教会。聖歌の練習をされていたところに、見学目的の不審な女を快く迎えてくださった。キリスト教の教会って、なんでこんなにオープンで無償なんやろ。木の温かみに包まれ、

もっとみる