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2023.12.17

浅草駅近くの塩パン専門店パン・メゾンで、ノーマルの塩パンと塩メロンパンを購入。安いのに美味しい。行列ができるのも納得。
今日も東京の電車が嫌い。神谷町駅で降りると、すぐに麻布台ヒルズ。それを横目にまず向かったのは、レーモンド設計の聖オルバン教会。聖歌の練習をされていたところに、見学目的の不審な女を快く迎えてくださった。キリスト教の教会って、なんでこんなにオープンで無償なんやろ。木の温かみに包まれ、居心地の良さにずっと居たくなった。隣にも別のキリスト教会があったけど、そちらには入らず。ノアビル、東京タワー、霊友会の宇宙船建築があるなかに、麻布台ヒルズまでできて、めっちゃカオス。飯倉ってキャンティのイメージやったんやけど、昔の雰囲気から変わってしまったんやな、と東京に詳しくない私でも分かって哀しい。庭園や低層部のデザインによって被害は最小限に抑えられているものの、どうしても昔が恋しくなる。
麻布台ヒルズギャラリー開館記念『オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期』は、会場が狭いと前情報があったので身構えて行ったら、思っていたよりは充実していた。オラファーのしたいことがよく分かる展示だった。そんなことより、大声自分語りウザ男とそれに相槌を打つ女がいて、不快だった。そんな男のどこがええねん、と心の中で叫んだ。ほんまに嫌い。
ほんで、楽しみにしていたTHE KITCHENのランチビュッフェ。ついに憧れのオラファーキッチンの食を体験できる。麦味噌と野菜の味噌汁、甘酒と人参のラペ(わかめの梅風味)、黒豆のチリ、グリーンサラダ(ヴィネグレットとレモンフムス)。酒粕・ヨーグルト・味噌のカボチャサラダ、ピーマンと切り干し大根の塩麹きんぴらカレー風味は真似したい。ジンジャーガーリックのグリルキャベツが美味しすぎて、原価が低いと分かりながらキャベツばっかり食べた。今まで食べたキャベツ料理で一番美味しい。和紅茶とベリー・ズッキーニの入ったケーキをいただき、腹八分目で撤退。無理して食べなかった自分、成長したな。

東京都写真美術館で『即興ホンマタカシ』展。私の中のホンマさんのイメージと違って、ぼんやりした大きい写真、富士山の写真ばかり展示されていた。ワンテーマに絞られていたり、立ち入れない空間があったり、かなり挑戦的で実験的な内容だった。
映像作品「2019年の磯崎新」を観るも、連日の疲れからか半分くらい寝ちゃった。浅田彰が登場して、磯崎さんアゲのトークをかましていたのが、私が観た部分で一番印象的だった。
上映後のホンマさんと保坂さんのトークは全部起きていたので、できる範囲で映像の情報を捕捉した。妹島さんと磯崎さんの会話を見逃したのは悔やまれる。妹島さんが山でもヒールを履いてくるというのは、イメージどおり。久高島の近くの斎場御嶽で、磯崎さんが岡本太郎の話をしたことについて、保坂さんが言及されていた。1970年の万博を踏まえて、磯崎さんが太郎に対して思うことがたくさんあったのでは、という考察。
建築外の分野に踏み込んで思考できる建築家は磯崎さんしかいない、というニュアンスのことをホンマさんが言い切っていた。磯崎さんは間違いなくそういう人だったけど、磯崎さんしかいないというのは引っかかる。ホンマさんの写真に対して、カッコ良さではなく実験的なことを求めるというのは、そんなに珍しいことなのか。
ホンマさんの制作方針については、お話を聞いてよく理解できた。カメラオブスクラで時間をかけて撮影する、時間を写す、という考え方は面白いな。
あまり時間はなかったが、山手線に乗る前にアートブックの専門書店POSTに立ち寄った。面白い本がたくさん。お客さんもそこそこいて、いい時間が流れていた。

TDCHにて、ばってん少女隊の年末公演。2時間半の充実した公演で、2階バルコニー席でもステージが観やすく、行ってよかった。初めて来た人たちをも引き込もうという気概がビンビンに伝わってきた。ハロプロのコンサートに飼い慣らされた身としては、演出のセンスの良さがとにかく楽しかった。GuruConnectさん、PARKGOLFさんなどのクリエーターの方々とのご縁を大切にしながら、運営スタッフさんが正しい努力をされているのが頼もしい。愛ちゃん、おっとりした歌声と話し方なのに、ダンスはかっちりしていて心底好き。近くで見た柳美舞さんの小顔に驚く。上田理子ちゃんの鼻、なんか汚れてるけど大丈夫かなと心配していたら、最近流行りの化粧だったみたい。不思議な流行だな。
九州旅行もしたいことだし、福岡で開催される周年ライブも行くか悩む。建築士の勉強と天秤にかけないといけない。

水道橋まで来たついでに、21時前だし空いているだろうとたかを括って黒木料理長のお店へ。あかあかとした店内で、満席の常連客に囲まれてヘラヘラしている黒木さんがいた。本物だ、という小さな感動と、何の利権やねん、という湧きあがる不信感に押されて撤退。他に空いている店を探すも、ことごとく入れない。チェーン店にも行列ができていてドン引きした。都市計画、ミスりすぎでは。こんな状況が普通になっている東京、大丈夫か。みんなふわふわして流されているように見えて、心配になる。
とりあえず総武線に乗って、バスタ新宿のデイリーでおにぎりを2つ買って食べた。お昼が豪華やったから、夕飯のみじめさは相殺された。バスタも大混雑。30分くらい早めに着いたけど、トイレに並んでいるうちにちょうどいい時間になった。

富樫実の盗作かな??

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