チェロのメモ 2024/02/10

長く続いてしまった教科書のレッスンを前回終え、今回はご無沙汰になった曲(『君を愛す』)を丸々やることに。今日で終わらす感じでと言われるが、大丈夫だろうかと不安になる。

今日は特別新しい指摘はなく、いままでやってきたことをブラッシュアップする(今更?)。通しつつちょっとずつ修正する。

最後のフレーズで、拡張型を含む指番号1、2、4で弾く譜面が出てくるのだが、ここの練習方法は「チャルメラ」だと教わる。チャルメラといえばあの曲だが、あれは拡張型の位置にぴったりはまるので、練習にちょうどいいらしい。弾いてみると、耳慣れたメロディなので音程がズレればすぐわかるという良さがあり、たしかに練習になりそう。

そんなこんなで伴奏に通して何度か弾いてみて、まあいいんじゃないか!? ということでこの曲は終了となった。教科書も曲も長くなりすぎたので、リフレッシュという意味で合格としてくれたのかもしれない。情けない話ではあるが、次がんばろう。

で、その次は『故郷(ふるさと)』。「うさぎおいしかのやま」のアレである。

指遣いについて、簡単なのと、拡張型を使うのどちらがいいかと言われて、少し悩む。が、さすがにここは拡張型の方で、と答えた。まあ譜面的にもそのようになっているので、ここはそれでやっておきたい。冒頭だけ指番号を教えてもらって今日は終了。次回から本格的にやっていく。

ところで、昨日、小澤征爾が亡くなったとの報道があった。生で聴いたことはないが、音源や本などで触れてきた方なので、さびしい。また、自分の名前には「爾」が入っており、説明の時に「小澤征爾の爾」とよく言っていたので、勝手に親しみも持っていた。巨星堕つ。ご冥福をお祈りします。

チェロの記事なので、こちら演奏を。

ドヴォルザーク作曲『チェロ協奏曲 Op.104』
指揮:小澤征爾
チェロ:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
管弦楽:NHK交響楽団

https://youtu.be/hnXItBOgZ6s?si=aXFY3AFL8q--o2re

ロストロポーヴィチは小澤征爾、さらに小澤家と非常に親しかったようだ。『小澤征爾、兄弟と語る』(岩波書店)を読むと、ロストロポーヴィチが小澤家の墓前で一緒に弁当を食べたりした、という素敵だけど、マジ?と思ってしまうようなエピソードなどがさらりと出てきて、びっくりする。