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目覚めの途中

気づいたのか、思い出したのか。

そのあたりは定かでない。気にもしていない。

ただ何となく、
ただぼんやりと、
〝真実〟が見えてきた事象がある。

とはいえ、
その〝真実〟というものは、
多くの人類が抱く概念からはかけ離れている。

それ故に、
説明したところで理解を得ることは困難だと想像がつく。

目覚めている人なら、
この〝真実〟を説明することができるだろう。根拠を交えながら…。

しかし、僕は目覚めていない。
まだまだ目覚めの途中に存在している。

だから、説得力がない。
万人を納得させるだけの根拠を持ち合わせていないんだ。

根拠に紐づけされる、
言葉や記憶、現象、行いといった類のものが…。

幻想に惑わされ、
起きている現実が〝真実〟だと誤解して、
多数の意見こそが〝正解〟だと解釈して、
〝正解〟のラベルが貼られた〝間違い〟に安心感を抱き、
〝間違い〟だらけの〝正解〟のラベルを渇望して不安を抱き、
〝真実〟を知ることもなく、受け入れることもなく、生きている。

それが、この地球(ほし)の現状だ。

病気のこと。死のこと。時間のこと。お金のこと。

すべては〝思考〟によって上塗りされたものだと、
自分たちが〝思考〟によって蓋をしているんだと、
そのことに気づいた時、〝真実〟は浮かび上がってくる。

〝真実〟が広まれば、
この世界は穏やかになる。身近なところも、きっと。

整えるんだ。〝真実〟を受け入れる準備を。

君にとって必要な時に…。君にとって必要なタイミングで…。








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