音楽で越える二つの世界 【音楽的特異点 vol.0レポ】
音楽的特異点 vol.0、おつかれさまでした。
「最新のAR技術を活用した人気VTuber達によるミュージックフェス」と銘打たれたこのイベント、そして「音楽的特異点」という言葉。
どうだったのか?何だったのか?
その2つの事を、ライブ初心者の目線から書いていこうと思います。
音楽的特異点というイベント
場所は下北沢 北沢タウンホール。
8/10と8/11の二日間で一回ずつ行われたイベントだ。
音楽的特異点公式Twitterより
会場の雰囲気はこんな感じ。
ステージ上のスクリーンは背景等を映す奥側のスクリーンと出演者を映す手前側の薄い網状のスクリーンの二層。
二層のスクリーンの演出の使い方が結構面白かった。
レイヤーが二層以上のVTuberイベントでは、基本的に出演者を映すのは背景よりも小さい透過パネルを使うこと多く、投影する上でどうしてもパネルの境目が気になってしまう場合が多かった。
しかし今回は二層であることを意識しない位、綺麗に一つのスクリーンの様に見えていた。なおかつ、中央にパネルがあるかの様な演出。
画像でも中央が背景から切り離されて見えるのですが、出演者はここから飛び出してくるし、演出上パネルが動いて消えることもあった。
分かってる人には、いつもの様に見せかけながら始まったら常識を壊してくる感じ。なるほど、最新のAR技術だ。と思わされました。
さて、このイベントのフェス的な面。
私は音楽イベント自体がまだまだ2,3回目の初心者で、正直「ライブ?フェス?一人出るか複数人出るかの違いなのかな?」位の感覚でした。
始まってみれば、座席なんて無かったかの様に立ち上がったらそのままのファン達、出演者が1,2曲歌って次の出演者にバトンを繋いでいくこと、出演者間の繋ぎが短いこと。
怒涛、って言うんですかね。
あれは音楽が押し寄せてきてました。
勿論、MCがある方も居ましたがそう長いものではなく、ちょっと挨拶して次の曲振りをしていくようなもの。
余韻に浸る間もなく、自分と周りテンションが落ちること無くどんどん盛り上がっていくのを感じていました。
この、どんどん盛り上がっていく感覚がイベントとして出演者達がバトンを繋いでいくように感じて、フェスというイベントが複数の出演者が出るだけでなく、全員が居て一つのイベントとして成り立つことを理解しました。
私は今回のイベントに最推しは居なかったのですが、知ってる子がとっても多かったので行く為、全員ことを知って予習して来ました。
しかし皆がそうではなく、最推しが出るから、って理由がやっぱり多かったんじゃないかと思います。
でも、最推しではない出演者の曲の時も、皆めちゃくちゃ盛り上がる。
それだよそれ!!皆最高だよ!!ってなりました。
いやーフェス、良いですね。もっと増えて欲しいです。
ワンマンライブもそれはそれ、なのですがこういったフェスイベントも様々な子を一度に観れる欲張りセットな感じでとっても楽しかったです。
次回は12月の様で、そちらも是非行きたい所ですね。
音楽的特異点という言葉
技術的特異点(シンギュラリティ)
シンギュラリティ(Singularity)とは、未来学上の概念。
人工知能自身の「自己フィードバックで改良、高度化した技術や知能」が、「人類に代わって文明の進歩の主役」になる時点の事である。
Wikipediaより
Lamuneプロジェクトさんが関わっていること、ロゴの「Project Singularity」から、ほぼ間違いなくこちらのもじりだと思います。
バーチャル世界の住人が大きく増えて、だいたい二年程。
まだまだバーチャルとリアルには隔たりがあるように感じる。
いつかバーチャルがリアルの世界の隔たり無くなって重なった時、私達の生活は一体どんなものになっているんだろう?
それがずっとずっと先なのか、それともすぐそこなのか。
音楽的特異点は、技術的ではなく音楽的な特異点。
今回のイベントと、次回開催のお知らせを見て、
いつかの特異点に音楽から近付いていくのかな、と思った。
今後このイベントが続き、触発されて近いイベントが増えたとしたら?
毎月毎日、バーチャルもリアルも関係なく音楽イベントがあるとしたら?
明らかにめちゃくちゃ楽しい。最高の未来だ。
音に乗って、腕を振って声を出して身体を揺らして楽しむこと。それ自体既にリアルとバーチャルの違いはなくて、ライブとしてステージ上と客席の世界の隔たりを壊して熱量が伝えられるならば。ただその一点だと思う。
音楽に詳しくはないけれど、やっぱり音楽は楽しいから。
そういった可能性が音楽的特異点に込められて居たのなら、今回のvol.0から繋がる次点をこれからも見せて欲しいと思った。
最後に
ここまでお読み頂きありがとうございました。
ライブ初心者、尚且つリアル世界で活躍するアーティストのライブにはほとんど行ったことないので、少しおかしな目線だったかも知れません。
でも、可能性を感じる景色がそこにあったことを少しでも伝えられたかな。って思います。
普段はこんなイベントレポだったり、推し界隈の事を書いてたりしますのでもし興味があれば他の記事も読んで頂けると嬉しいです。
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