見出し画像

部活動の効果

 お越しいただきありがとうございます。

 受験コーディネーターの廣川です。

 35回目の投稿です。

 今回は、前回の記事の続きというか、本編を書いていこうと思います。


内申書

 部活動の現状は ↑ 書きましたので、フラットに見て、部活動の効果や受験コーディネーターとしての見解を書いていきますが、部活動と聞くと高校入試での内申点を考える方も多いのではないでしょうか。例えば全国大会出場となると別格ですが、関東大会出場、県大会出場では、高校でその競技をやる上では評価されますが、それほどではありません。

 さらに誤解されているのが、部活動を続ける方が評価が高いということです。情報として内申書に部活動を記載することはありますが、引退までやろうが、その前にやめようが、評価は変わらないそうです。今では部活動を出来ない学校も出てきているようで、公平性なのか、評価は大会成績だけのようです。

 かくゆう自分も、中学生の時に完全に選手から外されていたので、母に部活動を辞めたいと伝えました。すると母が「部活を最後までやらないと内申書が悪くなるって聞いたよ。」と言われ、最後の大会が終わるまで辛抱しました。当時はまだそういう評価もあったようですが、結果として内申書が関係ない『陸上自衛隊少年工科学校』に進学しましたので、あのときやっぱりやめておけば...なんて思ったりしましたね。

運動部 OR 文化部

 それでは、部活動の効果ですが、今までの生徒のことで考えると、部活が厳しければ厳しいほど、忙しければ忙しいほど、学習意欲は高めになる傾向にあります。部活が忙しいからなどと理由をつけるよりも、忙しいからやれるときにやろうとしている生徒が多かったです。だから、部活をしていないとか、あまり部活を熱心にやっていない生徒の方が何かと言い訳を言いがちで、学習意欲もそこそこでした。

 さらに、部活動を大きく分けて、運動部と文化部とでは引退の時期も違い、運動部は1学期に文化部は2学期あるいは3学期までやりますよね。それも関係があるのか、受験に向けて勉強していく上で、運動部の生徒の方が最後の伸びが大きくなりガチです。文化部の生徒の緩やかな伸び方よりも、かなり急激に伸びることが多いです。ホップ、ステップ、ジャンプのジャンプが跳ね上がる感じですね。

 それはもしかしたら、それまでがあまりにも勉強をしておらず、勉強をし始めたからと思われるかも知れませんが、自分が担当する生徒なので、それまでもそれなりに学習はしていての伸びですから。

 個人的見解ですが、運動部では、普段の練習はもちろんですが、練習試合や大会などで、常に集中する練習が出来ていたのではないかと想像します。だから、いざ受験勉強をするとなれば、その集中力が発動するのではないでしょうか。

 文化部の中でも運動部のように活動している吹奏楽部は、運動部同様に伸びを期待できます。こちらも演奏などで集中力が鍛えられているのでしょうね。

 余談ですが、運動部あるあるで、授業に行くと部活を頑張ったであろう香りが放たれていることが多く、自分の加齢臭も霞んでしまいます。若さ爆発と言ったところでしょうか。本人は気付いていないことも多く、休憩でお茶を運んで来られた保護者の方が「クサッ!」ということもありますね。

 ぜひ部活動が出来るならば、なるべく一生懸命練習する部活動に参加してください。



『スキ』『フォロー』をいただけると、非常に励みになりますので、よろしくお願いいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?