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【成功8】第一のテーマ (8)観念を変える2 『幸せを手にする方法』

マガジン「城北忠明の成功ルール(真実の成功法則)」の第8回です。全27回が順番に続きますので飛ばさずにお読み頂ければ幸いです。(初めての方は自己紹介からご覧下さい)


観念(ビリーフ)を変えていくために、私が考える方法として2つあるとお伝えしました。

今回はその1つ目の方法・・・
「望む観念にチューニング」
についてお話しします。

あなたは、人生の良し悪しというのはどうやって判断すると思いますか?

「良い悪いはない」というトピックでも触れましたが、実際、今の現実がどうなのかは良い悪いとは関係ありません。1億円あれば大金持ちだという人もいれば、1億円あってもまだ足りないという人もいます。

極端な話、田舎暮らしなどでお金がなくても毎日楽しく暮らして幸せという人もいれば、使い切れないほどのお金があって何でも手に入るのに、幸せではない人もたくさんいます。

(私はお金を持っている人の実状をたくさん知っていますが、本当に満たされて幸せを感じている人は一部ではないでしょうか。特にお金を持った人の離婚・浮気率は9割を超えている気がします)

例えば、私自身は数千万円くらいの資金と投資の知識があればお金には困らないと思っており、今、お金のことを気にせず毎日家族と一緒の時間を過ごしているだけで楽しくて仕方ありません。

日々の気づきや成長もあってその気持ちは年々増していますし、1分1秒でも多くの時間を家族と共有したいと思っています。それは、たくさんの経験をして楽しみたいと思っているような人と同じくらい強い気持ちです。

しかしながら、そんな私と同じような生活になったとしても、幸せとは思えない人も多いはずです。

お金があるならもっと使いたい、家族と一緒なんて窮屈で仕方ない、何もしない日常なんて退屈で死にそう…(※私は何もしない日常がほとんどです)


それでは、最初の質問、
「人生の良し悪しというのはどうやって判断するか?」に戻るのですが・・・

ここで私が出した結論は、結局、幸せなのかどうかは「どれだけの幸せを感じ取れるか」ではないかと思っています。

同じ1日を生きて、どれだけの幸せを感じたか?
同じ1週間、1ヶ月、1年・・・でどれだけ幸せを感じたか?

誰もが24時間365日を経験する中で、たくさんの幸せを感じた人の人生は、幸せな人生だったということです。

しかし、その間にどれだけ大金を手にしてどれだけ遊んでどれだけ多くの経験を積み重ねたところで、何も幸せを感じ取ることができなければ、その人生は幸せではなかったということになります。

つまり、今の現状が実際にどうなのかは関係なく、この現状を “あなたがどう感じているか?” で決まるということです。

誰がどう言っていたとしても、周りの人がどう思ったとしても、あなたが幸せだと思えば幸せなのだということです。(私の生き方も、私が幸せだと思っているのだから幸せなのです)

◇ ◇ ◇


だからこそ、あなたの望む観念がどんなものかわかりませんが、
例えば「幸せでありたい」と望むのであれば、“今の幸せ” に意識を向けて欲しいのです。

もしも「お金がある状態」が望むことなのであれば、“今あるお金” に意識を向けて、今お金がある感覚を感じ取って欲しいのです。

「幸せを見つけることができる人の人生が幸せなものになる」
「様々なことに感謝できる人の人生が、実際に感謝できるような素敵なものになる」

・・・ということなのですが、これは意識的でも無意識的でもいいのです。

通常、観念というのは無意識的なものなのですが、それを “意識的に作っていく” というのが、今回お伝えしたい方法「望む観念にチューニングする」というものです。

◇ ◇ ◇


観念というのは、ポジティブでもネガティブでも、同じものを引き寄せては増幅していくという性質があります。

例えば、何か1つ悪いことが起こると、次々に連鎖的に悪いことばかり起こって、「ツイてない日だな」ということを経験したことがあるかもしれません。

それは実際に悪いことばかり起こっている場合もありますが、“ネガティブな意識をずっと引きずっているから” そう感じることもあるのです。

そして、実は、悪いことが連鎖するのと同じように良いことも連鎖します。良いことが起こる人は、どんどん良いことが起こるのです。


良いことがあれば一日中気分が良くて、嫌なことがあればずっとイライラするという経験は誰でもあるかもしれませんが、だからこそ「引き寄せ」というのは真理の1つだと言えるのです。

一度起こった出来事の影響を何年間もトラウマのように引きずることもできるし、今すぐ抜け出す選択もできる。つまり、何が起こるかに関係なく、“選択は自由” だということです。

「ありがとう」「ツイてる」のような言葉を繰り返し唱えるというのもありますが、このように、日頃から “感謝” に意識していれば、当然、感謝できることが目に入るようになります。

反対に、怒りや不満ばかりに意識を向ける生き方をしていれば、あなたの人生はそのようになります。

ポジティブな人は何でもポジティブにとらえるし、ネガティブな人はほんの少しのことでもネガティブにとらえる・・・

要するに、その人が “幸せ探し” が得意なのか、“不幸探し” が得意なのかというだけのことです。

ケガをした、病気になった、失敗した、トラブルが起こったなど、これだけでは実際に良いか悪いかは確定していません。お金を手にしたことで逆に不幸になったケースがあるように、起きた物事=良い・悪いではありません。

つまり、「良いこと」というのは出来事自体で言えるのではなく、あなた自身が「良いととらえていること」を言うのです。

◇ ◇ ◇


もしあなたが幸せであることを選択したいのであれば、今ある幸せをたくさん感じて下さい。

今の充足感・幸福感を感じることができれば、心に余裕が生まれて周りの人にも優しくできますし、お金に対しても健全にとらえることができるので、極端に執着することもありません。

信仰のようなものがある人は、感謝できる対象があるという意味で素晴らしいことですし、お守りやグッズのようなものでも、それを信じられるならプラスになります。
(※助けてもらおうとして“すがる”とか、それだけを絶対視・盲信してしまって他を受け入れなくなるのはNGですが)


・・・ただ、このように何かに頼るのは、“必ずしも必要なことではない”ということは理解して下さい。

それよりも、自分自身を満たしていれば他からの助けは必要ないのです。

他人がうらやましいとかあれが欲しい、これがしたいというような感情は、今の自分が満たされてないから感じてしまうことです。

占いや宗教などにハマる人を考えればわかりますが、自分自身が100%ではない状態だからその不足分を補うように何かを求めたり何かに依存したいと考えてしまいます。

それよりも目を向けるべきなのは自分自身であって、まずは充足感で満たすことが必要なのです。

いつでも変えるべきなのは今の自分。
“今の自分”を変えることのみで、未来が変わっていくのです。

(※ちなみに、今満たされていない人がお金を得たり何かを得ることで、一時的に満たされることがあります。その場合、その人はお金や何かを得られたから幸せだと言いますが、それを得たことで100になったということは、逆に言えば、それがなくなれば100ではないということです。失うと不足するのであれば、それは本当の意味での充足ではないということなのでご注意下さい)

◇ ◇ ◇


本来、誰もが満たされてさえいれば、他人のことなんて気にならず、何でも許すことができるはずです。他人を攻撃したり奪うこともなく、平和な世の中になると思うのです。

私なら、家族が笑っているだけで幸せを感じますし、大好きな日本の食事(手料理)を食べられるだけで満足ですし、四季の移り変わりの中で風を感じたり、草木の変化に気づくだけでも大きな幸せを感じられます。

まさに “日常こそが幸せ” であり、些細なことでも感謝の連続・・・
だから、私の人生は幸せで満たされているのです。

一方で、大金を手にしてももっともっと欲しいとか人と比べては負けたくないと考えるような人は、いつまで経っても際限のない欲望と不足感を感じていて、満たされることがありません。

お金があることを見せびらかせて優越感を感じたいと考えるような人も、心のどこかで認められたい・満たされたいと思っているからですし、誰かを見返してやりたいというようなネガティブな感情が原動力になっていると、不幸せな想いが拡大するだけです。

「現状で満足できない」という観念を持ち続ける限り、お金や人間関係を手にしてもどんな経験をしたとしても、満足することはないのです。

◇ ◇ ◇


・・・だから、世の中にはお金があっても幸せではない人で溢れています。お金と幸せは、まったくイコールではないというのが現実なのです。

同じ行動や結果であったとしても、それが「マイナスを補うため」なのか「プラスを重ねるため」なのか? どちらの目的で行っているのかで全然意味が違ってきます。

何らかの使命感があるなど、プラスの想いがスタートなら何でもやっていけばいいのですが、マイナスを補うためのものなら、その行動自体に意味はなく、その前に「自分の状態をゼロに戻すこと」が根本的にやるべきことなのです。

世の中にはこれをすればいい・こうすべきというメッセージで溢れていますが、同じ行動であっても、人によって意味が異なる以上、プラスにもマイナスにもなります。だから、短絡的にこれをすればいいと考えるのではなく、本質的に見極めることが必要だと繰り返しているのです。


・・・ちなみに、その人の行動がプラスからのスタートなのかマイナスからのスタートなのか? 特にわかりやすい判断基準が、「攻撃的ではないか」です。

何かを否定したり攻撃してまで自分の主張を通そうとしているのは、自分自身が満たされてなくて心に余裕がないからです。

純粋な気持ちによるスタートであれば、他者のことなんて関係なく、ただまっすぐに自分の信念だけで進んでいくはずなのです。


◇ ◇ ◇


それでは、このような充足感を感じて満たされるにはどうすればいいか・・・
ここからが、「望む観念にチューニングする」という具体的な説明になります。

まずは、いきなり100%は無理だということを理解して、1でも2でも幸せを “積み重ねていく” ということを意識して下さい。

例えば、今あなたが過ごしている日常の空間(家や職場等)に、充足感や幸福感を感じることを1つ1つ増やしていくのが良いでしょう。今の自分にとっての可能な範囲内で、幸せを感じられることを増やしていくのです。

デスクにこれを置いたらちょっとプラス、こんな匂いのアロマがあればプラス、こんなBGMが流れていればプラス・・・(私の家ではヒーリング音楽かクラシックを流していることが多いです)

部屋が片付いていてキレイな方が心地良いと思うなら、片付けるように心がけると良いでしょう。パワースポットなんて行かなくても、今いる場所(自宅や仕事場)を心地良い空間にすればいいのです。

あと、お金に関することで言えば、私も妻も、心から感謝しながらお金を使うようにしています。誰に教えてもらったわけでもないのですが、お金だけでなく、「すべてのモノに魂がある」かのように大切に扱っています。

しかし、よくある話で、お金が貯まらない人の財布ほど、お札の向きがバラバラだったりレシートなどが乱雑に入っていたりします。

よほどお金に対する感情や使い方が荒いのだろうと思ってしまうのですが、正直、そんな状態で「お金が欲しい」と言っているのが信じられません。

これは別に、「財布の中をキレイにすればお金が貯まる」というおまじない的なことを言いたいのではなく、本当にお金が欲しいのなら、誰かに言われなくても大切に扱って当然だと思うからです。

感謝してお金を使う人は「お金を良いもの」だととらえているということですし、感謝しないで使うということは、「お金をどうでもいいもの」だととらえていることになります。

お金の扱い方がそのままお金に対する気持ちやとらえ方なのだとすれば、人一倍お金を大切にしているからこそ、お金は増えていくものだと思うのです。

今お金が欲しいと言っている人は、お金を大切にしているでしょうか?

もし投資で資産運用して増やしたいと思っているのなら、そもそも今の収入と支出は毎月どれくらいあって、どれくらいの自己資金を投資に回すことができて、どれだけのリスクを取れるのかなど、管理して把握していますでしょうか?

普段からこのように考えていれば、お金を使う場合でもその対価を考えて適切に使いますし、トレードも慎重にできます。

これはそのまま投資の結果にも反映されていきますし、資産を増やしていこうとする人の、最初の心構えにもなるでしょう。

◇ ◇ ◇


それでは、今回の「望む観念にチューニングする」という話をまとめますと・・・

幸せというのは、幸せに “なるもの” ではなくて、幸せを “積み重ねて作っていくもの” というのが、伝えたいことです。

今、多くの人が悩みや不安などたくさん抱えているでしょう。現状のほとんどがマイナスばかりだと、感じている人もいるかもしれません。

それでも、たった1でも5でもプラスが残っているなら、その方向に意識を向けて幸せを感じて感謝してみて下さい。

この1や5のプラスを意識できる人だけが、それを拡大することができて、6、10、20・・・と幸せを積み重ねていけるのです。

幸せになるためにできることで、すべての人に共通するのは「今から1ずつ積み重ねて100を目指す」だけだということです。


ちなみに、これは、今あるプラスとマイナスのどちらが大きいのかは関係なく、“どちらを見ているか” だけのことです。

イメージ的には、ただ右を向くか左を向くか程度のこと・・・
確かに左を向けばマイナスがあるのかもしれないけれども、右にプラスがあるのなら右を向けばいいだけです。

(※マイナスを消すことはできないけれども、このようにフォーカスの方向を変えることはできます。無理してマイナスを消そうとするのは、マイナスにさらにフォーカスして拡大してしまうことになるので、逆効果です)


よろしいでしょうか? 今のあなたが実感できないものは、いつまでも手に入れることはできません。

どれだけ小さかったとしても、「今あるお金や幸せを感じ取れる人」だけがお金や幸せを手に入れる観念を持ち続けることができる・・・これが原理原則のメカニズムです。


・・・というわけで、もし本当に幸せになりたいと思うなら、お金を稼ぐ前にやることがあるのです。

私は、情報発信をし始めた頃から「誰かを信じるのではなくあなた自身を信じる」と言い続けてきましたが、それは、あなた自身の力で望む方向にコントロールして欲しいからです。

どうか、今足元にある小さな幸せの芽を大切にして広げて下さい。
あなたの大事な宝物のように、幸せを生み出す卵のように、“観念” を温めて育てて下さい。

このようにして幸せや満たされている感情を100に近づけていけば、徐々にマイナス面も気にならなくなり、望む観念と現実の差はなくなっていくでしょう。

★ポイント8=「今ある幸せを感じ取る」

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