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【成功11】第二のテーマ (11)見えるようになる2 『本質を見抜くために』

マガジン「城北忠明の成功ルール(真実の成功法則)」の第11回です。全27回が順番に続きますので飛ばさずにお読み頂ければ幸いです。(初めての方は自己紹介からご覧下さい)


それでは、“見えるように” なるためにどうすればいいか?
詳しくお話ししていきます。

まず最低限必要になってくるのが、「物事に良い悪いはない」を本当の意味で理解することです。というのも、見えるというのは、“物事のありのままの本質が見える” ということだからです。

物事の一面だけでなく、良い面も悪い面もすべて・・・
このありのままの本質を見るためには、今の思い込みや主観というものを取り除かなければいけません。

つまり、これが良いか悪いか、正しいか間違っているというような、評価・判断をしないことです。

何かを良い悪いと言っていたり批判している時点で、自分の世界を狭めていて、偏った主観で世界を見ていることになります。「普通はこう」「これが当然」と自己都合で考えている限り、見えるようにはならないのです。

見える世界を広げるために主観は邪魔になってしまうのに、世の中のほとんどの人が、すでに何かの影響を受けていて洗脳されているような状態です。

だから、「良い悪いはない」とか「批判してはいけない」というようなことを言い続けているのです・・・


◇ ◇ ◇


それでは、主観や自己都合を排除した上でどうすればいいのか?
本質を見るためには、1つの物事をあらゆる角度から見る必要があります。

つまり、自分以外の視点で見るようにする必要があるのですが、そのためのプロセスとしては、「今ある正しさは本当に正しいのか?」と疑いながら、人それぞれのものの見方(正しさや主観)を知っていくのが良いと思います。

もちろん、最初の段階では何もわからないと思うので、“考えて想像すること” から始めることになるでしょう。

もっと深く考えて、見える世界を広げることであらゆる可能性が見えてくる・・・その積み重ねの終着点として、直感のように “見えるようになる” ということです。

そして、そのために、たくさんの人の考え方を知るのです。

例えば、Aさん、Bさん、Cさんの視点で考えてみる。すると、それぞれの立場の違いによる視点の違いが見えてきます。そうすることで、少しずつ見える世界の幅が広がるのです。

・・・とはいえ、今でこそこんな話をしていますが、私は別に、昔からそんなことを意識していたわけではありません。

結果としてそうなっただけなのですが、なぜこのような見え方ができるのかを突き詰めて考えていくと、「いろいろな人の立場や考え方が理解できるから」だと思っています。

さらに、なぜ人それぞれの考え方が理解できるのかと考えてみると、もともと私の中にこだわりや執着のようなものがなく、今まで多くの人たちを見てきた中で、(感情的に)寄り添ってきたからではないかと思います。

◇ ◇ ◇


この「寄り添う」ということについて少し説明していきます。

自分で言うのは恥ずかしいですが、「寄り添う」ということを一番適切な表現にすると、それは「愛」のようなものだと思います。

人間とは非力なもので、どうしても変えられない現実や問題も、中には存在します。それでも、せめて寄り添って理解はしてあげよう・・・

そんな思いの積み重ねから、人それぞれの怒りや悲しみ、喜びや楽しみなどを感じ取ってきました。ただただ、人の気持ちを理解して、感情を共有してきたのです。

(これは直接出会った人だけの話ではなく、例えば一言メールをくれただけの人だったり、どこかで見たり聞いただけの人たちなど世の中のあらゆる人たちに対してです)


・・・そんな一方で、自分自身に「愛」がない人は、人に寄り添うことがないので、他人を理解せず他人を否定します。

だから、何かを否定したり批判している人は、いつまで経っても、見えるようにはならないのです。

ちなみに、人の感情を、心理学などで学ぼうとする人もたくさん見てきましたが、頭で理解しようとしているので、どこか違和感を感じてしまいます。

世の中のノウハウ的なものすべてに言えることかもしれませんが、どんな物事でも、知識という枠組みに当てはめてしまった時点で、本質とは異なります。

だからセラピストやカウンセラーのような資格や肩書きが並んでいたとしても、わからない人にはわからないのです。
(※この手の人たちは、自分の感情をコントロールできなかったり満たされていない人が多いです。自分が癒やされていないから、相手に自分を投影して癒やすことで自分を癒やしているのでしょう)


人の心というのは、相手に寄り添って、相手の立場に自分を重ね合わせて、初めてわかるものです。

理屈で考えようとする人は、勘違いで思い込む(決めつける)リスクもあり、そうなると逆効果にもなります。

知識よりも純粋なハートの気持ちの方が正しい・・・

このように人の心を感じ取れるようになれば、誰かの助けになることができる=自分も誰かに助けてもらえるのではないでしょうか。

また、「愛」とは言いましたが、これは好意のような意味よりも、最初は「興味関心(好奇心)」に近いものからスタートしています。

相手の立場や相手の目線で見ようと意識するということは、相手に対する興味関心の延長だからです。

とはいえ、「愛情の反対は無関心」という言葉があるのであれば、関心というもの自体が、愛情に近いものだとも言えます。だから私は、相手への興味関心というのは、相手への好意にもつながるものだと考えています。

基本的に、人は自分に対して好意を持ってくれる人を嫌いになることはありませんので、人に興味関心を持って接するように心がけていると、あらゆる人間関係が良くなるかもしれません。

(※これは関係性がうまくいかない相手に対しても有効です。好意を持とうと考えるとなかなか難しい相手であっても、興味関心であれば持つことが可能だからです)

このように、「人それぞれの立場や考え方」を見ていくと、結局、絶対的な良い悪い、正しい間違いなんてなく、ただその人にとっての正しさがあるだけなのだということに気づかされます。

誰もが自分の正しさを持って生きている・・・そして、そんな気づきの積み重ねで、様々な物事の本質が見えるようになってくるのです。

◇ ◇ ◇


・・・さて、

これ以上の説明になると、どうしても抽象的な説明になってしまうのですが、ここからはなんとなくの雰囲気だけでも伝わればと思います。

まずは、緊張を緩めてリラックスするようにして下さい。
そして、感性を研ぎ澄ませて、自分の「感覚」を最優先にします。

“考える” のではなく “感じる” ものなので、先入観や思い込みというような、あらゆる感情は極力シャットアウトした方がいいのです。

・ 一点を凝視するよりも、一歩引いて全体を眺める感じ
・ ぐっと力を入れるよりも、ゆるめてリラックスする感じ
・ 頭で考えようとするよりも、感覚で感じ取る感じ


少なくとも、見よう見ようと近づいて凝視するのではなく、むしろ離れて全体をとらえて、“観る・視る・見る”・・・

例えば、何かに妄信的な人は、一つのものを強く信じれば信じるほど周りが見えなくなってきますが、ここで伝えたいことは「その逆」だということです。(=一点ではなく全体を観る)

そして、このような感覚を理解してシフトすると、今まで気づかなかった本質部分が見えてくるでしょう。

なお、これで何かがわかるかどうか、伝わるかどうかは、まったく重要ではありません。それよりも、皆さんそれぞれに「自分の感覚を信じて欲しい」というのが一番の主旨です。

そのためにも、実際に見えるという結果よりも、“見ようとすること” の重要性を伝えたいのです。

頭で考えることよりも、感覚を優先する・・・
これは、私がずっと言い続けてきたことの1つです。

そして、このような「直感」はたいてい正しいのですが、それは何も特別なことではなく、誰もが本当は経験しているはずです。

何となく胃のあたりに嫌な感じがする、背筋がぞくっとする、どことなく違和感・不快感を感じる・・・

第六感と言ってもいいかもしれませんが、せっかく自分の身体がメッセージを届けてくれているのに、多くの人はそれを受け取ろうとしません。自分の感覚で気づくことよりも、周りの意見や情報の方を優先してしまっているのです。

本来なら誰にでも備わっている能力なのに、このように閉ざしている人ばかりで、非常にもったいないと感じます。

なぜ閉ざしてしまっているのかというと、周りと同じように生きることや何らかの価値基準という枠組みで生きることが求められ、このリアルな現実を生きなければいけなかったからでしょう。

◇ ◇ ◇


さて、今回はよくわからない話であまり伝わらないかもしれませんが、もう少しだけ、このままお付き合い下さい。

このような直感というのを考えると、“当たる場合と当たらない場合” が出てくると思います。直感に従っているつもりなのに、なぜか間違ってしまう・・・

しかし、もしそうだとすれば、それは直感ではなく「ただの思い込み」でしかないということです。

ですので、単なる思い込みなのか “見えているのか” は、その人自身の結果・実績を見ればわかります。

本当に見えている人であれば何をやってもうまくいくわけで、その人がうまくいってないということは、見えていない(見えているつもり)のです。

(注※ 誤解しないで頂きたいのですが、「大きな結果を出している=うまくいっている」ではなく、「思い通りの結果になっている=うまくいっている」です。 100万円稼ごうと思ってその通りに100万になればうまくいっているのですが、200万円を目指すつもりが100万になっていれば、うまくいっていないことになります)

・・・それでは、そんな直感が当たる人と当たらない人の違いはどこにあるのか?

それは、こだわりや執着にとらわれていないことだと私は考えています。

本当に純粋無垢な気持ちで見ようとしているか? “こうであって欲しい” というような、期待や感情が残っていないかを観察してみて下さい。

“欲”というものも含めて、主観が残っている限りは、正しい判断を邪魔し続けるでしょう。


時々、「無欲」なのに何でもうまくいってしまう人がいますが、そのような人は直感によって正しい判断ができているからかもしれません。

ですので、何かの選択判断をする場合には、まずはリラックスしてから素直な心に意識を向けるようにして下さい。

必要以上に期待することも悲観することもなく、ただ中立な立場で、物事を見るのです。一方の側面だけではなく全体(本質)を見れるようになれば、あなたにとっての正しい選択ができることでしょう。

◇ ◇ ◇


・・・以上のようなことを突き詰めていくと、最終的には達観したような見え方になるかもしれません。

見える世界の幅を広げ意識を拡大させることで、先のことが想定できるようにもなりますし、そうなると、少しのことでは動じない強さにもなります。

相手の立場を理解できるので、人に対して怒りを感じることも少なくなるはずです。

もちろん人間である以上は100%なんてありませんが、ある程度は、物事に対しての的確な答えが見えてくるでしょう。

そして、最終的には「正しい答えを持っているのはあなた自身」ということを忘れないで下さい。

実際にたどり着くことができるかどうかは別として、これこそが誰にとっても理想となる、究極のゴールだと言えます。

ちなみに、「何をすればどうなるのか?」「今何をするべきなのか?」自分でわかるようになると、必ずしもたくさんのお金を稼ぐことが自分の正解ではない、ということに気づく人もいるかもしれません。

常に物事には両側面があって、お金が入ることで失うものもあり、今お金を稼ぐことが、人生全体のエネルギーバランスではマイナスになることもあるからです。

いずれにしても、一番最初に「大衆からの脱却」という話もしましたが、低い思考から抜け出して物事すべてを見た上で、自分自身で選択することです。

いつでも自分で選択していれば、他に答えを求める必要がなくなります。
誰が正しいとか何が正しいのかを探すのではなく、あなたの判断を正しくする・・・

つまり、究極的には「あなた自身が正しくなる」
そんなあなたが選ぶのであれば、そのすべてが正解になるのです。

(今回は、伝わらないことを前提としてお話しさせて頂きました。少しでも何かを感じ取って頂ければ本望です)

★ポイント11=「正しい自分が選べば正解になる」

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