【成功9】第一のテーマ （９）観念を変える３　『これで人生が変わる』

マガジン「城北忠明の成功ルール（真実の成功法則）」の第9回です。全27回が順番に続きますので飛ばさずにお読み頂ければ幸いです。（初めての方は自己紹介からご覧下さい）

観念（ビリーフ）を変えていくために、私が考える方法として２つあるとお伝えしました。

前回はその１つ目の方法「望む観念にチューニング」についてお話ししましたが、今回は２つ目の方法・・・「環境を整える」についてお話しします。

今回は、前回とは視点を変えて、“観念はどうやって作られるのか？” というところから考えてみます。

観念の形成を考えてみると、生まれ持ったものも多少はあるかもしれませんが、それよりも「育った環境」や「今までの環境」によって作られる部分が大きいことに気が付きます。

よくある話ですが、子供の言葉遣いが悪いと思ったら、その親が同じような汚い言葉遣いをしていたりします。

このように、どんな言葉遣いをするか？どんな考え方や行動をするか？などは、幼少期（６歳まで）の環境でほとんど決まってしまいます。

温かい家庭で育っていればどんなことでも幸せだと感じやすい傾向はありますし、育った家庭がそうでなかった場合は、愛や幸せを理解できなかったりします。

このように、「観念は環境によって作られる」からこそ、あなたがどれだけ観念を変えようと思っても、周りの環境の影響を受けて引きずられるということです。

例えば、あなたは日本という国にいて、日本人としての観念を持っています。

別の国には別の国の観念がありますが、日本人である以上は、なかなか他国の観念を受け入れることは難しいはずです。（受け入れがたい価値観や常識があるでしょう）

よほど強い信念や意志の力がある人は別として、ほとんどの人が周りの環境（観念）に影響されてしまうのは仕方ありません。川の流れに逆行しようとしても容易ではなく、素直に流れに従った方が楽だからです。

というわけで、観念は環境によって作られる・影響される・・・
だとすれば、「最初から環境を変えてしまうのが一番早いのではないか？」というのが２つ目の方法です。

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本来、人生を変えるためには毎日の「習慣」を変えればいいのですが、この習慣というのは意志の力だけで変えるのは難しく、どうしても「観念」による影響が大きくなります。

そして、そんな観念は「環境」によって作られる・・・だからこそ、「環境」を変えるのが一番現実的だと思えるのです。

先ほどの例ですが、日本人であっても、アメリカに移り住んでアメリカ人に囲まれて生活していれば、そのうちアメリカ的な価値観に変わっていくと思います。

誰もが今自分が持っている観念が当たり前だと思っていますが、それも周りの環境がそうだから、普通だと思っているだけかもしれません。

昔、タバコを吸っている知人にどうして吸っているのかと聞くと、「周りがみんな吸ってるから」と言っていたのですが、このように周りがしているからそうしているのはよくあることです。

周りの誰もが夫婦仲が良くなくて平気で浮気している人たちばかりだと、それが普通だと思うかもしれませんが、何歳になっても夫婦仲が良くて幸せな家庭を築いている人が近くにいれば、その価値観を選ぶこともできます。

今あなたが持っている観念が必ずしもすべてではなく、異なる観念もどこかに存在するのです。

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実際のところ、“環境を変えずに観念だけを変える” のはたいていの人にとって難しいのではないでしょうか？

例えば、お金の使い方などもかなり影響を受ける部分です。

世の中のほとんどの人たちは、どちらかと言えばお金に困っているわけですが、ということは、家や車など普通一般的なお金の使い方をすれば、同じようにお金に困ることになります。

資産を築く上で一番邪魔になるのが “虚栄心” や “競争心” という感情だと思いますが、周りに影響されて見栄を張っていると、収入と支出のバランスがおかしくなります。

だからこそ、悪い影響を受けないように、自分が手にしたい観念に合った「環境」を選ぶ必要があるのです。

お金を増やすためには、
１）収入を増やして
２）支出を減らせばいいのですが、

このどちらがすぐにできるのかというと、
２）支出を減らすことでしょう。

無駄な支出を減らしながら、少しでも将来の収入につながる時間とお金の使い方をすれば “確実に” お金は増えます。

これと同じように、もしも環境を変えるのであれば、プラスの環境を選ぶよりもまずは、“マイナス環境を断ち切っていく方が” 取りかかりやすいでしょう。

プラスの環境は、なかなか簡単に見つからない・選べない場合がありますが、少なくとも、マイナスの環境は今現在の環境の中でわかるはずなので、そのマイナス環境との距離を取っていく（離れていく）のです。

また、プラスとマイナスで比較すれば圧倒的にマイナスに働く力の方が強いため、そういう意味でも、まずはマイナス影響をなくすのがもっとも効果的でしょう。

あなたの望む観念の妨げとなるマイナス影響はどこから来るのか？ ぜひ考えてみて下さい。

それを断ち切ることで、「下りのエスカレーターから階段に乗り換える」くらいのことができます。

階段になれば、ゆっくりであっても自分の足で歩いていくことで着実にプラスに向かいますし、その先の理想を言えば、「上りのエスカレーター」となるような環境を探していけばいいのです。

・・・以上のように、「環境」を再構築して整えるようにしていけば、観念を変えるのは簡単になります。

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ちなみに、この環境というのは、生活や人間関係だけでなく「あなたに影響を与えるものすべて」です。

目に入ってくるもの、耳から入ってくるもの、身体で感じるもの・・・五感で感じ取るものすべてが “環境” だと言えます。

今ご覧になっているような情報も、大きな影響を及ぼす “環境” の１つですが、自分ではプラスだと思っていることが、実際にはマイナス影響になっていることもよくあります。

テレビやインターネットなどは言うまでもありません。だから私はテレビは見ませんし、インターネットも自分が見たい情報以外は無視しますし、勝手に届く不要なメルマガも、解除するか自動振り分けでゴミ箱に行くようにしています。

ほとんどの人は、このようなマイナス影響になるものをリセットしてゼロにするだけでも、大部分の問題は解消されます。だからまずは 「現在マイナスとなっている環境から離れること」を考えればいいのです。

もしあなたがお金持ちになりたいのなら、お金を大切にしていなかったりお金に困っている人たちとは、距離を置くようにするということになります。

そして、その代わりに、富を生み出す考え方の本や情報などに触れるようにすれば、プラスの環境につながるのではないでしょうか。

また、自分が手にしたい観念に関連するものや夢・目標などが、いつでも目に入るようにしておくのも良いかもしれません。

（※注意点として、お金儲けの情報に関しては、適度な距離を取った方がいい場合もあります。特に「感情を煽ったりテンションを上げるようなもの」は逆効果でＮＧです。それよりも本質的な考え方が身につくものなら良いでしょう。もちろん、このメール内でも必要なことはすべてお伝えしていきます）

人生を良くするために、多くの人が「何か良い方法はないか？」「もっと他にないか？」というようなことばかり探しています。

一番稼げるのは何？一番効率がいいのは何？
・・・しかし、どれが優れているのかも本当はどうでもいいのです。

一番良いものなんてわからなくても、何がプラスでマイナスなのかくらいは少し考えてみればわかるでしょう。まずはそれで十分なのです。

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ここで一点注意があるのですが、何度も繰り返しているように、観念自体には良いも悪いもありません。（その観念にとっての良い悪いがあるだけです）

例えば、自分にとってのマイナス環境を考えた場合に、もしかすると、自分の家族や身内の存在がマイナスだったりするかもしれません。そして、これを良い・悪いで考えると、離れる選択ができないかもしれません。

それでも、本当に今の観念に縛られたくないのであれば、親兄弟であったとしても離れた方がいいということになります。もしも、それはできない、離れられないと思うのであれば、残念ながらそれもまた観念です。

自分自身が今の観念を強く選択してる限りは、別の観念を選ぶことができません。・・・だから、「良い悪いはない」ということを最初にお話ししているのです。

自分の人生を犠牲にするもしないも、あなたの選択次第であり、そこに良い悪いや、絶対的に不可能というのもありません。

もしもあなたが「普通ではない成功」を手にしたいと考えるなら、普通の人がやっていること（環境）を切り離していくのが一番早いのです。

ただ、どうしても今すぐ切り離せないという場合には、いったんリセットするための時間を取るように工夫してみて下さい。例えば、一人になる時間を確保するようにして、目を閉じてゆっくり呼吸しながらリラックスするのも良いでしょう。

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本来であれば、思い切って引越したり転勤するなどして、強制的に人間関係を一新するのが一番効果があるのかもしれませんが、物理的に離れられない場合は “心の距離” を引き離すだけでも変わってくるはずです。

例えば、どうしても関係性を切れないマイナスの人間関係があったとします。

その場合にはその人の存在を強く意識するのではなく、「関心を持たずに受け流すように」するのです。興味関心を持たない、相手にしない、どうでもいい、というような感覚です。

これはどんな人間関係でもそうですが、プラスであってもマイナスであっても、“関心を持ち続けているから” 関係性ができて、影響を受けるのです。

関心を持つから影響力が強くなるのであり、関心を持たなければ、相手側も反応がなくてつまらないと無意識に感じて、自然に離れていきます。

本当は、現実の環境を変えるのがベストなのですが、それが無理であっても、「影響を受けるかどうか」の選択は可能。すべてはあなたの意識による選択次第だということです。

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・・・それでは、観念を変えるための２つ目の方法「環境を整える」についてまとめていきます。

あなたの観念を、望むものに変えたければ、
（１）マイナス環境の影響を切っていく
（２）プラス環境を選んでいく
というのが一番簡単な方法です。

だから、お金持ちになりたい・幸せになりたいのであれば、難しいことを考えなくても、今すぐにでもできることがあるということです。（むしろ、“今できることしかない” とも言えます）

今の環境（※情報も含む）や人間関係が、自分の人生にとってマイナスなら離れればいいということですが、幸いなことに、一昔前と比べればそのような選択が許される世の中になりつつあるように感じます。

実際、私自身も身内の人間で会わなくなった人もいますし、できるだけ家族と一緒にいたいので、それ以外の人間関係はほとんどありません。また、テレビをまったく見ない人も、昔より増えてきています。

一般常識やルールで考えるのではなく、「あなたがどうしたいのか？」を基準で考えてみて下さい。

もしかすると、何十年と続いてきたような観念もあるかもしれませんが、「何も環境を変えない」ということは、同時に、「今のまま何も変わらない選択をしている」ということです。

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さて、ここまでで、観念を変えるための２つの方法として、
「望む観念にチューニング」「環境を整える」という２種類をご紹介しました。

結局、多くの人が人生を変えるのが大変だと感じるのは、自分（観念）を変えることなく違う結果を求めるからです。

それは不可能でしかないので、いくらモチベーションを上げて頑張って努力しても、ストレスや苦痛でしかありません。よくある自己啓発のように、表面的な見せかけ部分を変えても何も変わらないのです。

自分（観念）を変えれば、今までとは違う選択が、無理なくできるようになります。考え方や行動が自然に変わるので、努力も必要なければ、何をすべきかを考える必要もありません。

・・・・・・以上。

実際のところ、「人生を変える」と考えると、話が漠然としていて難しそうに思えるかもしれませんが、ここでお話しした “観念を変えるための２つの方法” というのは、ある程度具体的ですし、絶対不可能というほどではなかったはずです。

つまり、あなたの意志と選択次第で「人生を変えることはできる」ということです。もしあなたが本当に望むなら、「ただ選択すればいい」のです。

★ポイント9＝「環境を変えれば観念は変わる」

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