雷の恐怖を克服する ~研究⑯~ 擬人化してみる
雷の怖さを擬人化してみようとふと思った。
上司でもいいし、親族、友人等どんな人でもいいのだけれど「横柄で騒々しくていつ怒鳴り散らすかわからない、とにかく周りを不快にさせて近づきたくない人」を想像した。
何かヒントがありそう。
いや、待てよ。昔の人はそれをわかってて雷様と呼んでいたのか?
いやいや、それは罰当たりな考えかな?
でも、昔の人は自然の壮大さや脅威を理解しようとする時に、人や動物、身近な物に置き換えるプロセスが必要だったのではないか。
それは雷様だけじゃなくて、星座などはその特徴から連想した人、神、動物、物等さまざまな事物の名前で呼んだそうだし、神話には大地を作った巨人がよく出てくる。
でも現代では、宇宙のちりが集まってぐるぐる回り地球が出来上がったとわかっているし、星座を形作る恒星は等級を付けられ何光年離れているかわかっている。
雷だって、雲の中で冷やされた水蒸気が氷となり氷同士がぶつかり合って発生する強烈な静電気だとわかっている。
そこに巨人などはいないのだ。
しかし、しくみがわかったから何だと言うのだ?
地球の寿命があと50億年と聞いて、それまで生きているはずが無いのに心配せずにはいられないし、雷のエネルギーが1億ボルトと聞けば、直撃したら木っ端みじんになるのではないかと心配せずにはいられない。
とても人間らしいじゃないですか。
さて、途方もない数字を並べてもイメージし難いとわかったところで、昔の人の置き換えプロセスに倣って「雷の怖さを擬人化してみる」というふりだしに戻ってみようではないか。
私は「横柄で騒々しくていつ怒鳴り散らすかわからない、とにかく周りを不快にさせて近づきたくない人」を想像してみた。
ちなみに雷が嫌いではない妻に質問をしてみたら、速攻で「ボルトロス」と返された。それ擬人化じゃなくてポケモンだ😂
ちゃんと聞いたら「溜め込んで溜まりまくったら怒り出す普段はおとなしい人、嫌な人では無い」とのこと。「嫌な人では無い」を除けば、とても良くわかるぞ。
なぜ擬人化するのか?
本音は完全な見切り発車なのだけれど、擬人化する過程において「何がそんなに嫌いなのか」をもう一度言語化するためだ。
大自然と人間の比較は難しいが、他人と自分を比べる事は日頃からしていることだし、私たちが雷を怖くなったのは落雷が1億ボルトと知ったからでは無いでしょう?
この手法が良いのか今はわからないが、他の人へ「雷の音が怖い」と言うより「横柄で騒々しくていつ怒鳴り散らすかわからない、とにかく周りを不快にさせて近づきたくない人」みたいだから、と説明した方がどれだけ嫌なのか伝わり易いかもしれない。
最後まで読んでくださいましてありがとうございます。
また別のnoteでお会いしましょう。
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