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雷の恐怖を克服する ~研究⑧~ 身体的な反応

はじめに

 先日のつぶやき記事にも書きましたが、何をもってして恐怖症を克服したことを宣言できるか考えています。

 自己判断で「大丈夫」と思っても、何か裏付けが欲しいです。

 そこで着目したのが、恐怖というストレッサーを受けた時の身体的な反応です。以下に、Wikipedhiaの「戦うか逃げるか反応」から抜粋しました。

恐怖などのストレッサーの刺激が視床下部、下垂体に伝達し副腎皮質刺激ホルモン (ACTH)が分泌され、アドレナリンとコルチゾールが放出される。その結果以下の変化が起きる。

・心臓・肺機能強化(心拍数上昇、血圧上昇、呼吸数上昇、気管拡張など)
・体の多くの部分の血管収縮、 筋肉向けの血管拡張
・脂肪やグリコーゲン等の代謝エネルギー源の放出 etc.

 これを参考にして、暴露療法中の身体的な反応がどのように増減したのか計測すれば、克服の進捗状況が数値化できるかもしれません。

 本当は、スマートウォッチなどを装着して暴露療法中の心拍数などをリアルタイムに計測しようと思ったのですが、コスパが良くて正確に身体計測できるスマートウォッチの吟味がまだ出来ていません。

 そのため、今回は家庭用の血圧計を使って試してみました。

安静時の数値

 まず、安静時の血圧と心拍数は以下の通りでした。

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【安静時】

 2回計ってだいたい上図の値でした。

 ちなみに、私は高血圧症と不整脈のため薬を服用しています。安静時でも血圧が若干高めです。

視聴直後の数値

 続いて、VRでいつもの雷動画を視聴します。下記の動画を、最大音量で視聴しました。

 視聴が終わりました。

 視聴した直後に計測したのが以下の数値です。

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【視聴直後】

 2回ほど計測してだいたい同じ数値でした。

 血圧が安静時よりも上昇していました。

 しかし、脈拍の変化は見られませんでした。

視聴から10分後の数値

 視聴が終わって、リラックスした状態で計測したのが以下の数値です。

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【視聴10分後】

 安静時の数値に近づいているのがわかります。

まとめ

 今回の計測結果では、視聴直後の血圧の上昇がみられました。

 VRの視聴により何らかのストレッサーがかかっていた可能性はあります。

 ただし、今回はきれいに血圧の上昇が際立ったデータが取れましたが、別の日に同じ様に計測したところ、視聴直後の方が血圧が低いなど、めちゃくちゃなデータになってしまいました。

 そもそも血圧計は安静時の健康状態を計るもので、興奮状態を計るための器具では無いのでしょう。

 サンプルの取得のために緊張してしまって血圧の変化があった可能性も否めません。血圧計で計るとなると、やはり少し緊張してしまいます。

 したがいまして、血圧計を使った身体的な反応の計測は今回限りにします。

 「なんの成果も!!得られませんでした!!」
進撃の巨人より

 意識せずにしかも簡単に計測するには、やはりスマートウォッチを使った方が良いのかもしれません。スマホと連動すれば心拍数などをグラフ化して見れるような時計もあるようです。

 ただし、スマートウォッチでは心拍数を計測してくれるものは沢山ありますが、血圧を計測してくれるものがあまり無いようです。アップルウォッチでも心拍数までしか計測できません(将来的には血圧の計れるようになるそうですが)。

 オムロンから腕時計式の血圧計が出ていますがとても高価です。

 これはちょっと手が出せませんが、雷による身体的な反応の計測だけではなく、ウォーキングなど日常で使えるスマートウォッチの購入を検討したいと思います。

 その時にまた、身体的な反応の研究について書きたいと思っています。


最後まで読んでくださいましてありがとうございます。
また別のnoteでお会いしましょう。


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