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【続くインフレ懸念と米政府閉鎖問題が及ぼす影響は?】9月25日週振り返りと10月2日週シナリオ

お世話になります。
FXファンダリストのグースGOOSEと申します。

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↓ #20 投資心理学 「プロスペクト理論」



9月25日週振り返り

ドル円実質レンジ 148.200-149.700
(終値 149.400)
ドル円予測レンジ 146.500-149.500

9月25日週ドル円レンジ

今週ドル円値幅は1.5円と小幅になりましたが、
先週に引き続きリスクオフ相場でした。

材料は金利がベースですが、
月末フローも考慮すべき相場でしたね。

振り返り前に先週からの流れを
把握しておくとより分かりやすいです。



米金利見通し


9月25日週の米10年債利回り

先週のFOMC後に金利高となりましたが、
そろそろ米金利の高止まりを想定しておりました。

しかしその高止まりの邪魔をしたのは
原油価格の高騰です。

原油先物価格 2023年4月~9月

25日~28日朝にかけて高騰し、
意識される94ドルの高値を抜けてきました。

今週の原油高騰は、
減産以降の実需というよりも
投機的な買いと考えております。

原油の売り狙っていましたが、
高値越え後にすぐ落ちてしまったので
売りポジションを持ちそびれました、

この原油高騰により
米金利がさらに高くなっていきました。

それに伴い米金利高リスクオフ
FOMC後の米金利高折り込みが
先延ばしになる展開となりました。

先週想定していた防衛ライン
ダウ36000は抜けてしまいました。

とはいえ、
今週ダウ下落率は1.2%程度と
限定的に落ち着いています。

最近の原油価格高騰により
金利高相場が加速しておりますが、
それもある程度折り込みつつあります。

しかし金利安には早く、ドル安になるには
データの確認が必要になるでしょう。

指標や発言

今週注目指標は以下でした。
9月28日(木) GDP
9月29日(金) PCEdeflator、ミシガン
その他FEDメンバー発言

9月28日(木) GDP

investing.com

国内総生産GDPは予想通り、
米経済は安定感がありますが、
GDPデフレーターは下振れ。

インフレ要因はオイルに依存しているので
今後の経済低成長踏まえ、
個人消費は少しずつ落ちていきそうです。

9月29日(金) PCEdeflator、ミシガン

investing.com

FEDも注目しているPCEは予想通りで、
政府としては安心感がありそうですね。
ミシガンは若干の上振れ。

今後原油の影響もあり、
インフレ鈍化しにくくなってきているので、
インフレは少し上向きになりそうです。

その他メンバー発言

シカゴやミネアポリス連銀らは
「米経済はいたって堅調」
「中立金利の上触れリスクあり」
「来年も金利を据え置く想定」
タカ的な発言が目立ちました。


米金利をまとめると、底堅い展開が続き、
ドルが強い相場は当分変わりなさそうです。


月末期末

月末期末週らしさは
28日29日に表れましたね。

実需があると自国通貨買いドル売りのような
相場方向性の逆をいくので、
マーケットオープンは特に注意が必要ですね。

ただ相場方向性とは逆なので、
押し目や戻り売りとして利用したいですね。

29日ドル円月末フロー



インフレ懸念


相場が注目しているのは未だ金利であり、
インフレと連動しています。

直近のインフレ材料は原油です。

原油に関しては現状落ち着いており、
90ドル付近まで戻しております。

原油先物価格 1H

今後の原油価格推移は不透明ですが、
直近高値94ドルを超えると
次は100ドルを目指すと思われます。

原油がそこそこ落ち着いたとしても
リスクオン展開になればオイルは上がるので
底堅いイメージではあります。

そうなるとさらにインフレ懸念で
金利高リスクオフになりますし、
他にも波及しそうで怖いですね。


その他

少しざっくばらんになりますが、

ユーロ圏はECB総裁はじめとし、
経済の見通しの悪さからハト的な発言が多く、
金利据え置き方針を示唆しています。

日本経済は堅調ですが、
個人消費がなかなか高まらず
基調的なインフレが課題は変わらず。

植田総裁も「粘り強い金融緩和」とし、
ハト的姿勢は変わりありません。

ただし日本は為替介入の思惑により
円安が食い止められている印象があります。

為替介入は価格帯と変動率がカギです。
「急激な為替変動」に注視しており、
高い緊張感など口先買い介入も増えてきました。

150円を超えると警戒ゾーンに入り、
それでもショーターの損切で
下げ渋るようだと為替介入を警戒します。
1日に2円以上は良くないと思います。

ただ昨年為替介入したことで
「いつかしてくる」心理は働くので
150~152円の上値はより重いでしょう。

  • その他考慮することといえば、
    米政府閉鎖問題です。

あまり気にしていませんが、
次週シナリオで少し触れます。


振り返りまとめ


原油高に伴う金利高に釣られ
金利高リスクオフ相場が主流でした。

しかしその折り込みを探りたいが
原油高騰によりインフレ懸念が再燃中。
今後も原油価格の推移に注目。

月末フローにより
一時的にはドル売りの展開もあるが、

米(タカ的、日欧(ハト的)より
ドル強い相場は変わらず。


10月2日週シナリオ

基本的にはドル高想定ですが、
金利安材料として米政府閉鎖問題があります。

米政府閉鎖問題

簡単に言うと、
上院と下院が予算案で揉めています。

10月1日に予算案が通らなければ
政府活動ができないということで
米政府閉鎖という措置が取られます。

なんかヤバそうに思えますが、
少し前の米債務上限問題と同様に
いつものことです。(笑)

ただし政府閉鎖となると
公表されるはずの指標発表が遅れたり
数日で閉鎖が解かれなければ
リスクオフ要因になったりします。

おそらく閉鎖はほぼ確定で、
月曜くらいは様子見でいいと思います。

為替や相場への影響は
そこまでないと想定していますが、
政府に対する不信感で国債売りが
金利高になると厄介です。


指標

今週注目指標は
10月6日(金)の雇用統計です。

とはいえ、金利に影響を与えるタイミングではなく
相場への影響も軽微でしょう。

想定としてはドル安は難しいにしても
ドル高要因にはなるくらいです。

個人的には日本の消費支出が気になります。
インフレ達成に向けて
日本人の消費が落ち込んでいるとよくないです。


シナリオ要約

今週は相場材料が少なく、
しいて言えば政府閉鎖問題でしょう。

ドル高円安を否定する材料はないですが、
為替介入のリスクより上値は重いです。

ただし一度150円を抜けて
下げ渋るとじりじりドル円は上がるでしょう。

原油高に円安を考えると
今週152円を抜けると為替介入はあり得ます。
ギャンブルしてみる価値ありですね。

今週ドル円想定レンジ 147.500-152.000

10月2日週ドル円想定レンジ

おまけ

今年も残り3か月。

金利高折り込み
年末や翌年にむけたポジション

アメリカも今年は金利によって
相場を冷やすフェーズは終わりたいが、
インフレ懸念が払しょくできない。

いまだ不安定な相場は続きますが、
経済は底堅い展開を基本シナリオとします。

ただし方向性は出づらいでしょうから
レンジ相場想定で立ち回ります。

今年中に金利高を折り込み
相場が上向きになるタイミングを
つかめるといいですね。


今回もご精読頂き
誠に有難う御座いました😄

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