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外国人エンジニアが活躍・定着するために考えるべきポイント!

入国制限緩和の明るいニュースが出てきましたね!!

先日ご紹介しました「よくわかる!外国人エンジニア採用」の第2弾として、
今回は、「外国人エンジニア採用の障壁」とそれを乗り越え「活躍・定着するために必要なこと」をご紹介します!

外国人エンジニア採用の障壁

前回外国人エンジニア採用を行う際のメリットや具体的な雇用方法についてお伝えしましたが、一方で、障壁もございます。

しかし、 事前に障壁を把握しておくことで、問題の発生を未然に防止することができます。

①言語障壁と情報の平等性

仕事上のコミュニケーションだけではなく、人事・労務に関する書類やツール等も言語対応していく必要する必要がございます。

このような言語対応が進まないことによる情報の平等性に差が生じ、外国籍社員の不満に繋がる可能性がございます。
外国人就労によるトラブルを回避するためにも、外国人労働者の人権に配慮した取組みは必要になってくるものとして理解しておくことが大切です。

②文化・価値観、考え方の違いによる一時的なマネジメントの負荷増加

日本人にとっての当たり前が、世界の当たり前とは限りません。多様な人財が集まることで、先ほどメリットでお伝えした組織の活性化というメリットもある反面、特にプロダクトマネージャー、ミドルマネージャーのマネジメントは一時的に負荷が増えてしまいます。
しかし、多様な人財が活躍出来る組織こそが企業の競争力に繋がっていくことを考えると、ここは障壁というよりも乗り越えるべき壁と認識していただき、よりよい組織文化の構築を考えていただきたい点でございます。

③入社時に発生する各種サポート

先ほど少し触れた在留資格(在留VISA)の取得支援、海外居住者であれば来日時のフライト費用負担、入社受入サポート、生活支援金の支給など、日本人採用においては必要のない工数や費用が発生します。
こちらに関しては、行政書士事務所などへアウトソーシングでも対応できるため、弊社含めエージェント企業にご相談していただくと良いかと思います。

外国人エンジニアが定着・活躍するために必要なこと

定着に向けた鍵は、「評価・制度」と「コミュニケーション」です。

①実力主義

日本でよく見られる「年功序列型」の考え方は外国人エンジニアに浸透していません。そのため、適正な能力評価が必要です。
海外では、学生時代の経験やスキルセットにより、新入社員でもいきなり年収が高いことがあり得るため、新たな評価・制度の構築を検討していくことも必要になってまいります。

②日本の文化を「当たり前」だと思わない関わり方

「郷に入っては郷に従え」という考え方もございますが、日本の文化を「当たり前」とせず、外国人でも馴染みやすい環境づくりを積極的に行う必要がございます。
海外の優秀なエンジニアが働きやすい環境は、生活のサポートが充実していることや、タイムスケジュールが自由で意思決定までのスピードが速いこと、ルールに縛られずに新しいことに取り組めることが例としてあげられます。一人一人に合わせることはできませんが、異なる観点から考えることも大切です。

また、来日した外国人エンジニアを含めた外国籍の方が混乱することが、実際日本人の明文化されない「空気を読む」習慣です。
日本人は「みんな同じ前提を共有している」という意識になってしまいがちですが、前提が異なることを意識することが大切です。

③コミュニケーションのサポートが充実

組織全体でお互いをおもいやり、「やさしい日本語」「やさしい英語」でのコミュニケーションを心掛けることが大切です。
コミュニケーションレベルを相手に合わせる意識を組織内に浸透させる。また可能なら通訳、翻訳専門のスタッフを採用し、会議などをサポートできるとよりよいと思います。
「やさしい日本語」については、出入国管理庁と文化庁は、在留支援のためのやさしい日本語ガイドラインを作成しており、Youtubeや資料でご確認いただけます。

まとめ

政府の政策等でも取り上げられているエンジニア不足。
しかし、外国人エンジニア採用に視野を広げることで採用の母集団を広げることができます。
一時的な障壁はあるものの、外国人エンジニアを採用することにより、現在の組織の活性化、採用プランディングの向上など様々なメリットがあります。

上記の情報の他にも各国のエンジニアのマーケットの比較情報等ございますので、詳細が気になるという方は下記よりお問い合わせもしくはコメントください!


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