2021.12 日記
深夜バイトから帰って夕ご飯を作って、スマホで当たり障りのない動画を見ていると眠りに落ち、朝方友達のインターホンで起きてそのまま大学に行く。
メイクする時間また無かったな、バイト先の私の方が可愛いです。学内のカフェでパンを買っていつものテント下で友達と昼を食べる。
忘れっぽくてパソコン忘れたり課題忘れたり時間を間違えたりする私に、引かずに毎回「今日の課題やった?」と電話をかけてくれる友達のことがいつも信じられないし有り難い。美容が好きなので、切れ長の眼の彼女に似合うようにメイクを手伝ったら、凄く喜んでくれた。今日は私にメイクをしてもらいにうちに来るらしくて可愛い。その後はラウワンのゲームセンターに行こうね。
先日冬休みに入って、大学もなくバイトもない日があると、逆に何をしたらいいか分からない。最近は本当に休みという休みが無かったから、丸一日空いていた昨日は嬉しくて。朝遅く起きて、韓国語と英語を勉強しようとスマホのキーボードを入れたら、日本語のキーボードが使えなくなった。
教えてヤフー知恵袋、わたしSimejiが使いたい。仕方がないからコンビニでたこ焼きとビールを買って呑んでいた。
やりたい事はいくらでもある。バンド組んでるからベースを練習しないといけないし、卒業研究に向けて本も読みたいし、家も綺麗にしたいな。だけど多分休みがあるだけダラダラしてしまうし、私はスケジュールが気持ち悪いくらい埋まっている方が性に合っている。
年末は私が働いている限界居酒屋が本当に人手が足りないらしいので、30までシフトに出て、そのまま先輩たちと打ち上げをして、その足で地元に帰ることになった。道後のイルミネーション見に行こう。
狭い街で、あの道後公園も東雲神社も、ロープウェイ街の灯りも、夜中3時の大街道も、平和通りも、全部に思い出が塗り重なっている。いつか記憶になる一部を、今過ごしているという実感がある。4年間はきっと短い。
大学前の大きい踏切もFUJIのスーパーも、初めてセブンスターを吸った道後のコンビニも、いつか懐かしいなと思うときがくるのかな。その時はもう私は大学生ではなくて、今の日常も昔のことになっているのだろう。なんで皆いつも未来ばかり見て今があっけなく過ぎていくことが怖くないんだろう。私も怖くないけれど。
何度見ても綺麗だなと思う小さな夜景、散々友達とバカにするけど嫌いじゃない。この街はもう私のことを、幼い制服に身を包んだ他所から来た受験生としては見ていないんだね。スマホを置き忘れる癖は治らなくてまだ幼いけど、どうしようもうすっかり大人じゃないかたまに。
正直別の選択肢を取っていたらと思うときもある。喧騒で掻き消して同じ煙の中、同姓同名のあの子ではない、自分の名前を呼ばれている。
もう行かないとね、何度も訪れるんだ夢の中朧げに私の名を呼び続けて、眼を開けてと覗き込んでいる人達。
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