『終りに見た街』の街は果たして未来なのか
山田太一の原作を宮藤官九郎が脚色するというだけで期待値が上がる。
実は昭和と平成に2度もドラマになっていたのに全く見ていない。原作本も読んでいない。なので白紙の状態で見たのである。その為まともに食らってしまった、この作品のメッセージを。
主演が大泉洋って何だか軽い配役ではないかと思わないでもなかったが、逆にそれでこそだったのね、と思った。
そう、導入部では軽いSFのノリのように思わせながら、だんだんそれは違うのだ、とこちらが気づく仕組み。
このような物語でありがちなのは、主