「今の」櫻坂46は世界に行けない
いきなり否定から入るスタイルになったが、
さらにこれについて先に否定しよう。
決して櫻坂46が嫌いな訳では無い。
後、先に東京ドーム目指してるんだからまだ世界はいいんだよ。と思う人は記事の対象外だ。
あくまでメンバーが「国境を越えたい」と東京ドーム行く前に発言しているためこういう記事を書いたのだ。
まず大前提に……
題名は、櫻坂46メンバーの番組での発言やインタビューの内容、櫻坂46の路線上でのメディアの在り方等を踏まえ、合理的に考え付けたタイトルであり、決してアンチをしようという訳ではないことを理解して頂きたい。
てかむしろファン。本心は期待している。
もちろん、合理的に考えたとはいえ、否定的な発言になってることに変わりはないので全否定して頂いても構わない。
個人の意見と流してくれても構わない。
コメントで叩いてくれても構わない。
櫻坂46が好きだということの表れなので、そういうコメントもしっかり受け止めたいと思う。
当記事は、
まずはじめに「櫻坂46の軽い説明」を行い、
「世界発信のために必要な要素」をあげ、
後に各要素にちなんで「世界に行くために解決した方がよいと思った問題」を番号順でテーマごとにあげていく形式で記事を書きます。
櫻坂46
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櫻坂46。
今年10月に欅坂46から改名したグループ。
けやき坂を曲がった所にある坂の名であり、画数も欅と同じ画数ということで付けられたグループ名。
この名前について菅井友香さんは、
「日本を代表する花の名前が誇らしい、この名に恥じない日本を代表するグループになりたいと強く感じた」と発言した。
また、「みんなで坂を登っていく」的な発言も公式サイトで書かれていた。
1thシングル 『Nobody's fault』
初週売上枚数41.4万枚
世界行くための必要要素
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・櫻坂の代名詞
人間は自分を演出する上で個性(強み)が欠かせない。
自分と言えば「これ」みたいな明らかな強みがないと当然周りに紛れて目立つことすら出来ない。
・具体的なビジョン
世界を目指すのに、世界に行きたいと発言するだけでは当然行けるわけが無い。
世界に行くために何をする必要があるのか、どういう売り方をしていくのかを考えるのは必ず必要。
・より櫻坂46を表現出来るメディアコンテンツ
「3.パフォーマンスに不向きすぎるテレビ視聴者向けカメラワーク」で説明。
・他グループとの差別化
当然必要な要素。
差別化がないと、櫻坂でなくとも他グループが世界に行ってもいいでしょ?となる。
1.コンセプトの曖昧
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櫻坂46のコンセプト、
これをハッキリと言えるファンは何人いるだろうか?
ちなみに筆者もハッキリと分かっていない。
予想では、皆で坂をかけ登る発言が印象的だったため、「絆」だと思っている。
欅坂46では、平手友梨奈さんを軸とした構築で成り立っており、メンバーごとのタスクの量が非常に偏っていた。
そしてセンター1人だけが目立ち、世間のグループの印象としてもセンターだったことは確かだろう。
なので、櫻坂46では「皆で坂を登る」を心掛け、「絆」を示そうと考えているのだと思った。
そう、ここで大きな問題点があるのだ。
他のグループを思い出してほしい。
乃木坂46は「清楚さ」を売り、
日向坂46は「ハッピーオーラ」を売りにしている。
ここで櫻坂46と乃木坂46・日向坂46との違いは、「コンセプトの視覚化のしやすさ」という点だ。
乃木坂46は、衣装や立ち振る舞いを学園のお嬢様のようにすることで、
乃木坂と言えば「清楚さ」を視覚化し、
日向坂46は、太陽のような明るさや元気さ、幸せそうな笑顔で、
日向坂と言えば「ハッピーオーラ」を表現している。
では、櫻坂46はどのようにして「絆」を表現し、視覚化しやすくするのだろうか?
そもそも選抜制にした時点で、歌番組に出られる量は当然メンバーによって偏りが出る。
その上で、「絆」を大事にしていることをどう表現するのだろうか?
欅坂46から櫻坂46に改名した大きな変化は名前以外で何かあるのだろうか?
世間はきっとそう思っているだろう。
この櫻坂と言えば「これ」が曖昧になっているが故に、櫻坂46の代名詞的なものがない。
つまり、世間に対して櫻坂のわかりやすい印象を付けることが出来ないと考えている。
逆に言えば、表現力だったり、曲調だったり、かっこよさだったり、櫻坂46を売るために視覚化できる要素はたくさんあるので、どう上手く活用していくかによっては十分に可能性があると思う。むしろ可能性しかない。
2.抽象的すぎるメンバーの発言
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これについては、櫻坂46に改名した後の雑誌を自分が把握してる限り読んで、その雑誌のインタビューの内容に対する疑問を吐きたいと思う。
「なんでも〜」、「色々と〜」、「たくさんの〜」
インタビューを読んでいく中でこれらの言葉が数多く存在していた。
「世界を目指す」、「国境を越える」
こんなに明確な目標がありながら、それに向かってどう進んでいくのかというビジョンがどのメンバーもハッキリしていなかったのだ。
これにはさすがに頭を抱えた。
例えば、外国語も学ぶであったり、新しい解釈を得るために異文化を学ぶだったり、ダンスをもっと極めるなど、世界発信に向けて取り組むための具体的なビジョンはあるはずだと思った。
もちろんインタビューに収まりきらないから簡潔に答えてビジョンが抽象的になった可能性は否めない。
それでもどのインタビューでも世界発信を曖昧にしているので「本当に世界行く気あんのかな?」とは思ってしまった。
しかし、それ以前に東京ドームという目標があり、それを達成してからという前提で話をしてるとも思うので、今はまだ具体的でなくとも今後明確になる可能性があり、それに対して期待をする価値は大いにあるだろう。
絶対世界行こうな!
3.パフォーマンスに不向きすぎるテレビ視聴者向けカメラワーク
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これについては、誰も気にしたことがないであろうポイントだと思う。
皆さんは、櫻坂46のパフォーマンスをテレビで見る時、振り付けの演出や各メンバーの細かい表現に目を向けたことがあるだろうか?
一度、最近行われた歌番組でのパフォーマンスを思い出してほしい。
カメラワークの大体がメンバーの顔をアップで映してるものか、フォーメーションの一部を映す時間が長い。そう、普通は歌割りごとに顔が抜かれがちなのだ。
まぁテレビなので顔を分かりやすく映すのは当然の話だ。
だがしかし、欅坂の時は各メンバーがそれぞれの振り付けを担当し、統一されない不協和を表現する振り付けがあったりしたと思う。
それを完全にカメラワークが殺すのだ。
櫻坂もきっとそうだと思う。最新曲Nobody's faultでも各メンバーがそれぞれ櫻の幹や葉、枝などを表現する演出があるがそれを一部しか映せなかったりをテレビのカメラワークでは平気で起こってしまうのだ。
だが、確かにグループを知らない世間に振り付けやフォーメーションの表現を訴えたところで理解できるはずもない。
なので、テレビで楽曲の表現を上手く伝えるのはほぼ表情頼りなところがあるだろう。
つまり、
私が言いたいのはテレビではメンバー個人個人のインパクトを残すことで視聴者の集客をするとこまでは良しとしよう。
と同時に各楽曲の表現を分かりやすく伝えることが出来るコンテンツもあって欲しいと思っている。
そんなものLIVEがあるじゃんと思われた方がいるかもしれない。私もそう思った。
しかし考えてほしい。LIVEを見ても出てくる感想は〜可愛いや〜しか勝たんが大半だと思う。
平手友梨奈さんがいた時は、もはやパフォーマンス以外魅せる要素を出してなかったのでほぼパフォーマンスを評価できたと思う。
でも櫻坂では、もうそういう事態は想定されないので、見た目を褒めたり愛でたりする傍ら、パフォーマンスに集中できるコンテンツも欲しいと思った。
なんせ、櫻坂の売りがパフォーマンスや表現である以上、その強みをより魅せやすいコンテンツは必要だなと思った。
じゃないと、表現力で世界行く前に興味を持つ人の大半の興味を持つ対象が第一印象のみになってしまう。
そうなると、楽曲の世界観を大切にしてるメンバーも、本望ではなくなると思うのだ。
しかし、この点はメンバーではなく運営側の判断になるのでメンバーはどうしようもないだろう。
4.櫻坂46は何で他グループに勝る?
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先程も触れたが、
櫻坂46のコンセプトは「絆」だと思う。
が、それだと他のグループと差別化を測れない。
何故か?他のグループも当然「絆」があるからだ。
じゃあ日本を代表する花の名前を全面的に売っていくか?
だとすれば、きっと名前負けしてしまう。
「まぁ、櫻坂はかっこよさを売りにしたらいいだろう」
それじゃあ欅坂の時とやってる事そんな変わらない。
非常に難しい立ち位置にいると思う。
私も中々差別化できる要素を見つけられない。
強いて言うならば、現センター森田ひかるちゃんが言うように楽曲によって色が変わることだと思った。
でもそれを世間にわかりやすく伝える方法がない。櫻坂に興味を持ってからがスタートになってしまう。
結局、世間に対するブランディングが曖昧で、
これじゃ世界に行くのに相当時間がかかる。
清楚さ、ぶりっ子、元気さ、明るさ、ハッピーオーラ等のイメージはもう既に乃木坂と日向坂が確立していて被せるわけにもいかない。
ただ、世間のイメージとしてはやっぱり欅坂の時の名残でかっこいいという印象が強いと思うので欅坂46の延長線でやっていくしかないのかなと思う。
結構難題だと思う分、今後、運営や各メンバーがどういう風に櫻坂46をブランディングしていくのか非常に楽しみな部分ではあるのでぜひ期待してたいなと思う。
と、
ここまで超長い記事を読んでくださってありがとうございます。お疲れ様でした。
まぁトータルして感想を言うと櫻坂はやっぱりそこさく初回で山崎天ちゃんが言ってた「変化ではなく進化」をしてると思うので欅坂のイメージの延長線上で新たな試みをしていった方が良いのではないかと思います。
もし、皆さんがこれはこう思うななどあれば、ぜひコメントするなり文句言うなりしていただければと思います。それぞれの解釈に任せます。
以上
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