沖縄という現実

辺野古の工事が本格的に始まったと言うことですので、あえてこれをぶつけます。

沖縄(特に本島)にはたくさんの米軍基地があります。
現在の日本の領土の中で唯一侵略を受け、多数の犠牲が出ました。
そして一時米国に占領されていて日本に復帰後もだいぶ返還はされたとはいえ米軍基地が多くを占めています。
私自身沖縄への修学旅行の時に一番人気の無かった「平和を考えるという」学習コースで本島南部のガマからサンパウロの丘も視てきましたし。
まだ「象の檻」があった頃ですので。

東アジアを見る上でも地理的に重要な場所に沖縄本島があることもあいまって米軍が出て行こうとはしません。
減ってきているとはいえかなりの米軍基地が沖縄本島内にあります。
嘉手納は言うに及ばず、住宅密集地のど真ん中にあり世界一危険な基地とも言われている海兵隊の普天間基地も日々稼働しています。

未だに沖縄の方の多くが本土の政府(つまり霞ヶ関と永田町)に騙されたと感じる方も多いのも事実で、与党と野党が本土と逆になっていて、県民紙は2紙とも左派系(反体制指向)です。
これとて超現代史において基地移転のムーブメントのトリガーを引いてしまった首相がいたわけですけどね、旧民主党政権下の初めての首相で、宇宙人とも言われていたあの方が。

そして沖縄県知事は何を思ったか黄海の向こうへ訪問し、向こうの国ではトップ自らが三顧の礼で迎えて、そのトップが沖縄を琉球というレトリックで語るという事態になっています。
東京のマスゴミではほとんど伝えられていませんでしたけど、これって結構東アジアの安全保障上大丈夫なの?という節もあります。
アメリカや台湾のインテリジェンスは沖縄県(の行政)に嫌悪感を抱いていると感じてもいるでしょう。
私がそういう立場でしたらそう思いますもの。
さらに沖縄県を制御できていない日本の政府にも怒りの矛先は向いているでしょうし。
当然沖縄県内でも、常にあの国と対峙をしている八重山諸島の石垣市の市長が暗に知事批判をしていました。

もしかすると沖縄を舞台に・・・と言うことも考えてしまうのです。
それもある日突然・・・的なのが発生した上で。

いずれにせよ直近の世界状況を見るに「戦後」から「戦前」にフェーズが切り替わっているというのは感じています。
能天気に平和を!とかわめいてないで、現実を視ろ!とは言いたいものです。
「拝啓ジョンレノン」ではないですが。
ただただ平和を!と訴えただけで、世界の首脳達にはなぁーーーーーーーーんにも届きやしませんからね。
例え行進をしたって、シュプレヒコールをあげたって。
その萌芽がウクライナしかりパレスチナしかり出ているのですから。

もしかして平和をわめいて体制と「戦っている」のですか?
さらには平和を叫んで体制に抗ってる自分に酔いしれてるのですか?
だとすれば「こりゃだめかもわからんね」ですけどね。

一応整理しておきますが、辺野古を反対していると言うことは現状として普天間を容認しているのと同じなのですが、その点はわかっているのでしょうか?
それが分かっていないとすればただの反体制運動でしかないのですよね。
しかも活動をしている連中の大多数が年寄りで、若者はほんの一握りという現実も。
横田基地のデモとてそう。
ベ平連や全共闘が青春だった視るからにヒマでデモしかやることがない年寄りどもが第2ゲートの前に集まってやってますよ。
米軍側はそれに気にする素振りも全く見せていませんが。

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