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【コーチング】自分を実験台にもがき掴んだ3つの学び

こんにちは、ふゆとです(簡単な自己紹介はこちら

2021年8月から1年間をかけて、THE COACH Academyというコーチングスクールにて、基礎コース、応用コースA、応用コースB、プロコースと学んできました。

今回は、プロコースの4ヶ月間を共にした仲間と、プロコースを振り返るマガジンを作ることになったので、大きく心に残っている3つの気づきについて、自分なりの解釈で結晶化しながら書いてみようと思います。

プロコース終盤のクラス中に書いた振り返りのメモ(なんのこっちゃですが.. 溢れています)


① 自分の人生におけるリソースとは…

THE COACH Academyでは、「リソース」という言葉を様々な場面で取り扱います。

直訳では「資源」と訳される「リソース」
ビジネスの文脈では、ヒト・モノ・カネ・情報など定義されたり、リソースが足りない、リソースの有効活用、といった様に使われたり。

では、自分の人生におけるリソースとは何なのか。
先ほどと同じように考えると、こんな感じのものを思い浮かべるでしょうか。

・ポジティブで強みと認識されるもの (性格、経験など)
・目に見えていて、すぐに使えるもの (時間、資産、人脈など)

そんな、ポジティブですぐに使えるものを思い浮かべがちな、自分の人生におけるリソースについて、この旅ではこんな問いを投げかけられました。

全てのものがリソースだとしたら? ポジティブ・ネガティブ関係なく
全ての感情がリソースだとしたら?
・全ての感情がリソースにつながるヒントとして立ち上がっているのに、それを活用しきれていないとしたら?

例えば…

「やらなきゃいけないことを、どんなに面倒でも、ちゃんと順序立ててひとつひとつ完了していく力」
—— これはリソースっぽい。なんか強みっぽいし、人生が前に進みそうだし。

でも実は、同時にこんな気持ちを感じていたりしませんか?
「やらなきゃいけないことを目の前に、無視しちゃえばいいじゃんって思ったり、なんでこんな面倒な人生なんだろうと思ったり」
—— これは、リソースというよりは「ダメな自分」感がある。この感情は邪魔にはなるけど助けにはならないし、できるなら封印しておきたい感情なんじゃないかと。

ここで、さっきの問いに戻ると、仮に、この後半の「無視しちゃえばいい、面倒だ」と思う感情があなたの人生のリソースだとしたら、どうなりますか?という問いであり、この感情が、リソースにつながるヒントとして現れているのに、活用せずに蓋をしていませんか?という問いなんです。

その問いに応えるべく、僕たちはこの4ヶ月を通して、いつもなら「蓋をしときたいな」と思う感情ひとつひとつの確認作業をしてきました。

ポジティブな感情もネガティブな感情も、蓋をせずに受け入れる
→ その感情の裏側にある価値観や願いに気づく
→ それがリソースだと気づき、統合していく

その結果分かったことは、ポジティブかネガティブかに関わらず、強みっぽいか弱みっぽいかに関わらず、全ての感情や思考にはその裏に価値観や願いがあり表層的な良し悪しを超えた深い部分で自分の人生のリソースとすることができる、ということ。

そして、何か新しいことを身につけることと同じく、自分が既に持っているリソースに意識的になり、全てを発揮することがとてもパワフルである、ということでした。


② 成長するとは…

もしかしたら、他にもそういう人が結構いたりするかなと思うのですが、僕は物心ついたあたりから、成長する・成長し続ける・変わる、ということに対してなんとなくストイックだったと思います。というかそれ以外を知らなかった。

勝負に勝ったり、何か目標を達成したり、さらに高い目標にチャレンジしたり。自らを自らの手でアップデートし続けなければならないという、疑う余地のない人生のルールがあることが、自分を駆り立ててくれた場面が数多くありました。

その一方で、自分自身にこびりついている嫌な部分、真っ先に捨てて成長したい部分がなかなか変わらない、変われない焦燥感のようなものも感じていました。
振り返ってみると、自らをアップデートするために行った2年間の大学院留学の最後にもこんなことを考えていたよう。

人は簡単なきっかけで変わること、人は変わろうとしてもなかなか変われないこと。そしてそのどちらも真実であること。
大学院留学中に書いたニュースレター
留学中、友人と家族に向けたデイリーのニュースレターを書いていて、その最終回

そんな風にして、自らを自らの手でアップデートし、成長しならなければいけないという思いと、一番変わりたい部分がなかなか変わらないという現実の間で板挟みになっている。それが、プロコースを始めた時の自分でした。

そこから4ヶ月。きっとどこかのタイミングで何かが変わったんだと思います。嫌な部分を捨てて自分をアップデートしなきゃ、というのとはまた違う、自分の影になっていた部分が照らされたような、新たな視点を得たような、そんな体験をしてきました。

プロコースを始めた4月は、何者かになりたがっていた。それを手放してから、何かが変容した。あまりに自然すぎて、なんなら、ずっと前からそうだった気もする。
プロコース 振り返りの時間で話したこと

THE COACH Academyでは、どんな人も、光と影の両方の面がある全体性をもつ満ち足りた存在として扱うのですが、まさにその全体性の中で変容・成長をしていった、そんな感覚に近いのかもしれない。そして、最終回に近づくクラスセッションで、全ての伏線を回収するような、この一節が。

成長とは、否定していた自分を自己受容・癒し、統合することである。
THE COACH Academy プロコース講義より

振り返ってみるとこの旅は、これまで絶対だと思っていたルールにそって新たな自分へ成長をする旅ではなく、成長の定義自体を書き換えるものでした。

変わろう変わろうと自分の嫌な部分を否定し目を背けるのではなく、あえて否定していた部分を受容し統合していく、そんなこれまでの人生のルールとは正反対の、新しい成長のプロセスを体感することができました。

③ プロコーチの根っこは…

ここまで、プロコースで自分に起こった気づきや変容について書いてきたのですが、最後になぜ、それらが「プロ」コースで起きたのかについて自分なりの考えを。
もう少し直接的に言えば、なぜ「プロ」という名前がつきながら、テクニックを磨いたり、背景理論を深めたり、フレームワークを学んだりすることに時間を充てずに、ひたすら自己と向き合うことに費やす設計になっているのか。

「クライアントさんの本質的な成長のプロセスに伴走できるのは、自ら成長を経験・体感したコーチである」
一言で言うと、僕はこのように解釈しています。

コーチングの時間をきっかけに、クライアントさんの日々の生活、これから先の人生に何かが起こる。そんな確信に近いような予感を持てるかどうか。

論理的に説得するでもなく、学術的なものだけに根拠を求めるでもなく、表層的でつかみやすいプロセスでお茶を濁すでもなく、自らの体験をもとに、その曖昧さを信じられるか。(もちろんそれを支える論理や、学問、プロセスも絶対大事ですし、プロとしてより磨きをかけていくべきところだと思います!)

クライアントさん自身が、自分の全体性やコーチングのもたらすパワーを信じられていない時に、それでもクライアントさんとコーチングを信じきれるか。

その鍵となるのが、コーチ自身の成長・変容の体験、体感であり、コーチ自身の自己の器なんだろうと解釈をしています。

その上に、理論やフレームワーク、そして数多くの実践からの知恵が積み上がっていくものなのかな、と感じています。


最後に…

このように、1年間をかけて自分自身を実験台に「リソース」「成長」そして「プロ」というものを探求してきました。
同時に、コーチングというものは、説明するものでも理解させるものでもなく、気づくものであり体感するもの、という思いも強く持つようになりました。

ぜひ、コーチングを体験してみて下さい。これだと思えば続けてみて、違うと思ったら離れてみて、さらに心が惹かれたら学んでみて。きっと何かが起こります。

コーチングに興味が出てきた!な皆様、ぜひご連絡をお待ちしております。


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