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コーチング記録〜自己の器を知る

自己の器

自分の心が今どんな状態かを知るって大事なことだと思う。
元気なのか、萎んでいるのか、ゆとりがあるのか、いっぱいなのか。

コーチングを学び始めた時、初めに出会ったのが『自己の器』という言葉だった。
今回はこの『自己の器』を眺めてみようと思う。

自己の器との出会い

最初に #THECOACH Academyの基礎コースで『自己の器』という言葉と出会った時、自分のメモにはこう書いてある。

何度もひび割れて、それをつぎはぎしている感じ。
割れた茶碗を何度も直して使っている。

今までの人生で自分が傷ついたり悲しんだりして欠けたり傷がついた茶碗を大事に使っていたんだなぁという感じがした。

でも、コーチングのもつエネルギーがすごく力強くて、私はコーチとしての一歩を踏み出し始めた。

自己の器を大きくして

ちょっと話はそれるが、我が家には信楽焼の大きめのボウルがある。厚さが3ミリくらいあって、土の質感が手に心地よいボウル。

割れた茶碗のようだった私の『自己の器』はコーチングというパワフルな力に乗って、この信楽焼のボウルのように成長していった。

コーチングを通じてたくさんの先生たちと出会うことができた。
話を聞いているのに、私もたくさんのエネルギーをもらった。

『自己の器』も成長して、話を聴くのが楽しくなっていた。

器に限界がきた

2021年9月下旬、私は体調が悪くて寝込んでいた。1週間寝ても治らない。病院に行くと「抑鬱状態」の診断が出て、休職することになった。

思い返すと寝込む直前のセッションはいつもよりも話が聞けない感じがしていた。
いつもならあっという間に60分のセッションが終わってしまうのに、この日は全然時間が過ぎないのだ。

これが器の限界だった。

器が割れた

精神状態が悪くなったので、セッションを全て中断した。
最初の2週間はほぼ寝て過ごしていた。何もできなかった。

この時、私の器は一度完全に割れてしまった。

私の器は、信楽焼のボウルのように見えていたが、中には割れ茶碗を入れたまま、表面だけ厚く塗り固めていたのだった。

器を手放す

仕事から離れて体調を整えていたら、少しずつ心に余裕ができてきた。

「もっと自分らしく生きたい」
「自分ときちんと向き合っていきたい」
「自分のことも大事にしたい」
「なんで自分は今ここにいるんだろう」
「このまま苦しいままで生きていくのは嫌だ!」

自分から湧いてくる願いや声を聞いているうちに、前のnoteに行き着いた。


そして、仕事をやめよう という決心をした。
仕事をしている状態で無理が出るのなら、自分らしく笑っていられる方がいい。

今まで大事にとっていた割れた茶碗を手放した。
割れても直して、上から塗り固めていた茶碗。

バイバイ、今までありがとう。

今の器

今の私の心には新しい器がある感じがする。

うすはりガラスってご存知ですか。
口当たりが優しい、とっても薄いガラスでできたグラス。

今の器はこれがしっくりきている。
壊れやすいのかもしれない。
決してたくさんは入らない。

でも、口当たりが優しくて軽くて、使う人にも負担がない。

この器を持っているとどうなるんだろう

きっと、今までのコーチングとは違うコーチングになる気がする。

クライアントをパワフルにリードしていくことはできないかもしれない。
でもそっと寄り添えるかもしれない。

一番自分らしくいられている気がする。
このうすはりガラスの器を大事に日常使いして(しまい込まないイメージ)、過ごしていきたいです。


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新しい器で、どんなクライアントさんと出会えるのかワクワクしています☺️

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