何故はるばる1400キロも離れたところに嫁に来たのか
現在地、関西。嫁ぎ先。
出身地、北海道。
飛行機で2時間。
その距離、直線で1400キロ以上。
なぜ、私は今ここにいるのだろう。
先日、週末に夫と出かけてきた。
感染対策をしつつ、二人で街をぶらぶらして昼間から屋外でビールを飲み、笑う。
家で一人で過ごしている(仕事は休み中なので)中でずっと、週末の楽しさが残っていた。
そうだ、私はこの人と過ごすこの時間が好きで、こんな遠くまで嫁に来たんだった。
それを思い出した時、優先順位がガガガッと決まった感じがした。
最優先は、夫と過ごす時間。
一緒に旅をして、同じ景色を見て、お酒を飲んで、笑う。
手を繋いで、ぶらぶら歩く。
その時間のために、私はここまで嫁に来たんだ。
仕事に押し潰されて、週末も疲労で動けなくて、別々に週末を過ごすのは嫌だ。
明確に「仕事を変えよう」と思った。
仕事は教員じゃなくてもいい。
そう思って、前回のnoteを書いた後で、親に電話した。
私「この間、夫くんとでかけたのがすごく楽しくて、私はこのために関西に来たんだって思い出したんだ。学費も出してもらったけど、奨学金も返したから、もう辞めてもいいかな」
母「あんたの幸せが一番。笑って暮らしてくれたら何より。長い間、足枷つけちゃってたね。ごめんね。もっと早くに辞めていいよって言ってあげればよかったね」
泣いた。母の優しさに泣いたよ。スタバの駐車場の車の中で笑
大学に行かせてくれた親の了解ももらった。
家に帰ってから、夫に宛てて手紙を書いた。
先日のデートがとても楽しかったこと。
この時間のために嫁に来たんだって実感したこと。
優先順位を考えたら仕事をやめようと思うこと。 などなど
帰ってきた夫は手紙を読んで
「辞めるってことか」とポツリと言った。
実は今回、体調を崩したときに夫からは「仕事をやめろ」と言われていた。
でも、私の中で受け入れられなかった。
仕事をしなきゃいけない、戻らなくちゃいけないと思っていた。
教員としてやりたいこともまだまだあったから。
「優先順位をちゃんと考えたら、今の環境のまま働くよりも私は幸せになれると思う。」
そう言ったら、
夫は「やめろって自分が言ったけど、本当に辞めるとなるとちょっと寂しいな。」と言った。
多分、その時には「妻が仕事を辞める」というんじゃなく「同じ教科の同志が辞める」心境だったのかな。
その後、二人でチューハイを開けて乾杯した。
今までも、「教員を辞めたい」と愚痴っぽく言ったことはあったけれども、本気で「教員を辞める」を口に出したのは初めてだ。
そして、他の人に辞めることを言ったのも初めてだ。
教員になって15年。
次のことはまだ何も決まっていないけれど、なんでもできる。
いつかの『立ち飲み居酒屋』開店に向けて、飲食店でバイトでもしようかな🍻
人生で大きな岐路に立ったのだろうと思う。
この門出に乾杯🍻‼️
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