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チョコレートにもコスパがあると思う

昨日100均ショップを歩いていたら、店内に聞き覚えのあるようなないような音楽が流れていた。「バレンタインデー・キッス」と。

曲名は思い出せないし誰が歌っているかもわからないけど、確かに聴いたことのある曲だと思い出す。なるほど、こういうお店では販促のためにこういった昔の曲も使っているのかもしれない。


私はバレンタインにあまりいい思い出がない。詳しくは情けないことが多いので伏せるが、まずチョコレート作りが得意ではないのだ。

かといって買ったチョコレートは何だか味気ない。そんなよくわからないこだわりでいつも葛藤することになる。




話は変わるようだが、私は「ちょこ」と名乗るだけあって部屋にはいつも何かしらのチョコレートのお菓子が常備してある。ポッキーにチョコチップクッキーにキットカットなど、他にも特に季節限定のものには目がない。

今はやっぱり冬限定のものが最高においしいと思っている。ちなみにそろそろ食べたいと思っているのはストロベリー系のチョコレートだ。

もうすぐ春の限定ものが始まる。


そんなことを考えていたら、ある日そのことがたまたま部屋に訪れた母にばれた。「なんかこの部屋甘い匂いがする!」と突然言われ、動揺した私はうまく誤魔化しきれなかったのだ。

ちなみにその時にあったのは冬のくちどけメルティキッス、アポロチョコレート、チョコボールなどなどそうそうたるメンバーだった。もちろんじゃがりこやかっぱえびせんもあった。

私はお菓子を非常食だとか何とか言ってため込んでおくのが大好きだ。次は湖池屋のうすしおを買おうとか考えていたところだった。しかし母にばれてしまったのでしばらく買うのを控える…ような私ではない。

今度はきっと「いちごの匂いがする!」と苦情を言われることだろう。まあそうなったらそうなったでしょうがない。



さて問題はバレンタインだ。この時期はブランド物のチョコレートが出回る時期でもある。自分用に買うという人も多いだろう。

だけど私がそっち側に回らないのは、ひとえに高いチョコレートが自分には合わないためだ。チョコレートの中でとろけているガナッシュクリーム、風味づけに利用されている洋酒…そのどちらもが苦手なので泣きそうになる。

一度お高いチョコレートを買ってみたら、食べきれなくてほぼ母にあげることになった。母は「いいの?」と言いつつ、とてもおいしそうに食べていた。そんな母を横目で見ながら私は思った。


私にはつくづくバレンタインが向いていない、と。

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