春めいていく想いが溢れたら(詩)
冬色の風と君の冷たい言葉
どこか似ているなって思った
その裏側に別の顔があって
すぐに違う心境になること
春一番に吹き飛ばされた秘密
遠く運ばれて行ってしまった
暖かくなった外の様子の代わり
どれも君の心境あてはまらない
ひとつひとつ 数え上げて
拾い集めて また探して
壊してしまった 心の窓を
繋ぎ合わせて それを返して
君が怖がらなければ全部言ってしまいたかった
いつだって爆弾のような想いを持て余してる
君が望むならばすぐに会いに行きたかった
今だって発散されない行き場を探している
少しずつ軟化していく態度嬉しくて
どこか違うなって思った
その間に高い壁があって
君が自分隠していることを
嫌われたくないのは失いたくない証拠?
柔らかいスポンジに跳ね返されて
座り込んでいた時間実に一年
扉ある訳じゃない それでも
一歩一歩 近づいて
声をかけて また覗いて
冷え切っている 本当の君を
探しに行くよ 手を伸ばして
君が恥ずかしがらなければ全部見せてほしかった
弱い部分持っているのはみんな同じことなんだ
君が振り向いてくれたら多分泣いてしまっていた
普段から病気のように君を求めていると
この涙はどこから来るのって
悲しいからでも何でもなくて
ただ君に出会えて幸せだとか
今でも君に会いたいとか
春の雪解けのようなものだね
少しずつね 溶けだして
滲み出して その感情が
死にかけていた 奥深く愛が
凍っていたのは こっちの方で
君が許してくれたら全部見せてみたかった
悲しみだけの凝り固まったそれは過去の思い出
君が受け入れてくれるなら飛び込みたかった
まっさらに新しい自分として始めてみたかった
君が怖がらなければ全部言ってしまいたかった
いつだって爆弾のような想いを持て余してる
君が望むのならばすぐに会いに行きたかった
今だって間に合うと思うんだよ ゆっくりでいい
そっと二人手をつなごう
私にしては珍しい、季節に言及している詩。
メッセージ性のある詩を書いてみたかったらしい。
あと初夏のものもあるけど、どうなることやら。
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