のど飴クライシスが近づいてきている
時は感染症が猛威を振るっていた頃に戻る。私はTwitterで恐ろしい情報を目にした。それは感染するとのどがすごく痛くなるために、水くらいしか飲めなくなってしまう人が多いということだった。
今は大分落ち着いているが、その当時はおそらく一番身近で感染者がたくさん出た時期だったように思う。いろんなフォロワーさんからの感染報告があり、そのほとんどに例ののどの痛みが主な症状としてあげられていた。
そしてかなりの人が書いていたのが「のど飴があって本当に助かった」ということだった。水も飲めないということはつまり栄養も一切摂取することができないということだ。
痛みを緩和するだけでなく、そんなに効果のあるものがあるとは。私は出かけるたびに近くにあるコンビニを覗くようになった。
私はフルーツに好き嫌いがあるため、食べられない味付けのものが多い。キンカンがだめ。レモンもだめ。ミントがだめ。その他にもしょうが、梅、カリンなどのど飴に使われている味がほとんどNGになってしまう。
ある意味では偏食と言えるのかもしれない。ついでに全く同じ理由で塩飴の類にも毎年困り果てている。
そんな私がまず見つけたのがりんご味だ。とりあえず2パック買っておくことにする。数ヶ月後に今度はデコポン味のものを見つけた。さらに時をほとんど同じくしていちご味&桃味のもの。
これを見つけた時には思わずガッツポーズが出た。私はいちご味の飴が世界で一番好きだ。これで私の感染症対策はほぼ万全なものとなった。
そして現在。なんと感染症の流行は一気に収まった。これはとても喜ばしいことでもあるのだが、私の部屋には未だに100粒以上ののど飴が常備されている事態になってしまった。
しかもそのうちのりんご味の飴は賞味期限を6月に控えている。普通の風邪や空気の乾燥の影響などでのどがいがいがする時期がもうとっくに過ぎてしまっている今、たくさん残ってしまったのど飴をもうすぐなんとか消費しなくてはならなくなる。
一日一粒というところだろうか。さすがに飽きそうだ。買いすぎたか。
けどこれはもしかしたら平和な世界の嬉しい悲鳴かもしれない。この感染症が収まっている状況ができる限り長く、できればもう永遠に続いて欲しいと思う。
感染症のウイルスは徐々に弱体化していくものだという情報も耳にしたことがある。種を広げていくためだそうだ。宿主がすぐ死んでしまっては元も子もなくなってしまう。
来月くらいになってまだ感染が広まっていなかったらその時にぽつぽつと食べ始めてみようと思う。
大丈夫、私はスイーツが大好きだ。もぐもぐいこう。
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