私の人生における一番の楽しみが
その日は突然やってきた。
「あんた…最近太ったんじゃない?」
ぎぎぎ、と私はぎこちない動きで振り返った。そこには無遠慮に私の腹部ばかりを見つめている母がいる。何やら「うーん…」などと言いながら首をかしげている様子だ。
「ナンノコトデスカ?」
「何、その反応」
「うっ…」
「やっぱり思った通りじゃない」
私は心の中で叫びだしたい衝動に駆られる。実はその通りなのだ。一ヶ月くらい前からあまり体型の目立たないような服を選ぶようにしている。だけど何か大きな抵抗があるので体重計は意地でも乗らない。乗りたくないのだ。
あれ?ちょこさんお菓子は減らしたんじゃなかったの?と思った読者さん。よく覚えていましたね。そうなんです。
この時は一瞬お菓子への執着が消えたのですが、残っているお菓子の在庫を食べている間に見事に食欲復活いたしまして。ええ。ダイエットに成功するかも、なんて偉そうにのたまってしまってすみませんでした。
その後普通に太っています。
「この前『ポテトチップスはほぼ油でできてるらしいよ。気をつけなきゃ』とか言ってたのは誰だったっけ?」
「湖池屋ののりしおの誘惑に耐え切れず…」
「ちょっと待って、それだけじゃないでしょ?」
「カルビーのコンソメパンチの誘惑にも耐えきれず…」
「風邪気味だからとか言ってのど飴もけっこう舐めてたわね?」
「そ、それは治療の一環で…」
事情聴取を受けていた私はそこではっとして顔を上げた。
「けど!その分ご飯は減らしてたの見たでしょ!!」
「見たけど…」
その言葉に母はため息をつく。私は自信満々だったその答えがどうやら通用しないのではと思って早々に肩を落とした。
「あんたの一人前としてよそるご飯の量、元々多いのよね。だから減らしたと言ってもそれは普通の一人前の量になっただけだと思うの」
「ええっ!?あんなに減らしていたのに?」
「そうね、残念ながら。あれじゃあ太るわよ」
私は完膚なきまでに叩きのめされ、ぼきっと心を折られた。
「しばらくお菓子は控えること!」
仕方がないので私は温かい飲み物を選ぶ時にココアやミロにすることが増えた。それももちろんばれるのだが、食物繊維が取れると言ったら見逃してもらえたのでまあいい。これは私の作戦勝ちだ。
しかしここで私には絶対にこなさなくてはいけないミッションが残っていることに気付かされることになる。それはスタバの新商品!
まさかのストロベリーフラペチーノの再来ー!!!!!
今年の春から夏に展開していて、しかも二回も飲みに行ったのでどうしようかと迷っていたけどやっぱり飲みに行きたいー!クリスマス仕様っていうのがまたいい!見た目も可愛い!
ふふ。出先でスタバに寄るくらいならきっとばれないだろう。
(問題はさらに太るということだけど)
これでも母さんに応援記事を書いて頂いてしまいました!これでも母さんはいつも優しさを届けて下さる素敵な記事を書いている方です。いつも前向きになれたり、心が温かくなったり、元気が出たりします。そういう「人の優しさ」に触れたい方はぜひ伺ってみて下さい。
紹介して下さって本当にありがとうございました。
また前々回の三周年記念の記事、前回の本ができた時の記事。たくさんのスキやコメントを頂けて本当に嬉しかったです。この喜びを糧にして頑張っていきます。
さっそく本を買って下さった方々もありがとうございました。
通販はまだ受け付けております。よろしくお願いします。