取り越し苦労もいいところ
私はかなりの心配性だ。
ちょっと落ち込むことがあって、しゅんとしていた。新しく繫がりのできた人にうまく振る舞うことができなかったのだ。
時々慣れたことをしていても「あれ、これはどうしたらいいんだろう?」と壁にぶつかることがある。それは大体自分の中に前例のないことだ。ほとんどが相手が人間だからこそわからないという理由からのような気がする。
今までと接したことのない人だからわからない。
同じ人だけど元気がなさそうだからわからない。
戸惑う理由なんていくらでもある。
これがもし相手が機械など人間じゃなかったらあまり戸惑わずに処理できる。問題なのは人間の動きがランダムで予想もつかないからだと思う。
同じように見えても起こっている理由はその時々によって違うし、答えもひとつじゃなくていくつもあることもある。だけどそれと同じ、いやそれ以上に地雷原が広がっているような気がして怖くなることもある。
だから時には手を出さずに逃げてしまう選択もする。
私は今回結局逃げてしまうという選択をしてしまった。相手が自分をどう思っているのか知ることが怖くて、それ以上の選択をやめてしまった。
もしかしたら嫌われているのではないか?という疑問は私の足を動かなくさせる理由にするには十分だった。だって嫌われていたら何か傷付くことになるかもしれないからだ。
そう思って会話を見返してみたら、相手が会話を切りたがっていたのでは?というそぶりがいくつも見えたように思えてきた。
私は自分がそのことにずっと気付かずに続けていたんだと知り、とても申し訳ないと思うことになった。だから相手はいつまでも察しない私に見切りをつけて無理矢理会話をやめてしまったのだ。
だから自分のふがいなさでそれ以上その人との付き合いを続けることを諦めないといけなくなったことでとても落ち込んでいる。
切り時がわからなくなって、自信をなくしてしまった。
今までの人とはこんなことはあまりなかったのにとつい思ってしまい、相手が違う人だから当たり前だと気付いたというだけの話。
自分は楽しくても、相手は途中から退屈で話を終わらせたかった。無理をして話をさせてしまっていた。もしかしたらすごく嫌な気持ちだったかもしれない。
その現実が今は悲しい。
そんなことを思って落ち込んでいたら、今朝連絡があった。
突然忙しくなってしまい連絡できなかったとのことで、ここまで悩んでいたことが恥ずかしくなった。私は心配性が過ぎるタイプなのでたまにこういうことがある。
「すぐくよくよして自信を失ったりするのあまりよくないよ」
そう諭されて苦笑するしかなかった。
もっとしっかりしなければ!
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