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アマッタレブ~

「コマンタレブー」は「Comment allez-vous?」と表記され、
「ご機嫌いかがですか?」という意味の非常に
丁寧な挨拶です。

CAREERPICKS

わたくしのご機嫌ですか、ぼちぼちでございます。
初めてこの部屋で全裸になり風呂に入り
なんだかナイトブラがちくちくして変だなと思いつつ
暖かい紅茶を淹れて
坂本慎太郎を聞きながら日課にしたいnote綴りをしている。
なかなか素敵な一人の夜を過ごしていると思うのです。

だのに
だのになんだこの、予期不安のような寂しさは。
この街もこの部屋も好きだ。
一つ一つのコップやお布団、
その他の暮らしに寄り添うニューフェイスたちみんな愛しく大好きだ。
大切にする。
素敵な時間、空間、物に囲まれて感じるこの寂しさ。

私は家族が大好き

この寂しさは予測していたものだけど
途方もない暮らしのレールの整備を日々一人でしながら
みんなやっているから、と見よう見まねで小石をどかし
雑草を抜くようなこの日々、なんて温かみがないんだろう。
これが、これこそが人恋しいという感覚なのか…?

は、はやくね…?
それになるの早くね…?
たぶんこの寂しさはまだ序章。
寂しくなったらどうしよう、が積み重なっただけの似非孤独。
本当の孤独を私は知らない。

なぜ一人暮らしをしたのか

わたしは孤独が怖かった。
突然家族を失うのが怖かった。
だから一人になる準備をするために、自立しなくてはならなかった。
ていうか一人前になりたかった。
一人になったことがないということに
何故か抱く必要にないコンプレックスを感じていた。
家族のこと大好きなのに。
いずれ家族はいなくなる。(もちろん私もいなくなる)
いなくなってしまう大好きな存在から
自分を守るために離れたの…か?

だから私はこの似非孤独を飲み込んで乗り越えないといけない。
え~ん家族が好き。
あったかいおうちが好き。

乗り越えるのは私だけのためじゃない。
一人暮らしを決めて、
両親も兄も、感慨深げで寂しがりながらも安心の顔をしていた。
だからいいんだ。私は踏み出せた。
たくさん心配かけてきたし私やっとここまでこれた。
だから寂しいけど、達成感でいっぱいだ。
まだまだ整わない暮らしと部屋に唖然としながらも
預金のなさにびっくりしながらも
孤独な未来を思い描いてしまっても
寒い部屋でアウターを部屋着にしながらも
こんな小さな苦労すら少し嬉しい。

私のペースでここまで来た
これからも私のペースで私の人生をやっていくでしょう。


私は普段、坂本慎太郎を聞かない。
兄の好きな曲だから、聞いている。
でもなんかこの気の抜けたようで深みのある音と歌詞が
私の部屋と空気に合ってて気が抜ける。
良い夜にしてくれる。

今気づいたこと

どうしよう、なんか今日初めて使ったシャンプー下水みたいなにおいする
マジこの家でやっていけんのかな
風呂場がホント仲良くなれなさそう
今の私の最大の弱音が上記2行です。

この部屋で眠る二度目の夜
眠れますように…!

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