見出し画像

ルパン卵生

宣伝でルパン三世の学生シーンみたいなAnimationを見るにつけ、な……なんでこんなに見たくならないんだろうと常々思っていました。ヘッダ画像をお借りしています。

そういう生き方でnote内を生きていないため、なんか批判みたいになりたくはないんだけど気づきを明文化するつまりアウトプットするのがnoteだと思うので仕方なく書いている。きっと好きな人もいるだろうからネガキャンとかが目的ではないです。

コンセプトとして、絞り尽くしたIPから次なる知的財産戦略としてスピンオフみたいなのを造るって商業ベースだったらごく普通になってきています。だから別に金策に走りやがってとかそういうんじゃなくて、単にぼくに合わなかった(中身をきちんと見てもいないのに)ってだけです。

ぼくの感覚が狂ってるのでも全然良いんだけど、ならそれはどう説明できるのか考えた。

多分あの軽薄そうなキャラクタで、現行の3世みたいに何でも成功させちゃうんだろうな、みたいに想像できるのがきついのかも知れない。

女に粉掛けて失敗して同情を誘うけど、その後には天才的なアイデアを思いつくなりして学校のテストだの何だのを盗んで何かしらの目的を達成する。ニヒルに笑ってエンドテーマが流れる。格調高いですね。

でもそんなの観させられてどう思うんだろう。思えばこのIPは週末2時間コンテンツとしても結構利用されるぐらいの規模感をいつの間にか手にしました。もはや国民的どうこうなジャンルにまで昇格してしまったのかもしれない。

つまりジブリやコナンみたいに、ご家庭を楽しませる。ご家庭どころじゃないですね。それなりの最大公約数たりえる物しか存在し得ない時間帯な気がします。金曜日21時は。

あるいは時代が求める主役像がナロー系とか転生みたいな感じだとモンキー・ファクトリー側のマーケターが捉えてしまい、現状の誰もが想像するルプァーン3世~~的なキャラクタが絶対やらないような学校生活というカテゴリに登場したらどんな奇想天外なシチュエーションを消費者に見せてくれるのだろうか、みたいに生活者たちが思うだろうと思って造ったのかも知れない。

あるいは学校生活的キャラクタでプレイ・ボーイを演じる者が主軸に充てがわれたことってあんまないから違和感たっぷりなのかも知れない。いわゆる現行ルプァーンはハードボイルド系に属すと思うんですけど、それならキャラクタの一人が(主役だけど)軽薄な淫獣でも気にならないとかあるんじゃないだろうか?

だって昨今のアニメは鈍感系とか難聴系ってぐらいまで女への興味をなくさせないと(少なくともそのように見えるぐらいじゃないと)共感してもらえないっぽい。ぼくはそれはやりすぎちゃうかと思うけど、女好きでも簡単には女に手を出せない主役じゃないとなんか許されない空気みたいのがあるんだろうか。メインキャストであるヒロインに求められる処女性をけがさないように、たとえ主人公だろうとヒロインに対しての異性には男根的欠落が求められるのだろうか?

だから何らか期待を裏切ってくれることを祈ってます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?