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情報亭かでん

おゲームの大会的なことについて……ヘッダ画像をお借りしています。

すげえ簡単に説明すると(ぼくも今日知った)35人ぐらい(画像1)いる参加者が3つのグループに分けられる(画像1。チームといいますかグループと考えるといい気がする)。それぞれのグループでレースをよっつずつ(A+B+C=12)ぐらい行い、1位の人のみ別日の決勝の大会に出ることが決まる(画像3)。1位の人3人以外の残りの参加者は、再振り分けされて次日、初日と同じようなことをする。

よく知らないとおっしゃるかたには意味不明だと思うけど、ぼくはすばおかおっぱっぴーのマリオカート練習を多分初年度から欠かさず見ていた気がする。そのスバの方の大会アーカイブを見ていたんだけど、その実力に圧倒されてしまったので思わず文にしています。

その練習をライブで見逃したらアーカイブを必ず1.5倍速とかだろうけど見ていたくらい見ていた。当時は確か双方のチャンネルすら登録していなかったはずであり、別に登録することによる旨味とは新着ストリームが始まったら知れることぐらいしかないから、この12月~1月にしかないストリーミングのために登録する手間とかが”要らない”と判断していたのでしょう。

なんで見ていたのかと言えば脳死で話している感じが良かったからだった。自分がなにか深夜にやらなければならないことがある時なんかに、同時に流すBGMとしてきちんとしていた。これが映画を見るとかと同時にするには全くふさわしくないといえます。

でスバはおかに少しずつ勝てるようになってきた(今日の本戦実況で決勝常連だとおかゆに言われるまで気づかなかった)。ぼくは圧倒的に強かったり根っからのゲーマーだったり口が悪かったりなんか知らないけど強キャラみたいな立ち位置の人はどうしても見る気になれないけど、この実況だけはなにか別だった。

でもそういうのって(ぼくはそういうことを思わないので無理やり想像すると)わざとコンテンツ作りのためにやってんだろとか言われるのかもしれない。気を抜いてしゃべるコンテンツなら差異化できるけど、普段は気を張って話しているしそれを辞める理由なんてないからこのように深夜練という体にすることでリラックスした面を見せるみたいなブランディングなんちゃうの、みたいな穿った見方があったりするのだろうか。

でもYOASOBIも君は完璧で究極のアイドルみたいな皮肉的な歌を歌っているのでそれがよしとされるのでしょう。

本番では第一レース、1位の常闇に圧倒的な差をつけられて最終LAPで10位とかにいたのに、直前までで2位になり、イナニスに抜かれて3位だった。

そこからの大空は職人のようだった。どちらかというと、自分のリスナーとは自己のエンターテイナー性を求めて見に来てくれると思ってそうだとぼくは勝手な邪推をしてしまっているのだが、つまり実況を点けている間は自分の声で人を楽しませなければならないというように半ば強迫的に考えていて、ずっとしゃべらないでいなければならないと自己を戒めていてももおかしくはない気がすると捉えていたのだが、まさに昭和あたりのラジオ文化(今もそうなのかどうか、言ってしまえば当時ですらどうなのかを知らないので例に出しづらいのだが)でいうところのいわゆる放送事故ともなってしまうのではないかという無言状態がえらく長く続いた。そもそも放送事故の概念が2秒?5秒とかでしたっけ、無音状態となってしまうことをコラ!みたいに意味づけるものであるという印象を勝手にぼくは持っており、軍隊的でなにかなあとも思うのでどうでもよくはあるのと、実況とは意図的にミュートしない限りゲーム音が流れているので事故みたいなカウントはしようがないのだが

ぼくは彼女のアニメとか映画同時視聴コンテンツまでは見ていないのであれなんですが、実況者として無言になり続けることを見たことがない。あともちろんしゃべることが野暮とされるようなRPGのエンディングとかでも喋らないけど、なにかの練習的にゲームを遊ぶ場合に黙るということがなかった。

そしてうーぺーに1位を取られ、かくせいのこよりにも取られ……という中で、 キノピオハーバーの上下選べるあたりになったところで「俺は……なぜ涙を流している……これが……涙……?」という気持ちになりました。もはや言葉では説明ができない。見慣れた景色で無言で走っている、これまで見続けた相手が奮闘しているところを見るとそのようになってしまうのだろうか。

うーぺーもかくせいのこよりも、大会を開催する側の常闇も同じ35点で同立3位だった。それぐらい拮抗していたということなのではないだろうか。そしてそれを越えた。2位はイナニスだった。

この「ほぼしゃべらない30分」には、それまでの実況経験のありったけが込められていたのではないかと思えてしまった。

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で勝手に想像するけどこれぐらい上達するんじゃないかというユーザが他にも居て、それがJFTさんだった。躊躇いなく茸とかを遣ったり、ベビーパークでほぼ一位になれそうだったり、初めて3日じゃなくてコースとかを覚えてたらそりゃもっと行ったでしょうとか、道具を積極的に2個得ようとしていたりとか、ぼくは主体的なゲーマーじゃないから知ったふうな口だけどゲームに遊ばれているのを楽しんでる段階を逆転させれば恐ろしく速くなるように思える。

今はゲーム実況だからしゃべらなきゃ、と多分元の地頭のよさといいますか無尽蔵に言葉を出し続ける技能があるからカート中でもできるんだろうけど、すばおかのように「いま自分はレースを走るということが第一目標である」という前提に基づいた上での1人喋り、2人喋りをしていたわけじゃないと勝手に想像しているので、レース用の技能が身についた上で例えばリグロスたちと似たようなことをしたらおもれえんだろうな~~~~~~~~~~とは思うんだけど、当人が本屋さんとか博物文化の広報的な担い手を期待されているためそのとおりにはならない気がする。

すばおかのおかは全部1位で決勝に行った。奇しくもすばおかが決勝に行ってしまったのでした。

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