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未来出版研究会が考える『これからの世の中』(4/4)「これからは書き手が重要になってくる」

(4)本で著者に活躍の場を与える

○S(書店長)
本もいつからか「売れること」が一義的になっちゃって、本来の出版の意義が失われてしまった。読書は死者との対話だとも言うじゃない。亡くなった人とも対話ができるって。そういう一義的なものはひっくり返って、売れることにシフトしちゃったから、本の内容が劣化していくわけだよ。ある時から、世間に売れる本はマスメディアと競争するような形で進んでいったでしょ。そしたらマスメディアには負けるに決まっているよ。でも、おのずからそういうものを選んできちゃったんだよね。

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