河畠 輝 / Kagayaki Kawabata

AI時代の精神論|エグゼクティブコーチ・投資家・実践的思想家|会社が約500億円盗まれ…

河畠 輝 / Kagayaki Kawabata

AI時代の精神論|エグゼクティブコーチ・投資家・実践的思想家|会社が約500億円盗まれ拝金主義から目覚める →出家体験で悟る→今 | 略歴:野総→VC→起業→シリコンバレー→ベンチャーでM&Aと上場を経験 | エンジェル投資16社 | 2児の父|認定コーチ

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資本主義的幸せの限界を感じて「合計100時間、12日間のヴィパッサナー瞑想修行」 を体験してきた話し

ヴィパサナー瞑想なるものを体験してきました。今までの人生でTOP2に入る体験が出来て凄くハッピーな気分です。 (注釈:自分はなんの宗教にも属してませんし、宗教に勧誘をしたいわけでもありません、純粋に今回の瞑想体験を通じて、感じた事を記事にしてます。) 12日間のヴィパサナー瞑想修行とは?ヴィパサナー瞑想とは、ブッダが悟りを開いたとされている、インドの伝統的な瞑想法の一つです。ヴィパサナーとは「物事をあるがままにみる」という意味であり、客観的に自分や世界を見る力を育むため、

    • 人の意識はどこにある?死、意識、身体の関係

      はじめに私たちの意識は、果たして脳だけに宿るものなのか?それとも、身体全体に広がっているのか?この問いは、長年にわたり科学者や哲学者が向き合ってきた深遠なテーマでもあります。この記事では、チベット仏教の瞑想法「トゥクダム」や、身体と意識の関係に関する新しい研究結果を見て感じたことを考察します。 トゥクダム:死後も腐敗しない身体の謎チベット仏教の究極の瞑想法として知られる「トゥクダム」は、科学的に説明できない現象として注目を集めています。トゥクダムの状態にある僧侶は、臨床的に

      • 僕たちは短期的な欲求に抗えないのか? - 短期的利益と長期的展望の矛盾

        若者のラグジュアリー消費この記事を読みとても皮肉だなと感じた。この傾向は、決してコウスケさんだけの話ではない。実際、ミレニアル世代とZ世代が世界のラグジュアリー市場において大きな割合を占めていることが報告されている。Bain & Companyの調査によると、2025年までにこれらの若い世代がラグジュアリー購入の70%以上を占めると予測しています。[1]。 環境意識と消費行動の矛盾興味深いのは、コウスケさんが環境問題や社会システムの脆弱性を強く意識しているという点です。彼が

        • 産みの苦しみ

          タイタンの学校に通いはや3ヶ月。 感じたことをつらつらと。 芸人のネタを考えていると、結局、自分の中にあるものしか出てこない。これは創造的な仕事に携わる多くの人が経験する真理かもしれません。 創造の源泉を探る瞑想をしたり、散歩をしたりすると、確かにアイデアが浮かびやすくなる。しかし、それらのアイデアも結局は自分の人生経験や知識の範囲内から生まれてきている。つまり、私たちの創造性の源泉は、他でもない自分自身の経験の中にある。普段触れている関係性として一番近いものがアイディア

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          笑いとは「メタ認知による気づきと新しい発想の発見」である

          みなさん、こんにちは! 気づけばお笑いの養成所に通いはじめ、もうすぐ2ヶ月が経とうとしています。演技指導、ネタの書き方、小説に舞台設定の構想方法まで、芸をする上で色々と学ばせていただいております。 前回に続き私なりのお笑いの定義と説明、そしてライブの告知をさせてもらえたらなと思います。 はじめに私たちの日常に欠かせない「笑い」。単なる娯楽と思われがちですが、実は人間の認知とも結びついてます。本記事では、お笑いがどの様にメタ認知を促し、私たちの思考や行動に良い影響を与えるの

          笑いとは「メタ認知による気づきと新しい発想の発見」である

          仏教とAIを探究してたら、芸人の養成所に入学してました。

          2024.5月から芸人になるべくタイタンの学校に入学しました! 1年間・週2回、芸人の学校に通うことにしました。課題や本番ライブもあり、充実した1年になりそうなので、体験を備忘録的にnoteに綴っていこうと思います。 芸人?自分でも芸人を目指すとは思ってもいませんでした。 特段面白くもなく、滑舌も良くない、INFP(陰キャ)な、36歳のおっさんが芸人活動。23歳の頃の起業してスタートアップでいっちょ上がりを目指してた過去の自分が、「36歳芸人」を切り取って見たら、絶望して

          仏教とAIを探究してたら、芸人の養成所に入学してました。

          連続起業家が考案した、メンタルの筋トレ:ポジティブ・インテリジェンス(PQ)とは?

          こんな方は是非読んでみてください! はじめにみなさん、こんにちは。エグゼクティブコーチで個人投資家の河畠輝です。 今回は、私が学んだ「ポジティブ・インテリジェンス(PQ)」について、自分の解釈を交えながら深堀りしていきたいと思います。 PQは、連続起業家でありスタンフォード大学の教授でもある、シャザド・チャミン氏が考案したメンタルの筋トレ法。PQを活用したセッションにより「仕事の生産性が上がった」「チームのコミュニケーションが改善した」など、嬉しい報告を多数いただいてい

          連続起業家が考案した、メンタルの筋トレ:ポジティブ・インテリジェンス(PQ)とは?

          5年ぶりのヴィパッサナー瞑想で気づいた、悟りの本質とは?

          こんにちは。過去に12日間のヴィパッサナー瞑想修行の体験についてお話ししましたが、今回は5日間の短期集中コースに参加してきました。そこで得た新たな気づきを、皆さんにシェアしたいと思います。 前回の修行では、自分の内面に潜む「渇望」や「嫌悪」といった感情に気づき、それらを観察することの大切さを学びました。そして、純粋な愛や慈悲の感覚を感じることができました。今回は、さらに一歩深く、「悟り」の本質について考えさせられる経験となりました。 私たちは日々、様々な思考や感情に振り回

          5年ぶりのヴィパッサナー瞑想で気づいた、悟りの本質とは?

          社会起業家にコーチングする意義とは?

          「ビジネスには二種類ある。一つは利益を最大化するもの。もう一つは社会的目的のために営むもの。同じ人が、二つのビジネスを同時にできるはずだ」 ー グラミン銀行創業者 ムハマド・ユヌス はじめに社会起業家向けにコーチングサービスSocial Coachingと関わり早1年。 祝1周年!を迎えるということで、Social Coachingでの体験、そして社会起業家を支援する意義や思いを綴ります。 社会起業家の定義とは?そもそも社会起業家ってなに?とスタートアップ界隈の起業家の

          社会起業家にコーチングする意義とは?

          主観の肯定

          メンタルコーチングを通じた対話をはじめて早一年。起業家、経営者、スタートアップの方を中心に、60人以上、計200時間以上の対話を重ねてきました。 一人ひとりの世界の捉え方は千差万別対話をしていると、全く同じ現象が外世界で起こったとしても、一人一人の内側で起こっていることが千差万別であることに驚く。類似した認知や思考のパターンはあるものの、思考の構成や、そこに至った物語はユニークである。そこに対話の面白さを感じる。そして、悩みや葛藤に触れていく中で、次の様な仮説が生まれた。

          人生は想い出作り

          「公園、楽しかったね。」 子育てしていると、「はっ」とさせられる。 旅行や遊園地。大きなイベントよりも、何気なく遊んだ1日の方が、子供の中で「想いで」として残っていたりする。 「想いで」とは何か? 「想いで」と「ただの記憶」の違いは何か? そんな問いが浮かんだ。 最近、「何気ない日常」をテーマにした作品を見ると涙が出る。(作品は末尾に記載) これらを観て、感情に浸っていると、「想い出」と「ただの記憶」は全然違うことを実感する。 想い出 =「関係性の中で生まれる、

          人生は想い出作り

          欲望の末路。テクノロジーが人間に及ぼす影響。

          食、睡眠、性欲。人間の3大欲求。生理的な欲望を満たしたその先にある欲望は幻想である。 人は人に影響され、欲望が生まれる。 家族、会社、コミュニティ、国。 所属するコミュニティの意識に合わせ、欲望は泡のように現れ、気づけば消える。 欲しいものを手に入れるまでは、不幸であること認め、欲を満たせば束の間の幸福を楽しんだ後、また欲が現れる。 欲が満たされない状態を保てる人ほど、生命力やエネルギーが濃いと感じる。 野心で溢れる起業家、真理を追求する研究者、世を良くするために

          欲望の末路。テクノロジーが人間に及ぼす影響。

          GPT-4の登場で本格化するAI時代に問われる日本の文化資産「間」と「和」の美学とは?

          滅多にイベント参加する事はないのですが、日本の文化資本 x テクノロジー x 内的世界という、自分の興味を横断しそうな内容だったので、秒でポチり参加。 日本人ならではの感覚が、シンギュラリティ後の世界を豊かに生きる上で重要になると思える内容のイベントでした。 この記事では日本人として劇的に変わっていく世界とどのように関わっていけるのか?をイベントの内容を元に綴ります。 「間」とは何か?「間」とは、”空間"や"時間"、人と人との関係などにおける微妙な調和やバランスを表す概

          GPT-4の登場で本格化するAI時代に問われる日本の文化資産「間」と「和」の美学とは?

          無意味の意味

          スキーしに新潟に来てます。 何かをするとき、私たちはその行動の意味を問うものです。人生の時間は限られています。私たちは自分の人生の時間を使うときに、価値を期待します。スキーをするときは、何の目的もなくA地点からB地点まで岩を運ぶように、何度も山を上り下りします。どちらの行為も非常に無意味に見えますが、私たちはスキーをレジャーとして楽しんでいます。なぜでしょうか?私たち人間は、非日常に自分自身をさらすことで新しい感覚を得ます。私たちは山を滑ってる間、普段使わない感覚が刺激され

          MindEd Ventures - メンタルウェルネスの未来を探求する (2/2)

          この記事は原著者の許可を得て翻訳・公開するものです。 この2部構成のシリーズの第1回目(翻訳元記事はこちら)では、メンタルウェルネス産業が変曲点にあり、今後10年間に投資し(エコシステムを)構築していく上で最もエキサイティングな分野の1つになると私が考える3つの理由を紹介しました。簡単に振り返ってみましょう。 私たちは、何十億もの人々が精神的な肥満に陥り、1つ以上の不顕性疾患(重度のストレス、不安、疲労など)に苦しんでおり、拡大するメンタルウェルネスのパンデミックの真っ只

          MindEd Ventures - メンタルウェルネスの未来を探求する (2/2)

          MindEd Ventures - メンタルウェルネスの未来に投資する (1/2)

          この記事は原著者の許可を得て翻訳・公開するものです。 私のメンタルウェルネスの旅は、6年前に初めて重度のうつ病にかかったときに始まりました。その年の暮れ、私は初めて10日間のヴィパッサナー瞑想コースを受講しました。12ヶ月の間に、私は精神状態の悪化によるマイナス面と、精神状態のピークによるプラス面を経験しました。その体験で得たインスピレーションが腹落ちするまで、数年かかりました。昨年、私は心の健康を自分の北極星の指標に据えることにしました。そのため、ライフスタイルを変え、瞑

          MindEd Ventures - メンタルウェルネスの未来に投資する (1/2)