笑いとは「メタ認知による気づきと新しい発想の発見」である
みなさん、こんにちは!
気づけばお笑いの養成所に通いはじめ、もうすぐ2ヶ月が経とうとしています。演技指導、ネタの書き方、小説に舞台設定の構想方法まで、芸をする上で色々と学ばせていただいております。
前回に続き私なりのお笑いの定義と説明、そしてライブの告知をさせてもらえたらなと思います。
はじめに
私たちの日常に欠かせない「笑い」。単なる娯楽と思われがちですが、実は人間の認知とも結びついてます。本記事では、お笑いがどの様にメタ認知を促し、私たちの思考や行動に良い影響を与えるのか綴ります。
お笑いとメタ認知の関係
笑いの本質とは?
「笑い」はなぜ起こるのか?私たちの中の「常識を外れた」何かに遭遇した時に人は笑います。言い換えれば、自分の現在の状況を客観的に認識しながら、普段とは少し違う視点に触れた瞬間に人は笑います。
「少し違う視点」というのがポイントです。あまりにも現代の常識からかけ離れすぎていたり、倫理観が欠如し過ぎていると、笑いは起こりません。その場合、マジョリティは、失笑もしくは引きます。そう言う意味で大衆に笑いを届けるには一般的な常識を兼ね備えている必要があります。
メタ認知との結びつき
常識の外れ値に触れた瞬間、我々は「メタ認知」という高度な認知プロセスを経験してるとも言えます。メタ認知とは、自分の思考や行動を客観的に観察し、分析する能力のことです。
例えば・・・「うちの娘はやらん!」という父と娘の彼氏がやりとりするコント。これを逆に、「大金を払って娘を嫁がせたがる父親」という設定にすると、それは一般的な父に期待する反応を裏切ることになります。ただこれは時代によっても変化する(未婚が増えた現代、嫁がせたがる父のほうがマジョリティかもしれない?)ので、世の中を読む力も大切になります。この様に、マジョリティが常識だと思っている視点とは違う視点を与えるお笑いは、知らず知らずのうちに相対的な世界の見方を我々に教えてくれてます。
緊張と緩和による笑い
笑いは緊張と緩和によっても起こります。すごい真剣で緊迫している葬式の最中に、住職がオナラをして場が和む。その瞬間、安堵感が起こり、笑いが起こります。そういった意味で、緩急を繰り返す笑いは、一種のリラックス効果もありそうです。
お笑い、コーチング、仏教の意外な共通点
一見まったく異なる分野に見えるお笑い、コーチング、仏教には共通点があります。それは、いずれも「客観視」と「メタ認知」を促すという点です。
お笑い:日常を異なる視点から見せることで、観客の思考の枠を広げる。
コーチング:クライアントが自身の状況を客観的に認知できるよう導く。
仏教:瞑想の実践を通じて、自己と世界の関係性を客観的に認知する。
これらはすべて、私たちが自分自身や周囲の状況を新たな視点で見つめ直すきっかけを提供しています。人類のメタ認知を上げるためコーチングやマインドフルネスを行ってる私が、お笑いもやってみたい!と思った理由はこのためです。
お知らせ
筆者は7月18日に初ライブを開催予定です!内容に若干の下ネタが含まれる予定ですので、苦手な方はご注意ください。興味のある方はぜひ!
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