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ロシアによるウクライナ侵略 ロシアの国力限界を衛星画像から解析する(2022/08/30)

灯滅せんとして光を増す

2/24のウクライナ戦争開戦後、いつ、ロシアは国力限界点を迎えるのか、衛星データから検証しています。

結論:

6月以降、ロシアは国力を急速に落としています。国力としては、限界にきているようで、まさにともしびが消えようとするとき、一瞬その光を増すといった様子です。

灯滅せんとして光を増す

ここでは、衛星データで詳しく見ていきます。

はじめに

【AFP=時事】ウクライナ軍は、ロシア軍に占領されている南部へルソン(Kherson)州の奪還に向けた反攻を開始した。

失速寸前のロシア。それを、①衛星データによる検証で分析します。

(1)夜間光

一番正確に分析出る夜間光 2022/08/29 夜間光@モスクワです。

NASA 2022/08/29 夜間光@モスクワ

前回(7/25)のときは、情報封鎖されてました。
今は解除されています。
つまり、反抗が開始された今、封鎖する価値がなくなった、ということです。

>まあ当然、情報封鎖しますよね(笑)。
>サンクトペテルブルグまで、情報封鎖してます(笑)

モスクワは、ロシアの、ウクライナ侵略の中心地です。
つまり、モスクワの分析ができれば、ロシアの国力限界がわかる、というわけです。

現在公開されているデータでモスクワの分析を進めます。

(2)物流量

2021年は、例年通りの活動量でしたが、3月直前(開戦時)に跳ね上がっていました。そして、3月以降急激に下がり、5月後半には、例年と同じになっています。そして、7月に限界までおちて、8月に例年まで最後の盛り返しをし、力尽きたようです。

モスクワ NOX量から算出した年間物流量
モスクワ NOX量から算出した年間物流量(詳細)


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