海外でフットサルプロ指導者を経験した私がまとめた「社会人フットサルチーム向けチームマネージメントと指導について」【有料化予定あり】

こんにちわ。はじめまして。

このNoteではプロフットサルチームでの指導経験がある私のアマチュアチームのチームマネージメントと指導についてまとめています。

私はフットサルのキャリアの中で、基本的にはそれ相応の対価をいただきながら活動を続けて来ました。全ての契約がプロ契約と言えるかどうかはわかりませんが、マネージメント・指導の能力を評価され与えられたポストと責任を全うしてきたつもりです。海外での活動が中心だった為に、一般的な日本人の考えとは異なる部分が多々あるかもしれません。

基本的にはロジック(理論)を中心とした考え方となっていますので、既に情報として発信されているものも多いと思います。ただしプロ指導者が手の内を明かすケースは日本では特に少なく、実際のマネージメントの詳細は学べないことが多いです。

今回のNoteでは私が今までにトップレベルで培ってきたマネージメント能力や指導力を「社会人チーム向け」にアレンジして発信します。
※競技者向けの発信ですのでエンジョイ勢には向かないと思います。


拙い文章で伝わりにくい部分もあると思いますが、自分自身の今までの経験をフットサル界に還元する為にも頑張って書いてこうと考えています。


【監督をやってくれと頼まれたあなたは何から始めるべきなのか】

日本へ帰国してからライセンス講習会等で社会人チームの指導者の方々と知り合う事が多く、色々な悩みがあることを聞いていました。その中でも圧倒的に多いのが「練習メニューや指導に関する悩み」でした。


そこで今回は基本的なチームマネージメントについてセクション毎の進め方/考え方を記していきます。
もちろん、これから書く事が必ずしも正解ということではありません。プロコーチ達がチームをどのような理論・思考で作っているのかを学ぶことで自チームに合ったマネージメントが達成できればいいなと考えています。


こういった情報に辿り着く方々の大半が「強いチームを作る為に」という目標を持っていると思います。
そんな方々の為に、私自身の経験から作り上げた「チーム強化方針」、「練習メニューの設計の仕方」などもお伝えできればと思います。



今回お伝えする部分は導入の部分ではありながらチームの基礎となる重要な部分です。
この部分の質が高ければ高いほど、「タフで」「ブレない」チームマネージメントとなっていきます。



競技系社会人チーム向けチームマネージメント前編【開幕前~シーズンイン】


①チームの方向性、目標までの逆算、ゲームモデルの洗い出し
②最終目標達成の為のスパン目標(短期/中期/長期)の決定
③戦略・戦術の決定
④トレーニングメニュー構築、コンディションマネージメントについて


まず監督という役割を預かったあなたが開幕前にすべきことは上記の作業です。

存在する大半の競技チームが目標を掲げ活動を行っているはずです。
ただただ、純粋に強く・上手くなるということは漠然とした目標であり、必要な努力を積み重ねるということを難しくしてしまうリスクがあります。

日々の努力を確かな積み重ねにする為に重要なポイントですので怠らずに決定していきましょう。
そして決定をチーム全体で共有し、それに沿って進めて行くことが成長を生みだす事になります。

チーム代表がいて、指導・プレー部分の管理だけを預かる監督というケースが多いかと思います。
最終的な権限がどちらにあるか等で方針を巡り揉めたりすることもあると思いますので、お互いが運営チームとして情報を共有し、組織(チーム)としての決定として進めていきましょう。


①チームの方向性、ゲームモデルの洗い出し、目標までの逆算

まず決定すべき事項としてチームとしての色となるこの部分に着手しましょう。これはチームという組織に属する全ての存在が大切にしなくてはいけない部分です。チームに集まる選手の質や属性にも影響する部分ですので、継続性があり、この部分がブレないことを意識して決定しましょう。


◆チームの方向性
・チーム内の役割決定(コーチ・キャプテン)
・選手評価の指針(練習参加率・パフォーマンス優先・戦術理解など)
・活動欠席時のペナルティ

ここで重要なのは、チームに属する全ての存在が平等であり監督という意思決定を司る立場に「公平性を持たせるためのルール」を作るという事です。

例を挙げれば、「上手いのに練習に来ない」「下手だけど練習は休まない」というのが代表的でしょうか。この時にどちらを試合に使うのかというのはチームとして重要な決定であり、不満を生まない為に必要な事なのです。これらを軽視する事は様々なリスクを生んでしまう可能性があります。

プロチームでは実力優先の世界ですし、練習を欠席すればペナルティがあります。競技力の向上の為には社会人チームであることは関係なく、全ての人間が、同じ条件・同じ環境で競い合う事が重要なのです。


◆ゲームモデルの洗い出し

ゲームモデルという言葉を知らない方の為に、予め説明をしておきます。

ゲームモデルとは監督がゲームの様々なモーメントにおいて、チームに表明し、望む、規則的かつ体系的な組織化と集団の行動

簡単に言ってしまえば、選手がどうプレーするかの基礎指針です。私自身はチームを組織化する原理原則の集合として捉えています。

ゲームモデルの詳細な解説は、本ノートの趣旨から外れますので検索するなどしてみてください(※様々な方から情報が発信されていますので事足りると思います)


チームのレベルによって掘り下げて行く事も重要だと思いますが、県リーグ1部リーグレベルなら最低限、以下の部分を決定しておけばいいだろうと考えています。

②最終目標達成の為のスパン目標(短期/中期/長期)の決定

大半のチームがシーズン始動前にざっくりと決まっていると思いますが、チーム目標というのは重要な事なのでしっかりと決定しましょう。

ただし、スポーツの世界ですので、現実的に考えて難しい目標を設定する事は正しくありません。しっかりと自分達に合った目標設計をする事を意識しましょう。

続いて決定したいのがチームとしてのスパン目標です。あなた自身の任期も影響する部分ですのでそれを踏まえて決定する事をおススメします。(09/24)


需要があれば、書き進めたいと考えていますので、続きを読みたいという方がいらっしゃいましたら♡をお願いいたします。

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