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「自分には才能がない」という思い込みから脱するのは本当に難易度が高い。

*いただいたコメントを元に
新たに考えなおしてみました。
ぜひこちら↓の方をご覧ください。


「自分には才能がない」という
思い込みから脱するのは
本当に難易度が高いです。

この難易度の高さは
そもそも「才能」という
言葉の意味を
誤解しているところから
始まります。
(辞書的な意味ではなく
   感覚的な捉え方としての意味で)

「才能」というのは

「その分野で
   突出して活躍できるような
   輝かしい特別な脳力」

……ではないです。

ただ
「人よりほんのちょっと
   苦労少なくできること」

それが「才能」です。

「才能」とはつまり
誰にでもある“得意・不得意”の
「得意」の部分なんです。

案外
そんなささやかな
ものなんです、才能って。

もちろん、世界大会に出られるような
レベルの非常に稀有な才能も存在しますけれど
それはほとんどの人の日常生活には関係しない
別次元の話なので置いておきます。

「才能」という言葉が
特別なひとにぎりの人の
ためだけのものとして
一人歩きしているような気がします。

みんな最初は
絶対に勘違いするような
レベルで蔓延している。

なのでまず
だれもが「才能」の感じ方の
ハードルを下げる必要があります。
下記のように。

「その分野で活躍できるような輝かしいもの」

「人よりちょっとだけ頑張らなくてもできること」

……と言われて、はいポン!と
ハードルを下げられる人は
非常に少ないと思います
(下げられたらそれも
   一つの才能ですね)。

数年単位で時間をかけ
ジリジリと疑いつつも

ほんのわずかずつ
実感していくような
いかないような

そんな感じで
かまわないのです。


それで
ここまで来ても、残念ながら
まだ自分に才能は見つからない
っていう場合が多いです。

それはそう。
自分の才能を見つけるって
いうのは

「見つける」なんていう
簡単なものでは
ないのですから。

どういうことかと
言いますと

前提として
今まで「自分に才能はない」と
思いながら生きてきたわけです。

そのような人からすれば
自分の才能を探すというのは

何も埋まっていない土を
掘り返しまくるような作業に
感じるわけですね。

感じ方が変わって
じぶんの才能が見つかると
いうのは

そこで天変地異が起こって
地面ではなく空の位置に移動した
土の中から金が降ってくるような
超驚きの感覚です。

この天変地異を起こすのは
容易ではありません。

地面である土を
ある程度まで掘り返して
やっぱりないや、と
諦めてしまうほうが

圧倒的にたどりつきやすい
パターンでしょう。

専門家の方の
ちからを借りるなら
ナビゲートが付くのでともかく

自力でここまで来るには
ある程度の自己肯定感、
精神的余裕、物理的余裕(時間)、
運が必要になる気がします。

いつも忙しくて
心に余裕がないし
自分はダメだと思っている
という人が

専門家の方のちからを
借りずして
ここまで来るのは
不可能に近いかもしれません
(わたしは素人なので
   断言はできませんが)。

才能がないと
思い込んでしまった人の
意識の問題は根深いです。

洗脳に近い状態の人も
いるのではないだろうか……と
考えています。

どこかで読んだのですが
(おそらくnote内ではない)

大人になってから
始めた音楽で
やっていけるようになった方が

何かの機会で訪れた
中学校の生徒さんに対して

「自分がこの歳から始めて
   できたんだから、君たちにもできるよ」

といったような
話をしたところ

「私には才能がないから
   もうダメなんです。
   あなたは才能のある人だから
   努力したら成功するんですよ」

というような返事を
されたそうです。

その方は

その生徒さんが
親に言い聞かされて
そのような状態に
なってしまっている、と
推測しているようでした。

中学生の時点でこれは
あまりにも大変だし
マズいです。

だって
たくさん学んで
たくさん努力して
たくさん経験できる
時期なのに

そんな
諦めの姿勢でいたら
身につくものも
身につかなくなって
しまいます。

自分の手で
みずからの可能性を
狭めてしまいます。

才能がないから
できないのではなく

才能がないと思って
諦めているから
何もしない

その結果もっと
できないままになって
やはり才能がないんだという
思い込みが増す

……という負のループに
陥ってしまいます
(もうすでに
   陥っているのでしょうが)。

とはいえ、中学生。

そこまでハッキリとした
思い込みにいたるまでに
親に言い聞かされてきた
期間の大半は
小学生のころだったという
ことになります。

そのころの年齢だと
親の言うことを
そのまま信じてしまっても
おかしくはありません……。

親も「才能」というものを
勘違いしてしまっていたから
起こった悲劇でしょうか。

具体的な行動を
起こせるわけではないので
思うだけになってしまうけれど

こういう方たちが
少しでも思い込みや
呪縛から解放されてほしいと
切実に思います。

……と
ほんのちょっと
話が逸れましたが

やはり
「自分には才能がない」
という思い込みから
自力で脱するのは
本当に難易度が高いという
ことですね。

私は自力で脱せましたし
条件によっては
不可能ではないのですが。

(というか
   ここまであまり強い疑問や反感を覚えずに
   素直に理解しながら読み進められた人ならば
   充分にできる可能性もあると思います)


1人でも多くの方が
勇気を出して専門家の方に
お手伝いを頼めたら

また
まずはそれが可能な環境に
移れたらいいなあと思います。

(まあ、そもそも頼む時点で変えるべきだと
   認識しているということになるので
   その時点ですでに
   半分脱しているような気もしますが……)

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