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インバウンドに依存する恐ろしさ

今日本は2030年までに6000万人の
訪日外国人(インバウンド)を取り込もうとしている。

旅行業界だけでなく、日本の産業全体に
おいてもインバウンドの取り込みは
絶対に失敗できない施策である。

なので今回は、あえてインバウンド依存に
警鐘をならす記事を書きたいと思う。


この記事は3分で読み終わります。



2030年に観光産業は日本一の産業へ


今の日本一の産業は自動車産業である。
トヨタやホンダ、日産は日本だけでなく
世界的に有名で多く車が海外を走ってる。

しかし、2030年に目標であるインバウンド
6000万人を超えると観光産業は自動車産業
を超えて日本一の産業になる。

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(単位は兆円、ピンクが観光、オレンジが自動車)


日本はインバウンドの増加によって
自動車大国から観光大国に生まれ変わるのである。



どこから外国人は来る?


彼らはどこの国から日本に来るのだろうか?

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(出典 JNTO発表統計よりJTBが作成)

2018年のデータによると半分が
韓国人か中国人、1/4が台湾か香港、
残りの1/4をその他の国々となっている。


見ると分かるが、国ごとに大きく偏っている。

インバウンドと言っても韓国、中国、
台湾、香港から来る人がほとんどなのである。


特に、大きな割合を持つ韓国と中国について。



韓国人が激減して疲弊する九州


九州は韓国人観光客が多く、
訪日外国人の半分が韓国人となっている。

そのため、宿泊施設や飲食店の韓国依存が高く
「韓国人専用旅館」も存在するほど。


しかし昨年日本が行った輸出規制により
韓国人の反日感情が高まり訪日韓国人は激減。

昨年後半は九州への訪日韓国人は約9割減少。


過去の熊本地震のような天災であれば、
「熊本は安全です」というのをPRすれば
観光客を取り戻せたが、今回は政治的問題
のためどうすることもできない。

なので、今では韓国以外の東南アジアや
欧米といった国への集客に力を入れている。



中国は国外の団体旅行中止へ


そして、たった今入ってきた速報によると
先日武漢で起きた肺炎の影響を下げるために
中国政府が海外への団体旅行の中止を発表。

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これによって中国人観光客が多い
東京、大阪、北海道は大きな
打撃を受けると思われる。


余談だが、今朝中国語のスカイプレッスンを
受けた際に先生が現地の話を教えてくれた。


武漢肺炎の感染者数が1400人と発表しているが、
それは感染かチェックするテスターが既に
在庫切れてチェックできないから。
患者は病院のベッドもなく家で過ごしており、
1100万人の武漢の人口を考えると10万人規模
は感染してる可能性はある。


これがもし事実だとしたら
事態はますます悪化していくかもしれない。



「インバウンド一本足打法」のリスク


中国や韓国の例を出したのは、
いかにインバウンドに依存する
ことのリスクが高いかを示したかったから。

そもそも中国や韓国は歴史的背景から、
新日国家ではないし、政治的リスクが極めて高い。


だから、読者の中に「今インバウンド増えてる
からそこに向けて何かしよう!」と考えるのは
良いと思うもののリスクへの配慮は必要。


インバウンド!と誰もが口を揃えて言うものの、
日本人の国内延べ旅行者数は2018年時点で
5億6178万人(日帰り含む)。

今後これが半分になったとしても3億人弱。

どんなにインバウンドが増えても
この数字を超えることはないだろう。


結局、定量的に見ると旅行者向け
ビジネスをするなら、


日本人で土台を作って、プラスでインバウンド
(複数エリア)を取れればラッキー


と考えるくらいが丁度良いと思う。




いかがだったでしょうか?

最近インバウンドが打ち手の小槌みたいな
伝え方をされている気がしたので、
そのリスクを書いてみました。

ただ、最初に伝えたようにインバウンド獲得は
今後の日本において最重要課題です。

なので、また皆さんの反響があれば
インバウンドに関する記事も書いていきます!


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今日も一日お疲れ様でした!
明日も良い1日を☺️


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